21February 2015
ブダペスト滞在2泊3日の後半2日目。
(1日目はこちらを参照)
ブダペスト観光のおすすめは、カフェジェルボーでお茶。そしてフリーウォーキングツアーに参加。
明日の格安早朝フライトの『朝3時半起き』という地獄を前に、
今日はブダペスト滞在最後に極楽を味わうべく、
「これぞハンガリー、これがブダペスト!」とういう場所『
3箇所』へ観光に出かけることにしました。
《これぞブダペスト!その1》
ブダペストといえば、中央マーケット!子どもの食育にも最適!
中央マーケットは、ブダペスト観光でも人気の場所。
その中央マーケットへは、宿泊先のアパート前からトラムに乗って10分弱。
滞在中にトラムは何回乗るかわからないけど、多分乗って4回??
大人が3人いるので
10枚綴りの回数券を乗り場の券売機で購入しておきました。料金は3000Forint (約7£:1300円)。
乗車したら、車内のオレンジ色の小さなボックスでチケットに刻印します。
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トラム乗り場。
終点だったので、どの方向に乗ればいいのか迷わずに済みました。 |
1890終わりに年代に建てられた中央マーケットの屋根には、ハンガリーの陶器「ジョルナイ」製のものが使われています。かわいい!
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ブダペスト中央マーケット |
中央マーケット屋内の1階には野菜やお肉などの生鮮食品からハンガリーの名産品パプリカやはちみつなどの食料品、2階は刺繍やレースなどのお土産屋さんが並んでいます。地下にはスーパーもあります。
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とにかく広い! |
1階でスモークしたスイートパプリカの粉、サラミ、ハチミツではなくプロポリス、お土産サイズのアルコール度数50%あるパリンカというハンガリーのお酒の小瓶、などを一気買い。
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すでに飲み干した後ですが。
パリンカ、チェリーと杏味。 |
その後2階に移動。
娘はなぜかブダペストと刺繍のあるピンク色のベースボールキャップ、ハンガリーの民族衣装を来たお人形をナナに買ってもらっていました。
あーあ、また買ってもらって…。(クローゼットの隅の方に放り込まれる運命なのに)
昨日のウォーキングツアーのガイドさんに「中央マーケットで食事はおすすめしません!(高くてマズイ)」と口を酸っぱくして言われたのでマーケットを出て、向かいにある広場脇のヴァーツィ通りにあるテキトーに入ったレストランでランチ。
テキトーに入っただけあって、味もテキトーに普通。
今夜の晩餐に向けて昼食はスープだけにしておきました。
《これぞブダペスト!その2》
ブダペストといえば、温泉!
ランチのあと、市場の前の橋を歩いて渡りゲレールト温泉へ向かいます。
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有名な くさり橋ではありませんが、
橋の上から眺めるドナウ河沿いの町並みが素晴らしかった。 |
前回ブダペストに来た時は(まだ娘がいないとき)、お湯に浸かりながらチェスをするおじいさんたちの写真で有名なセーチェニ温泉へ行ったので、今回はこのゲレールト温泉にしました。
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ゲレールト温泉 |
子連れでブダペストの温泉!ですが、事前のリサーチによるとブダペスト市内の温泉では、14歳以下の子どもが入場できない場所があるようです。また14歳以下の子どもに温泉水は推奨できないとのこと、親の責任で入浴する場合にはどうぞ、といった感じ。
ブダペストの温泉で、オムツの取れていない赤ちゃんは、プールに入ることすらも難しそうですね。
とにかく、ブダペストで14歳以下の子連れで行ける温泉は、観光客が多いメジャーなところのみとなるようです。となると、観光客に人気のゲレルートかセーチェニのどちらかが良さそうです。
今回はゲレルート温泉でしたが、どちらかというと、プールやお風呂の種類が多かったセーチェニ温泉のほうが楽しめるかも。
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ゲレルート温泉のホール |
というわけで、荘厳な雰囲気のゲレルート温泉に到着。
入り口でチケットを買いアームバンドをもらった後、ロッカールームへ。
保守的なイギリス人のナナは、温泉に入ることにかなり抵抗があったようで、最初は「私は見てるだけにするわ…」とかなり消極的だったのが、何となくの流れで、結局、温泉に入ることに。(言葉通じない場所で、一人で待ってるのも嫌だわ。みたいな・笑)
でも、大丈夫。水着やタオルがなくても、ゲレルート温泉で全てレンタルできます。
この温泉施設は、観光客が多いにもかかわらず、どういうシステムになってるなどの説明がないのと、英語を流暢に話せる人が少ないようで、最初はどこへ行って何をすればいいのかマゴつきました。
分からないなりに、見よう見まねでローカルの人に混じってみるという、観光客にはかなり分かりずらいシステムのため、逆にローカルな経験ができていいかも。
まさか入ることになるとは思っていなかったナナの水着やタオルを借りたのちにロッカールームを探しあて、無事に水着に着替えたのですが、このロッカーがまた厄介でした…。
どうやって鍵をかけるのかが、全くわかりません。
ドアのキーホールにぶら下がってる鍵もなければ、コインを入れるところもなし…。
近くでちょうど着替え中に人に聞いたら、鍵のかけ方を教えてくれました。
中に荷物をいれドアを閉めた時に、入り口でもらったアームバンドの一部をドアの突起部分に押し当てると「カチッ」という音がして鍵がかかる仕組み!
これは観光客には分からないよなぁ…。
ところが、ママのロッカーは鍵が壊れていたようで、着替え終わった人が「帰るからここ使っていいよ!」と、そのロッカーを使わせてくれました。
ちなみに、入り口で追加料金を払うと完全個室になった更衣室も使用できますが、チケット購入の際に言わないと自動的にロッカー使用となるようです。
また、カード払いが可の水着やタオルのレンタルのデポジットは、返却時は現金で返金されるので、帰る際には、必ずデポジットの受け取りを忘れずに。
ゲレルート温泉には、40度、36度のお風呂(というかプール)、ものすごく冷たく入るのに並々ならぬ勇気がいるプールの計3箇所がありました。
もちろん厳寒の2月半ばのブダペスト、屋外は寒すぎて様子を見に行くことすらしませんでしたが、屋外で泳いでる人、いるのでしょうか…。
一応は温泉施設なので、あまり派手には泳げないのですが(唯一泳げるプールは、水が冷たすぎて入る気になれないし)、最近スイミングに通い始め水に対する抵抗がなくなってきた娘は、プカプカ浮かんで大喜びしていました。子どもがちょっと泳ぐくらいであれば、大目に見てくれます。
そして、話の流れで温泉に入ることになってしまったナナが楽しめていたのかどうかは、、、。
感想は聞いてませんが、ちょっとした「おみやげ話」にはなったかと…。
夏場の屋外プールは、小さな子連れでもオムツが取れていれば、かなり楽しめそうです。
《これぞブダペスト!その3》
ブダペストといえば、フォアグラ!
そしてハンガリー産のワインも忘れずに!
ゲレールト温泉の隣にあるホテル前からまたトラムに乗ってアパートに戻り、夕食の時間までちょっと休憩。その間、ママは濡れた水着やタオルを乾燥機に放り込みます。
乾燥機があると本当に便利〜!
子連れ旅行の宿泊先でアパートを借りる時は、洗濯機が付いているかをまず確かめ、付いている所を優先的に予約します。
ただでさえ荷物の多くなりがちな子連れ旅行、中・長期の子連れ旅で荷物を減らすコツのひとつ、洋服は必要枚数以上持たず、こまめに洗濯!
乾燥した気候のヨーロッパでは、洗濯機で脱水をかければ洗濯物は一晩で大体乾きます。
今日の夕食は、1週間前にロンドンからメールで予約を入れておいたレストラン
Bock Bistro Pest にてブダペスト最後の晩餐です!
そのお店は、アパートそばのキラーイ通りをまっすぐ10分ほど歩いて行ったところにありました。
予約時間の6時に行った時は、夕食にはまだ少し早い時間だったのかわが家以外のお客さんは、小学校高学年くらいの男の子のいる家族3人、女性二人組みしかいませんでした。
でも、週末土曜日ということもあってか、その他のテーブルにはみな『リザーブド(予約)』の札がおいてあり、今夜は満席のようです。
ワイナリーが経営しているビストロとあって、店内にはたくさんのワインボトル、テーブルにはコルクが敷き詰められていて、とても気さくな雰囲気のフレンドリーなレストランでした。
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わがやのディナーのおともはハンガリー産のこの赤ワイン
ハンガリーとクロアチア国境近くにある村Bocor産。 |
そして
ハンガリーといえば「
フォアグラ」。
ここハンガリーではお手軽な値段でフォアグラを味わえるということで、ママはお店で一番人気があるというちょっと変わり種「フォアグラすし」を前菜にチョイス。
ダディは「パプリカとフォアグラ」、ナナは軽めにスープ、娘は手作りパスタが入ったチキンスープを。
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フォアグラずし |
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いまだかつて見たことのない大きさの塊で出てきたフォアグラ。 |
この「フォアグラすし」ですが、結構斬新な組み合わせで予想外の味でした。
シャリの代わりにすっごい塊のフォアグラ、その上にはタレのかかった穴子がのっており、わさび味のピリリとしたソースが添えられておりました。
これがなんとも絶妙なハーモニーを作り出しており、「シェフやるな(偉そう!)」って感じのお味でした。
やはり素敵なレストランのシェフの味は美味しいのか、娘は一滴も残さずにスープを飲み干しました。
メインはお肉系。
ダディはダック、ママはウサギ、ナナはポークを選びました。
こちらも美味しかったのですが、前菜のフォアグラの量が結構あったので、お肉の付け合わせのリゾットまで手がつけられませんでした…。
娘は、メニューにはない「ポテトフライ」を特別に作ってもらい、ケチャップ(もちろん手作り)をつけながらこちらも完食。
でも、もちろんデザートは別腹。
娘はバニラアイスクリームを1スクープ、ママは栗のムースとダディはチョコレートケーキ、ナナはライスプディングをチョイス。
美味しいハンガリー産の赤ワインにお料理3コースで、ブダペスト最後の夜の食事を大満喫。
大人三人プラス子ども一人、お腹がはちきれんばかりに食べて飲んで、
合計なんと100ポンドほど。
ロンドンじゃありえない価格…。
このビストロで一つ反省点をあげるとすれば、1皿のボリュームが結構あるので、前菜の「フォアグラずし」は1貫で良かったかも(メニューに1貫の値段も書いてあった!)。
わが家が食事している間に飛び込みで訪れたツーリストらしき3人家族がいましたが、「ただいま満席で、10時までテーブルが空きません」といわれて帰っていったので、早め(わが家は1週間前程度に予約)には予約を入れたほうがよさそうです。
今日1日でブダペストでやりたいことは全てやりつくしました。
満足💓
明日は地獄の、ライアンエアー「だから激安」早朝フライトが待っています。(いや本当に激安。。)
***旅の学校〜子連れでもっと旅情報***
ハンガリー/ブダペスト
街の子連れに優しい度 ★★★☆☆
人気の観光都市だけあってどこも人は多いですが、街中は歩道が広く歩行者専用の道路も多いので、子連れでも安心して歩けます。
もちろん街の人は皆んな親切ですが、話しかけてもないのに近寄ってくる人には、よからぬ人もいるので用心するにこしたことはありません。これはどこの国に行ってもそうですが。
今回の子連れ宿泊先:
宿の子連れに優しい度 ★★★★☆
トラム、地下鉄駅から共に徒歩2〜3分のレンタル・アパート。
スーパーや両替所、銀行、カフェやレストランなど生活と観光に必要な場所が全てが数分以内。ドナウ川までも歩いて10分以内とロケーションは抜群にいいです。
まだ新しく綺麗な2ベッドルーム、2バスルーム。キッチンは洗濯機と乾燥機付きなので、自炊も洗濯もできて子連れ旅行にバッチリ。
ちなみに、ナナと娘が一緒に寝るはずだったダブルベッドにはシングルのマットレスが2枚はめてあり、シングルの掛け布団も2枚あったので、ベッドから1枚マットレスを外し床の上に置いて寝相の悪い娘は床の上のマットレスで寝かせました。
これでナナは誰からもキックされることなく平和に眠れました…。
子ども向けの設備が特別あるわけではありませんでしたが、2ベッドルームでこの便利なロケーション、そして洗濯機に乾燥機付き!
この値段はかなりお得です。そしてもちろん家族旅行に最適。宿のオーナーさんもすごく親切です。ちなみにすぐ近くにプレイエリア付きキッズフレンドリーなレストランがあります。
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電車料金:6歳以下は無料。6〜13歳は子供料金。
子連れアクティビティ充実度:★★★★☆
乗り鉄キッズには、子ども鉄道がおすすめ。ブダ側を
乗り物で回るルートが紹介されています(英語)。温泉のプールやパペットシアターなども楽しめるかな。
ハンガリー国立歌劇場では子供向けのプログラムもあるので、タイミングが合えば楽しい時間を過ごせると思います。
国立劇場の館内を回るツアーは6歳以下は無料。絢爛豪華な内装は一見の価値ありです。
子連れ食べ物充実度:★★★★★
観光都市なので一通りいろんなものが食べられます。注文するときは子ども用に唐辛子が入ってないか念のため聞きましょう。
ハンガリー料理のグヤーシュと呼ばれるシチューは、パスタも入り野菜もとれて一石二鳥。
レベルの高いレストランを安価に楽しめるのがブダペストのいいところ。子連れでレストランもOK!
赤ちゃん用品の充実度(手に入れやすさ):★★★★★
スーパーなどで簡単に手に入ります。