2012年8月22日水曜日

【子連れでロシア】親子乗り鉄、2歳児と乗るシベリア鉄道 

シベリア最大の街イルクツクからウランウデをバイカル湖に沿って走る電車の中、娘2歳半を連れてシベリア鉄道で親子乗り鉄をした時のことです。

モスクワ発の最新車両の電車にわが家3人が乗車すると、同じコンパートメントにはまだ寝ているロシア人のおばさん二人が下段の両方に寝ていました。

広大なロシアには同じ国の中に11のタイムゾーンがあり、国内でも東と西の端では10時間もの時差があるので、おそらくモスクワから乗車した爆睡中のおばさんたちにとって、モスクワ時間の明け方に乗り込んできたわが家は迷惑もいいところだったようです。

それにしても2歳半の子供がいて荷物もあるわが家にとっても無愛想…。
あいさつぐらいしても良さそうなもの。
ちゃんとドアをノックして入ったし、荷物だけ置いたら(通路に置いといたら他の乗客の迷惑になるし)コンパートメントから出て、おばちゃんたちに起きてもらう時間も作ってあげたのよ。
だって、おばちゃんたちに起きてもらわないと、わが家は座る場所すらないし。

ロシア人の無愛想なおばちゃんたち

そもそも、昼間の6時間ほどの移動なので、寝台ではなくむしろ普通の座席がよかったのだけど、ここの路線だけ、なぜかダディに購入を任せたのが大失敗。

誰が2歳半の子どもがいるのに、昼間の寝台コンパートメントの上段を2つも取るかな(怒)。
しかも、普通の座席のほうが値段も全然安いのに。
これじゃ、寝てるしかないし! でも、パワー全開な2歳半が真っ昼間に寝るわけないので、 本当に部屋に荷物置くためだけ。
おまけに、同室のものすごく太ったおばさんとものすごく細いおばさん二人は、ものすごく無愛想…。2歳児のキュート・パワーも全く効かず。

同室になる乗客は選べませんが、これから数時間この状況は流石にイタイ。。。

しばらくコンパートメントを後にして戻ってくると、おばさん二人はさすがに起きていて、わが家三人が座れる場所ができてた。で、ものすごく太ったおばちゃんは、自宅から持ってきたのであろう、ものすごく大きな瓶からジャムのようなものをスプーンですくって「じゅるじゅるうっ〜」と食べたあと、今度はビニール袋に入った大量のキャンディーをボリボリ食べ、そのうちの一つを、にこりと笑いもせず娘に差し出しました。
なんか、ディズニー映画に出てくるモンスター的な、、、。もちろん悪役の方で。。。

で、この太ったおばさんは、どこから出てくるのか、これでもかと甘いものを食べ続け、娘にキャンディーを立て続けに与えようとします。
どんなロシア人でも子どもがいると、最初は無愛想ながらも慣れてくれば多少の笑みを見せ、大抵何かしら話しかけてくるものなのですが、このおばちゃんたちは、あまりにも無愛想すぎて、同じ空間に一緒にいることですらいたたまれなくなってきました。

仕方がないので、6時間の乗車時間のヒマ潰しに食堂車へとお茶を飲みに行くことに。

2012年7月30日月曜日

【子連れでロシア】シベリア鉄道、一ヶ月の旅のスケジュール

自称乗り鉄のママです。
娘2歳半を連れた夢のシベリア鉄道。親子乗り鉄の旅は、ママが寝るヒマを惜しんで夜な夜なリサーチを進めた結果、下記のようなスケジュールになりました〜。
多分2歳児づれだと、これくらいがマックス。

チケットの取り方や宿泊先などの詳細は、改めて書きたいと思いますが、
まずは、ロンドン発日本行き、2歳児連れでシベリア鉄道乗車、我が家の約1ヶ月の子連れ旅行予定をどうぞ。


2012年 7月30日(月)
ロンドン→サンクトペテルブルグ(ロシア)
ロンドンからスカンジナビア航空にて、ストックホルム経由でサンクトペテルブルグへ
ロンドン発が7:15-10:40, ストックホルム発が13:05-16:30と、朝早い出発なのがなんだけど、ストックホルムでの乗り継ぎ時間も2時間ちょっとなので、そんなに悪くない。朝早い分、娘の睡眠パターンをあまり崩すことなく、サンクトペテルブルグへの到着時間も夕飯に間に合う時間くらいでちょうどいい感じ。旅の間の体調管理で、睡眠をしっかり取るのは大事。

8月3日(金)
サンクトペテルブルグ→ペトロザボッツク
寝台列車でサンクトペテルブルグからペトロザボッツクへ。到着後は一日観光し、その日のうちにまた寝台列車に乗車という、寝ている間に移動するという時間節約プラン。体力勝負!

8月4日(土)
ペトロザボッツク→キジー島→ペトロザボッツク→モスクワへ
世界遺産キジー島を訪れた後、寝台列車でモスクワへ

ペトロザボッツク駅到着後、駅のロッカーに荷物を預け、船で世界遺産のキジー島へ
小さい街なので迷うこともなく移動できそう。キジー島は1日回れば十分な大きさ。できればペトロザボッツクに一泊してのんびり行きたいところだけど、再び寝台列車でモスクワへ

8月5日(日)
ペトロザボッツク→モスクワ
モスクワ駅に早朝到着
モスクワで宿泊予定の宿まで送迎をお願いする。大都市のターミナル駅では、子連れで荷物が多いので、出迎えサービスをお願いすると、朝からタクシー運転手との疲れる駆け引きや、割高だけど法外な値段をふっかけられることもなく安心。
8月8日(水)
モスクワからノボシビルクス
飛行機(VIM AIR)
電車に乗って途中下車もしたいところだけど、飛行機でも4時間かかる距離なので、早さと料金をとってロシアの格安航空会社VIMAIRを使って移動。
8月10日(金)
ノボシビルスク→スリジュアンカ
ノボシビルスクからバイカル湖畔の駅、スリジュアンカまで寝台列車2泊3日の旅
(親子乗り鉄最長路線!)

8月12日(日)
スリジュアンカ→ちいさな村(名前不明)
スリジュアンカからバイカル湖を走る週に3本しかない単線電車マタンヤに乗車。
バイカル湖そばの小さな村に宿泊

8月13日(月)
ポートバイカル〜リストビアンカ
同じく週に3本しかないローカル線、マタンヤで終点ポートバイカル駅へ。
そこから船で対岸にあるリストビアンカというバイカル湖畔のリゾート地へ

8月16日(木)
リストビアンカ〜イルクーツク
バスでシベリア最大の都市、イルクーツクへ。

8月17日(金)
イルクーツクからウランウデ
電車でイルクーツクからウランウデへ

8月18日(土)
ウランウデからウランバートル(モンゴル)
寝台列車でウランウデからウランバートルへ

8月19日(日)
ウランバートル
早朝ウランバートル到着
ウランバートルで宿泊するゲストハウスに駅まで送迎をお願いしたので、移動はスムーズなはず。
8月26日(日)
ウランバートルから北京(中国)
寝台列車でウランバートルから北京へ
8月27日(月)
北京到着

8月31日(金)
北京から成田
デルタ航空で北京から成田へ
8:20-13:35
ユナイテッドで長年貯めていたマイルを使って、北京から成田へ。
と、ざっとこのように。
もう少し日にちと予算があれば、いろんな街に立ち寄りたいところですが、
今回は、2歳児連れということでこのような予定に。

モスクワ〜ノボシビルスク間も電車で行きたいところでしたが、子どもの体力と旅のスケジュールを考え、飛行機で時間節約ということで、飛行機を使うことにしました。
しかし、飛行機で4時間乗ってもまだシベリアまでモスクワから約2/3の距離。
ロシアってほんとうに大きいなぁ…。


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2012年6月1日金曜日

【子連れでロシア】親子で乗り鉄、世界最長路線「シベリア鉄道」に挑戦!

何年か前、東ヨーロッパを電車で旅してから「電車の旅」にハマり、自称「乗り鉄」なママが、いつか乗ってみたいなと思っていたのが「シベリア鉄道」。

シベリア鉄道といえば、ロシアを東西につなぐ、乗り鉄憧れの世界最長路線。
正確には、モスクワ=ウラジオストック間を指しますが、広大なロシアを走り抜ける路線としては、この3ルートがあります。

1)モスクワ=ウラジオストック
2)モスクワ=モンゴルを経由して北京
3)モスクワ=中国東北部のハルピンを経由して北京

シベリア鉄道は、途中下車なしの乗りっぱなしでも1週間かかり、その寝台列車内での毎日の生活、ロシア人とのエピソード、それから車窓から見える広大なシベリアの風景など、シベリア鉄道を経験した人の「乗り鉄旅行記」を読むと、わくわくしてきます。

そして、なんと!
ついにその夢を叶える時が!

この憧れのシベリア鉄道で、2歳半の娘を連れてイギリスから日本まで帰ってみようということに!

この計画画持ち上がったのは、ちょうど春頃。夏休みの時期の1ヶ月を使って憧れのシベリア鉄道の旅、「シベ鉄親子乗り鉄の旅」を計画することになりました。



大人だけの旅行ならまだしも、今回は2歳児を連れてのシベリア鉄道乗車の旅です。
ただでさえ『シベリア鉄道』に関する情報が少ないのに、子連れで乗車、しかも小さな子どもと一緒。ネットで検索するも、子連れでシベリア鉄道乗車の最新の情報はなかなか見つからないんですよね。。。
このシベリア鉄道の旅を実現するために「子連れで乗った、親子乗り鉄」などのありとあらゆるキーワードで、深夜まで隅々まで検索しまくりました。

が、なきにしもあらず。です!
イギリスから日本へ帰る途中の路線なので何となく日本語で検索してましたが、英語で調べ始めたら情報量が違う〜!!
それでも、メジャーな観光路線と比べると、かな〜り少ないシベリア鉄道情報の中から、
ちょうど娘と似たような月齢の「2歳児を連れてシベリア鉄道に乗った」という、それも比較的最近のアメリカ人子連れ旅のブログ(around the world with a 2 year old)を発見!!!

このブログによって、「ウォッカで酔っぱらって暴力を振るう社会主義国ロシア人」の怖いイメージを持ち、今回の「シベリア鉄道の旅、しかも2歳児連れ」に尻込みするビビリのダディを説得。そう、いつも旅の計画をするのはママ。トラベルライターにも関わらず、次はどんな僻地に行くのか?とビクつきまくるダディ(笑)。

毎日、娘を寝かしつけたあと、夜な夜なリサーチを進め、一人着々と「憧れのシベ鉄乗車の準備」を進めるママ。

飛行機に乗れば1日で済むところを1週間かけて大陸横断するという、よっぽどの電車好き、または旅好きでないと、わざわざ好き好んで乗車することがないであろう「シベリア鉄道」。。。

この「シベリア鉄道の旅」の難易度が高い〜と思われているのには、時間と費用がそれなりにかかること以外にも、いくつか理由があるんじゃないでしょうか。その理由としては、、、