2015年11月5日木曜日

【子連れでギリシャ旅行】サントリーニ島フィラの絶景ポイントはココ!

サントリーニ島2日目。
寒いロンドンを逃れ太陽の光を求めにやってきた「子連れでギリシャ」はサントリーニ島。


この時期に親子3人往復200ポンドで来れる暖かい島はここしかなかった。にも関わらず、今日はあいにくの曇り空…。
おまけに海から吹き上げる風が強く思ってたよりも寒い…。
ロンドンより確実に暖かいのですが、この曇天にはちょっとガッカリ…。

明日からは天気が回復するようなので、フィラのメインスクエアーにあるカフェで朝食を食べた後、今日は滞在先の宿がありお店や博物館などがたくさんあるサントリーニ島の中心街「フィラ」の街を散策することにしました。サントリーニ島は、このフィラを起点としてバスが出ており、どこへ行くにも20〜30分ほどで行けてしまうほどの小さな島です。


フィラの街の中は、お土産やさんやタベルナ(飲食店)が迷路のような路地に連なり、島の断崖絶壁の斜面には海に面して、プールやジャグジーがあるラグジュリーなホテルがたくさん。

さすがにこの曇り空と風の中でテラスでくつろいでいる人は誰もいませんでしたが、写真で見ていたあのサントリーニ島の風景が広がります。


フィロステファニまでのはずがイメロヴィグリまでお散歩

お土産屋さんなどが連なるエリアを抜け、ここからフィラの少し北にある隣町のフィロステファニという集落までは約10分ほどの道のりだということで、海沿いにある洞窟ホテルが並ぶ遊歩道を風にあおられながらお散歩。
というか、坂道や階段がありトレッキングに近い状態です。


サントリーニ島の中心地フィラから世界一の夕日が観れるという島の北端にあるイアまでは、歩いて2時間〜3時間ほどの道のりらしいのですが、ちょっと寒いので断念。

でも、このイアに続く遊歩道はめくるめく絶景。
クルマ通りがない歩道なので、子連れでも安心。ただバギーが必要な乳幼児連れの家族には、でこぼこ道や階段があるので難しいかな。
崖沿いには急階段があったりするので、うっかり転落事故にも注意です。


断崖絶壁にある真っ白なホテルが並ぶ風景の中に時折、鮮やかなピンク色の花が咲いていたり、細い迷路のような道の途中にはホテル専用の小さな階段があったり。
また港に停泊している大きなクルーズ船を眺めたりしながら歩いていきます。



おそらく、イアから歩いて来たらしい本格的なトレッキングステッキを持って歩く人たちにもすれ違いましたが、わが家は5歳児と一緒。途中絶景カフェで休憩をしつつのんびり1〜1時間半ほど歩いたところで、眺めのいい教会に突き当たったので、遊歩道を外れて小さな集落に出たところで切り上げました。
この遊歩道はどこをとっても絶景なので、オススメです。





てっきりその小さな集落が隣村かと思っていたら、結局そのもう一つ先の村イメロヴィグリまで歩いていました…。

帰路はバスに乗って帰ろうと、ちょうどバス停をみつけた目の前で、バスに行かれてしまいました。ところが運良くタクシーが通ったので、タクシーに乗ってフィラまで一気に戻りました。およそ5〜10分の道のりで、7ユーロでした。


フィラのオススメレストランへ


お昼は宿の人が推薦してくれた、ママズハウスへ。
ガイドブックに掲載されているのか、みなアジア系の観光客でした。
一見ぶっきらぼうな感じの店員さんですが、みな子ども好きと見え、娘の名前や年齢を聞いたり色々と話かけてくれました。

ここでも昨日の夜食べて気に入ったケイパー入りの「サントリーニ・サラダ」を注文。
それからタコのグリルと娘用にミートボール・パスタも。
娘はミートボールだけをペロリと平らげ、親はパスタばかり食べるハメに。
タコのグリルは「コワい」と言って見向きもしませんでした。



たくさん食べてみたいものがあるにもかかわらず、大人二人と子ども一人では、胃袋にもさすがに限界があり。しかもギリシャのレストランは、どこも1皿の量が多いようで、あれこれ頼むと到底食べきれない量がでてきます。
ちょっと足りないかな?と思うぐらいでちょうどいいようです。

すっかりお腹いっぱいになった後は、新先史期博物館へ。
館内はそれほど広くありませんが、アクロティリから発掘された壁画などが展示されていました。遺跡好きにはたまらない場所です。娘も壁画や壺に描かれている絵を一生懸命に見てました。



フィラの夕食


その後、宿にいったん戻ってしばらく休憩。
この日の夕食は、Naoussa Tavernへ。このレストランも眺めがよく、フィラの雑踏を逃れちょっと落ち着いたエリアにあります。
ここでもまたムサカ、サントリーニサラダ、ほうれん草のパイ、いわしのグリルを注文。
やっぱり魚介類が美味しい国は、食べ物の色が豊かでいいですね。
肉食の娘はムサカかミートボールか…。魚介も食べて欲しいところですが。

しょっぱなから飛ばして食べているのと、まだ1皿にどれくらいの量が出てくるのかが
つかめてないので、常にお腹いっぱいな感じです…。

夕暮れ色に染まるサントリーニ島の風景を眺めながら食事をした後、
今度はオレンジ色の灯りがともる町の風景を見ながら宿に戻りました。
いつの時間帯でも絵になるサントリーニ島。



観光島サントリーニ

オフシーズンにも関わらず、クルーズ船が停泊すると船から降りた観光客がうわーと一気に街中に押し寄せてくるので、サントリーニ島の中心部であるフィラの町は昼間は結構人が多く、夜はみんな船に引き上げて行くので若干静かといった感じでした。
サントリーニ島内で危険を感じたことは全くないし、経済破綻しているようにも思えませんでした。

聞くところによると、サントリーニ島全体の人口が10,000人ちょっとなのに対し、訪れる観光客の数は年間500,000人!!とのこと。正確な数字はわかりませんが、アテネ周辺の失業率が28%(2013年)に対して、若年層の失業率は50%近いギリシャを考えると、エーゲ海の観光島の失業率は16.9%とギリシャ全体の約半分なんだそう。
日本の失業率が3%〜5%、イギリスで6%ほどと考えると、失業率は高いけど、ギリシャ経済がどれだけ島の観光業に頼ってるかってことなんでしょうね。


サントリーニ島ブームの中国

しかも、中国では、この小さなサントリーニ島への観光がここ数年大ブームらしく、サントリーニ島を舞台としたテレビドラマが大ヒットしたおかげで、2015年の中国からの観光客は、前年比20%増しの120,000人だったそう。
確かに、閑散期のギリシャの島に西欧人の姿はあまりなく、日中街の中で目視してるだけでも明らかにアジア人のほうが多く、ガイドブックに紹介されているようなレストランはアジア人だらけで、まるでギリシャのテーマパークに来たんじゃないかと錯覚するくらいでした。
ギリシャ経済を救うのは、オフシーズンにやってくる中国からのツアー観光客かもしれないです…。

サントリーニ島フィラの宿泊先
アントニア・ホテル

宿の子連れに優しい度 ★★
とてもアットホームな宿。一番下はまだ3歳という3人のお子さんがいるオーナーのおじさんがいろいろと気にかけてくれます。
ギリシャの人は皆んな子どもに優しいですが、ここののスタッフみんな子どもに優しい。
朝食は付いていませんが、近所に美味しいパンやさんあり。ラウンジエリアで食べられます。コーヒーや紅茶、子どもにはホットチョコレートのホットドリンクだけでなく、白ワインまでもが飲み放題。空港や港まで無料往復送迎付きなのがマル。


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