2015年3月28日土曜日

【子連れでインドネシア】バリ島一番の夕日が見れるウルワツ寺院でケチャダンス鑑賞

子連れでバリ島の旅、島の南端にある知り合いのヴィラに滞在中の2日目。
午後遅く、ヴィラの車でウルワツ寺院(Pura Luhur Ulu Watu)へと向かいます。
バトゥン半島の断崖絶壁に建つ10世紀ごろにこ建立されたウルワツ寺院は、バリ島で一番綺麗なサンセットが見れる最高のロケーションとして有名で、またバリ島の伝統舞踏ケチャダンスが行われているとあって、いつもたくさんの観光客で賑わっているのだそうです

このケチャダンスはママにとって今回の子連れバリ旅行の目玉。
過去に旅行系雑誌のデザインの仕事をしていた時に、バリ島特集のケチャダンスの写真がものすごく印象的で、それ以来、いつかバリ島を訪れたら必ず見たいと思っていました。


ウルワツ寺院には午後5時前には到着し、ドライバーさんがチケットの購入などを手早く済ませてくれました。


海の霊がまつられているという寺院に入るためには、ズボンやスカートの人は入り口で腰に帯を巻き、丈の短いボトムスを履いている人は、肌を隠すための布が渡されます。


ドライバーさんには、入り口を入ると猿がたくさんいるので、メガネや帽子、カメラなど取られないように気をつけてくださいね。と注意を受けます。



さすがバリ島一番の夕日が見れるとあって、寺院内への参道は、すでにものすごい観光客の数です。
そんな雑踏の中、寺院の前では宗教儀式を行う人がいて、とても厳かな雰囲気です。






ウルワツ寺院の建つ断崖絶壁の上から眺める景色は、大勢の観光客がいる以外は、文句のつけようがないくらい素晴らしくて、日が沈むところをずっと眺めていたかったのですが、早々に同じ敷地内にある18時から始まるケチャダンスの場所に移動します。



円形に階段状のシートが並んでいるステージは、開始30分前にも関わらず、すでにたくさんの人で埋めつくされていて、わが家が訪れた時点では、恐らくあまりステージが良く見えない一番下の段しか空いておらず。
階段の一番下に腰掛けダンスが始まるのを待つ間に、観客はどんどん増え続け、最後は地べたに座る人もいるほどでした。



観客各自がどうにか座る場所を見つけ、その場にいるみんながケチャダンスの開始を今か今かと待ち構えていると、やがて空が夕日で真っ赤に染まり太陽が沈み始めた頃、ステージ中央部でお清めのような儀式が始まりました。

シーンと静まり返ったステージに半裸で腰に布を巻き、頭にはランジパニの花を挿した男性が数人中央に座り始め、緊張感が高まった頃、

娘が突然、
『おしっこ〜』

.....慌ててシアターの外に出て茂みの中で用を足し、また地べたに座った人の合間を縫って元いた場所に無事に戻りました…。

ふぅ、ケチャダンスの途中で言われなくて良かったよぉ〜 。



インド洋の彼方に真っ赤な夕日が落ちて行く時間に合わせて行われるケチャダンスは、自然光を生かした屋外ロケーションにあり、人間の声が繰り出すガムランのサウンドと海の波の音とが織りなす人間と自然の調和がこのダンスをより一層、超自然的で崇高なものへと導いています。

上半身裸の男性たちの声が奏でる「チャ、チャ、チャ」というサウンドの中で、舞踏劇が行われるのですが、みんなトランス状態になっていて、見てる方は鳥肌もんです。

日が落ちてやがて辺りが暗闇に包まれると、炎が上がりストーリーはクライマックスに。
ストーリー展開や、自然光を生かしたライティング、ダンサーの美しい衣装に、男性たちの声が生み出すうねりのあるサウンド。
自然を生かした芸術として考えると、本当によくできていました。




娘も飽きずに最後までちゃんと見ていて、3歳児ながら登場人物(猿の役が出てくる)とストーリー展開をほぼ理解していて驚きました。


ケチャダンサーの人との記念撮影に怖がる娘。
ちょっと意外だったのは、もともとは宗教的儀式であったケチャダンスが観光客用にアレンジされた伝統芸能であるということ。しかも、消え行くケチャの伝統を憂いたドイツ人の画家によって生み出されたと聞いて再度びっくり!

つんくも真っ青なプロデュース力だな、このドイツ人アーティスト…。
現代に生きていたら画家ではなく、きっとかなり大物プロデューサーになっていたに違いないです。

ところで、今回のバリ島子連れ旅で一番気を使ったのは、「虫除け」。
マラリアやデング熱にかからないようにと、色んな蚊除けを日本とイギリスから持参しました。

ウルワツ寺院を訪れた時も、娘には虫除けを塗った上にちょっと暑そうでしたが、長袖カーディガンとレギンスの上に靴下を履かせ、腕に携帯用の電子香取りマット装着とフル装備で向かいました。
他の観光客は普通に夏服をきてので、そこまで警戒しなくても大丈夫だったかもしれません…。
でも、念には念を入れてです。

自然が豊かなバリ島だけにどうしても虫が多いので、
『虫除け』は必需品です。


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