いよいよ今日から約二ヶ月ちょっとの東南アジア子連れ旅行の幕開け。
まるで運動会の日の朝のような清々しい気分です。
今回ダディは仕事で上海に滞在しているので、そこから直接香港へと向かいます。
ママと娘は、今までコツコツと貯めていたスターアライアンスのマイレージ消化で、まずは成田からANA便で北京へ向かい、そこでAir Chinaに乗り換えて香港へ。
少し前に到着しているはずのダディとは、事前にネットで調べておいた香港国際空港内のカフェで待ち合わせることにしました。
まずは北京へ
成田空港から朝10:35の飛行機に乗るために、7時位に家を出ました。
いつも成田空港まで行く時には「JR成田駅」で電車を乗り換えるのですが、その乗り継ぎ時間が「たった3分」と、とても短い時があります。
JR成田駅はそんなに大きな駅ではありませんが、大きな重い荷物を持ちさらに娘の手を引いて乗り換えるのは至難の技。
なので、いつも「ばあば」がお見送りに空港まで一緒についてきてくれます。
この日も「ばあば」とともにJR成田駅に無事到着。
そしてここからが勝負、たった「3分」の乗り換え…。
小さな駅とはいえ、朝の通勤通学の時間帯はそれなりに混雑しており、プラットフォームを登るエスカレーターには行列が。
このエスカレーターに乗る順番を待っていては、時間がかかりすぎます。
「あかん、これでは間に合わん!」
と、乗り換え時間「3分」という限られた時間の中、およそ20キロのスーツケースを必死の形相で抱えながら階段を駆け上がります。
無事に荷物を電車の中に運び入れ、ふ〜っと一息つくつのも束の間、混雑する車内を見渡しますが、娘の手を握った「ばあば」の姿が一向に見当たりません。
「きっと他の車両に乗ったんだな!」
と、特に気にせずそのまま電車が発車するのを待つと、すぐにドアが閉まりました。
そこへピロロ〜と携帯にメッセージが。
ただ一行、「次の電車で行くわね」と。
なんと娘の手をつないだばあば、
どうやら、
3分の電車の乗り換え失敗!!
しょっぱなから、スーツケースとパスポートを持った私だけが先に空港に到着するというハプニング…。
幸い、成田駅から成田空港駅への次の電車がすぐにやってきたようで、ママが空港改札口付近で20分ほど待ったところで、娘とばあばがやってきました。
いや〜よかったよー!
なんと「ばあば」、成田駅で乗り換えの際、人の流れに沿ってまさかの一旦改札を出てしまったのだそう。
ボケるにはまだ早いよ『ばあば』。
気が気じゃなかったよー
ママはといえば、成田空港の駅改札を出たところで娘とばあばを待っている間、セキュリティーの人にそこで立ち止まらないでくださいと怒られるし(でも、小さな娘をどこで待てば…)、チェックインへの時間はどんどん過ぎていくし、全く生きた心地がしませんでした…。
焦りながら空港で飛行機の発着時刻をチェックすると、なんと!ちょうど「30分遅れ」の表示。ほっ、助かった!
というわけで、気分的にも余裕を取り戻し、いざ北京へ!
気を取り直して、成田空港で余裕の記念撮影 |
ところがその後、飛行機は、ゲート内でさらに遅延。
何だかんだいって、合計で成田で1時間ほど足止めを食らうはめに。
このおかげで北京空港で90分程あった乗り継ぎ時間が、たった30分と大幅短縮…。
あわわわわ…。
ざわざわと気分が落ち着かぬ、成田ー北京間のフライトとなりました。
ざわざわした気持ちで何度もチェックした飛行機の機内誌に北京空港での乗り継ぎの方法が書いてありましたが、
①降機、②国際乗り継ぎ専用カウンターでのチェック(搭乗ゲート確認)、③国際線乗り継ぎ専用入出国カウンター、④搭乗階(2階)へ専用エスカレーターで移動、⑤手荷物安全検査、⑥搭乗待合室入り、⑦搭乗
何だかかなり複雑な乗り継ぎ…。
かなり広い初めての空港で方角もよくわからない、しかも子連れ、手荷物重し…。
「無事に乗り継げるのだろうか…」
と心配になり、飛行機の機内で、乗務員に香港便への乗り継ぎがあることを伝えると、北京で飛行機を降りたら、乗り継ぎをアシスタントする地上職員を手配しますとのこと。
ただでさえ(複雑で)不安がつのるトランジットだったので、ちょっとひと安心しました。
やっと到着、北京でトランジット
北京に到着し飛行機を降りると、空港職員の女性がママの名前を書いた紙を持って待ち構えていました。
成田で搭乗口で直前に預けた娘のバギーが運び出されていて、その女性が「バギーいらないの?」と聞くので、時間がないところでバギー開いて娘乗せて…って、また面倒臭い!と思ったので、「大丈夫。歩かせるから。」といったら、(今思うと)ちょっと怪訝そうな顔をされました。
とにかく急がないと香港行きの便に間に合わない。
娘の手を握りしめ、足早に去るその女性空港職員の後を小走りで追います。
もちろん免税店なんて見る余裕は、これっぽっちもなし。
それどころか、周りの風景すら見る余裕もなし、ただただ混雑する中国の空港内で、女性職員の後ろ姿を見失わないようにと、足早に追いかけるのみ。
この時、どうしてあの時「バギーいらない」と言ったのか?
後悔しました。
北京空港、巨大すぎます。
乗り継ぎなのに想像以上に距離があり、娘が途中で「ダッコー」と言い始めたので、ママは左肩に荷物を担ぎ右側に娘を抱っこすることでバランスを保ち、ちょっと遅れを取って見失いかけた地上係員の女性を追いかけます。
もう重くて両肩が壊れそう〜。
しかも、こんなに乗り継ぎ時間が短かったら、ロストバゲージされる可能性大だし、やっぱりあの時、面倒臭がらずにバギー受け取っておけばよかったよぉぉ…。
すると、言わんこっちゃないとばかりに、社会主義特有で無愛想に見える女性が、子ども用の車型のカートを探して来てくれました。
「おおおお、ありがとう!!!」
急いでカートに娘と荷物を乗せて爆走。
さらに女性を追いかけます。
北京空港内をこのカートで疾走。 |
乗り継ぎの搭乗口ゲートまでどれ位かかったでしょうか…。
重い荷物を持ち娘の手を引きながら、無愛想に見える地上係員の女性の姿を追うことに必死だったので、あまり記憶に残っていませんが、北京空港内の乗り継ぎはかなり距離があり、途中で手荷物セキュリティチェックやイミグレーションの審査もありました。
これが、また長蛇の列!
こともあろうに乗り継ぎイミグレ担当官は、乗り換え時間で焦ってる乗客なんてもちろん関係なし、ノロノロとパスポートにスタンプを押しており、無愛想に見えるこの地上係員の女性がいなかったら、この長い列を先に通してもらったり、どこに行けばいいのかすらわからなかったー!
これを自力で乗り継ごうと思ったら、絶対ムリだった…。
ちなみに時間があっても迷ったと思う…。
こんだけ焦って乗り継ぎの移動をしたにもかかわらず、北京からの香港便は、エアーチャイナだとばかり思っていたら、なぜかマカオ航空の機体に乗せられ、さらに機内で1時間ほど待たされるという惨事…。
予定時刻の約2時間遅れ、午後9時位にやっと「香港」に到着できた時は、心底ホッとしました。
なぜなら香港に着くまでの間、実は心の中で「中国のド田舎の訳のわからない空港とかに連れて行かれたりしないだろうか…。」と不安に思ってました。
だって北京空港でマカオ航空のタラップを登る直前まで「本当にこの飛行機で良いのか、香港に連れて行ってくれるのか?!」と半信半疑だったから…。
ちなみに、タラップを登る直前、直ぐそばにいた英語が話せそうな白人女性にも「これ香港行きででいいんですよね?!」と聞いたくらい。しかもその女性も「どうやら、そうみたいね…」と自信なさげ?!
他は中国の人で、どの人が英語(もしくは日本語)が話せるのか区別がつかないし…。
こんな状況じゃ、どうせロスバケ(ロストバゲージ)してんだろ〜なぁと思ってたけど、奇跡的にすべての荷物をピックアップ。
ああ、ありがとうございます。
ママと娘、そして荷物まで、すべて無事に香港まで運んでいただき感謝します!!
そして、ゲートをくくればそこには手を広げた旦那がお出迎え!!
と、もちろん、そう上手く行くはずもなく。
待ち合わせ場所に行ってみても、ダディはおらず。
「チッ、なんだ焦って損した…。」
ネットでメールをチェックしたら、ダディの飛行機も遅れているとのこと、香港空港のカフェでさらに1時間ほど待ちぼうけのママと娘…。
無事に香港到着
1時間ほど遅れてやってきたダディと3人で、時間も時間なので先ずは空港内で簡単に夕ご飯をすませ、香港国際空港からエアポートエクスプレスに乗り香港駅へ。
そこでさらに地下鉄に乗り換えホテルのあるチャイワン駅まで。
今回の宿はちょっとわかりにくい場所にありましたが、慣れると駅直結で意外と便利、新しく清潔で部屋も広め。
香港のホテルはかなり高いので、ホステルとはいえ、広めで清潔でこの値段はかなりお値打ち。ちょうど1ヶ月前の値段がさがったときのお得な価格予約したのですが、ビジネスホテル並みのクオリティでこの値段は香港ではまずないでしょう。
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