今朝の食事は昨日とはまた少し違ったメニューで、今日はフライドポテトの入ったキッシュがありました。美味しい！
このお料理は宿の人が毎日すべて作っているのだそうです。
閑散期でもこの量を作るのは大変だろうにピークシーズンはどれだけの量を作るんだろう…。ぐうたらママには考えられません。リスペクト！
 |
| ナクソス島は結構大きいです。 |
朝食の途中で、宿の人がアルミホイルをくれて「９時半のフェリーよね？フェリーの中で食べるためにケーキとかフルーツとか好きなだけ持っていっていいわよ。」といってくれたので、お言葉に甘えてケーキやフルーツをいただいていきました。
部屋も綺麗で広いし宿の人は家庭的で温かく、今までに泊まった宿の中で１〜２位を争う素敵なところでした。ああ、あと数泊したかったな〜。
宿の人が言うには、ギリシャの財政危機問題に対して、ニュースで報道されるほどの深刻さは一般市民には感じられないそうです。
またシリア難民に関しても『トルコに近い一部の島は対応に追われてるけど、ギリシャだけじゃなくて国際問題よね。』とのこと。
確かに、テレビなどの報道でみられるような経済的な深刻さは、今のところギリシャで全く感じてません。
そんな話を宿の人と話していると、手配してくれたタクシーがやってきました。もちろんタクシー送迎料金は宿代に込み、無事に朝９時半出航のブルースターフェリーに乗り込むことができました。
アテネのピレウス港には午後３時に到着予定で、今日は長旅です。
最初はエコノミー席に座っていたのですが、ダディがそんなに料金が変わらないからアップグレードしてビジネスクラスに行こう！というので、フロントで追加のお金を払いビジネスクラスへ。
ほとんどが観光客らしき人で、ソファーもありゆったりとしたエリアでした。
例えていうなら、マクドナルドからレストラン（でもチェーン店）に移ったって感じでしょうか。
窓際に席をみつけ側に荷物を降ろしくつろいでいると、右側のテーブルにはギリシャ人の女性が一人、左隣にはアメリカ人のシニアカップル、後ろに娘と同じくらいの年齢の女の子を連れた家族がやって来ました。
フェリーは、ナクソスを出た１時間後くらいにパロス島に寄港したのち、アテネのピレウス港へ向かいます…。
が、
海、大シケ。
フェリー大揺れ。
ブルースターフェリーはゆっくりと進む大型船だから、ほとんど揺れないと思ってたのに！！
まるで児童公園のシーソーの上に立ってるような状態。
じっと座っていると、本気で気分が悪くなりそうだったので、気分転換に娘と外のデッキへ向かおうとエコノミー席を通り抜けていくと「袋！袋かして！！」と言っている女性が…。
海風にあたりにデッキに出たものの、あまりにも揺れるので、まっすぐ立っていることができず、よたよたしながら直ぐに席に戻りました。
そんなこんなしていると、後ろの席の女の子がいよいよヒマになったらしく、「ねぇ、あの子、目開けてるよ〜（気分悪くないよ）」とか「あの子と遊んでもいい？』と言っているのが聞こえ始めました。
しばらくすると、ついに女の子が『一緒にあそぼ！！』とやってきました。
ママもダディも船酔いで気分が良くないので『もう、ぜひぜひ！一緒に遊んでやって〜』。
下船するまで、二人で仲良く遊んでいました。
『救われました…。』
お互いの親がそう思ったことでしょう。
船の揺れも穏やかになり、気分的にゆとりができたので、ママのほうに話しかけてみると、オーストラリア人でイギリス在住とのこと。
聞くとオリーブちゃん（女の子）は娘より１歳年下で、パパのお父さんがギリシャ出身らしく、ギリシャには毎年来るのだと言っていました。アテネに詳しいようで、ピレウス港から市内までの行き方を教えてくれ助かりました。
その後、オリーブちゃん一家はピレスス港からはタクシー、わが家は地下鉄でいくということで船の中で別れました。
ピレウス港から今日の宿のあるシングル・フィクス駅までは、地下鉄で移動。オモニアで１回乗り換えましたが、わかりやすかったです。
宿にチェックインし、船酔いですっかり食欲が失せて食べ損なっていたナクソス島の宿で包んでもらったフルーツとケーキをつまみながら、お湯を沸かしてお部屋でティータイム。
ナクソスのママの味、美味しかったです。
アテネ初日の夕食はちょっと散策を兼ねてアクロポリ駅方面へ歩き駅前のお客さんで混んでいそうなお店に入ってみました。
が、どうやら食べるより飲むのがメインのお店だったようで、みんなお酒片手にプカプカ煙草を吸っていたので、グリーク・サラダとムサカをそそくさと食べて宿に戻りました。
今晩の宿は、値段の割にはきれいなビジネスホテルなのですが、どうやら壁が薄いのか、隣の部屋の人が軟聴なのか…。
娘の寝入る時間にちょうど、隣の部屋からものすごい映画を見る爆音。さすがに夜の１０時くらいには、ボリュームが小さくなりましたが、深夜２時くらいまでテレビの音がかすかに聞こえていました…。
この手のビジネスホテルにありがちな作りです。
明日は静かで平和な夜でありますように。
にほんブログ村
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿