2015年3月9日月曜日

【子連れでポーランドの旅】ポーランドでお誕生日パーティー 

15 February 〜18 February 2015

さてさて、今日は自分のお誕生日ということで、朝から気分は最高潮の娘…。

今日は見知らぬポーランド人の子ども達が集まるということで、娘はいささか緊張気味の様子ですが、お誕生日のプレゼントにナナから絵本(すでに早めの誕生日プレゼントでバービー人形をもらっている)、ママとダディからパーティドレスとうさぎのぬいぐるみ、おじさんからはピンクのトランキ(子供用スーツケース)をもらって大興奮。

さっそくもらったばかりのパーティドレスに自分で着替え、鏡を見てうっとりしています。
こういうところは、やっぱり女子やね〜。

今日は、わが家3人とナナ、おじさんは夕方4時のパーティが始まる時間まで何もすることがないので、湖の周りを散歩に行こうと外に出てしばらく歩いてみます。

が、湖の表面は氷が張っていて半端なく寒い!!!




氷のかけらをみつけて大喜びの娘

なので、みんな寒さにへたれて30分ほどで家に帰りました…。

やがて彼女と息子、そしてバブーシュカがたくさんの買い物を抱えて帰ってきました。彼女は「頼んでいたケーキを取りに行く」とまた出て行ったので、残されたバブーシュカとママ、ナナは楽しくおしゃべりしながらパーティのフィンガーフード作りのお手伝い。
バブーシュカはとっても気さくでいい人なんです。

といっても、きゅうりのピクルス、チーズ、サラミを切って楊枝にさすだけでしたが…。あとは山盛りのスナック菓子とチキンを準備します。

ダディと子どもたちは風船を膨らませたりして準備も着々と進み、もうすぐパーティが始まるということで子どもたちだけでなく、大人も気分が盛り上がり始めます。

そこへケーキをピックアップして戻って来た彼女。
ケーキには二人の名前が書いてありましたが、なんと娘の名前の綴りがポーランド風…。

「まぁ…そういうこともあるわよね…」と思っていたら、不憫に思ったのかナナが、ケーキのスペルを上手く正してくれていました。
自分の名前のスペルくらいはもうわかる年齢だもんね。


3時半すぎ、先ずはキッズパーティのコーディネーターのお姉さん二人が登場。
さっそくメイキャップ道具を広げて、娘と男の子にフェイスペインティングを施してくれます。
これで娘と男の子のパーティへの期待もさらに高まります…。


4時を過ぎてようやくゲストがポツリポツリと集まり始めます。

玄関先で男の子にプレゼントを手渡しながら、おそらくポーランド語で「お誕生日おめでとう!」などと声をかけているのでしょう。
ここまでは、まぁ見知らぬ言葉にとまどいつつも、異文化交流の一環ってことだよね…。ってことで言い聞かせてましたが・・・。

でも、次々現れるゲストの誰からも一言も「ハッピーバースデー」の言葉をかけてもらえないバースデーガールの顔から笑顔が消えていくには、そう時間がかかりませんでした。

誰も娘も誕生日なのを知らない?!
それとも、知らない子だからムシ?!

何週間も前から、誕生日を楽しみにしていた娘の顔から先ほどまでのニコニコ顏が消えて一気に落胆した表情に…。

コーディネーターのお姉さんも英語が話せるにもかかわらず、ポーランド語のわからない娘のことは全く無視してゲームを進行させていきます。

明らかに内容がわからなくつまらなそうな表情の娘。

一人で遊ぶ娘

本日のバースデーガールであるのも関わらず明らかにがっかりした表情の娘。
落胆した表情を見せる娘の隣で、さらにがっかりしているナナ…。

これは明らかに異文化交流とかそういう問題ではないよね!
配慮の問題。

そして、一人ぽつんとつまらなそうにしている娘の姿を見て、「さすがにこれはちょっとムゴイな…。人一倍ものすごく楽しみにしていた誕生日なのに…。」と、親の私でも涙が出そうになりました。

その後、ダディの助けを得ながらも娘は徐々に他の子どもたちのするゲームの中に加わっていきましたが…。

そんな娘の姿を見ていたら、ママはまた涙が出ました。
「さすがだよ、強くたくましく育ってくれてるね。。。」



スナックを食べるテーブルも娘は端っこの方にみんなと離れてポツーンと一人。
ケーキのろうそくは子どもたち二人で消しましたが、ハッピーバースデーの歌はもちろんポーランド語オンリー。

「せめて歌ぐらい」と思い、ポーランド語の歌が終わるや否や、すぐにママが「じゃあ次は英語でハッピーバースデを歌おう!」と声を張り上げ歌いました。

ポーランドの子どもでも英語で歌える子は歌ってくれました。

なんだ歌えるんじゃないか!!!

コーディネーターも少し気をきかせてくれりゃいいのに。
娘もこれでちょっと笑顔になったので、

よかった!!

また涙が出ました。

パーティを撤収するコーディネーターのお姉さんたちにナナが「今日はこの子誕生日でもあるんですよ」というと、お姉さんたちはそんなことはまったく知らなかった模様。
そんなことなら最初に言っておけばよかった。
そしたら娘のことももう少し考慮してくれてたのかも。

子育てに正解はありませんが、今回の旅を通して、改めて「わが家の子育て」を考え、身が引き締まる思いでした。
それにしても、娘にはかわいそうな思いをさせてしまった。。。ごめんね。
っつうかさ、自分の子が可愛いのはよくわかるけど、それにしてもちょっとヒドくない?!

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