今回泊まっているフィラの宿のいいところは、コーヒーや紅茶、ホットチョコレートをいくらでも作ってくれるところ。
あと白ワインが飲み放題…。これにはママはあんまり恩恵を受けてませんが、ダディは毎晩飲んでいる模様。
というわけで、今朝は宿の共同エリアにあるテーブルでコーヒーを作ってもらい、他の宿泊客に混じって近くのベーカリーで買ったできたてのパンを食べます。
昨日メインスクエアー側にベイカリーを発見し、ママと娘で朝起きてそこへパンを買いに行ってきました。
サントリーニ島のカフェで毎朝食を食べていたら、昨日のように朝から家族３人で３０ユーロはかかるので、こうやって宿内で暖かい飲み物とパンが食べられるのは助かります。
今日は宿のおじさんに頼んで、ボートで火山にいくおよそ５時間の1日ツアーに申し込みました。大人一人２３ユーロ。娘の分は無料です。
このツアーの船が出るフィラの小さな港までは588段の急階段があり、徒歩かケーブルカーまたはロバに乗って上り下りできるそうです。
娘はこのロバ・タクシーに乗れることをとても楽しみにしており『ロバに乗りたい』とずっと言っていたのですが、宿のおじさんに、階段を降りる時にロバは危ないから『NO！』といわれ、娘はがっくり。
おじさんに「降りる時はブレーキが効かないから、危ないんだよ。」と身振り手振りを交えて説明されると納得できたようでした。
「１０時４５分出発だから１０時に宿を出れば間に合うよ」とおじさんがいうので、１０時ちょっと前に宿をでました。
例の５８８段の階段を下る途中にはロバが待機しており、ロバ使いのおじさんに『ロバに乗らんかえ〜』といわれましたが、階段の所々に落ちているロバの糞に娘は、ハナをつまんで『クッサイ〜』と、あまりの臭さにロバに乗る気がすっかり失せてました。
階段を下り終え、おみやげ屋さんを抜けると小さな港に出ました。ボートツアーに参加する観光客たちがすでにたくさん集まってきていて、
我が家の参加するツアーのボートに乗り込むと、半分以上がアジア人観光客でした。
火山を降り、再びボートに乗り込み今度は温泉が出るところに移動し４０分ほど水泳タイム。
みんな水着に着替えボートから順々に海に飛び込んでいきました。足のつかない深い場所を泳いで行かないといけないので、残念ながらママと娘はボートでお留守番。
しばらくして船が汽船を鳴らして合図をすると、みんな泳いでまた戻ってきました。
次に船が向かったのは、ティラシア島。この島には２５０人ほどの人が住んでいるだけの小さな島です。ここの港で数件あるタベルナで遅めのランチ休憩。なんとも寂れた感じの漁村といった感じの場所でしたが、ガイドさん推薦の一番奥にあるタベルナで、豆のスープ、チキンスープと魚のグリルを。その場で、炭火でグリルした魚が絶品でした。
今度は、対岸のイアへ。
この航路の途中で風が急に強くなり始め、端っこに座っていた人はしぶきを受けて、びしょ濡れ。次第に波が高くなりボートはジェットコースターさながらに。みんな手すりに必死にしがみついてる状況で、これイギリスや日本だったらありえないと思う…。救命ジャケット着てないのに、大丈夫か？下手したら海に投げ出されちゃうよ？と思うほどの揺れかたで、みんな「キャー」と悲鳴をあげてました…が、なんとか無事にイアに到着…。
ここで半分くらいの人が下船していきました。わが家と残りの人たちはそのままフィラまで。午後の４時までと聞いていましたが、船を降りた時は３時すぎくらいでした。
街へ戻る帰りの階段は、大人しくケーブルカーで。
ちょうどクルーズ船に戻っていく人のラッシュの時間で、乗る人よりも降りる人の方が多かったです。
一旦宿に戻り休憩し、この日の夜は、行ってみようと思ったレストランがお休みだったので、ダディの提案で、またもやNaoussa Tavernへ。
今日はグリークサラダにミートボールパスタ、ラム肉とダディはエビのパスタを注文したのですが、 なんかどれもこれもやたらと味が濃い。
先日はあんまり気にならなかったんだけどな。魚のグリルだったからかな？
サントリーニ島での食事は、観光客価格で全体的に値段と質が見合ってない感じがします。美しい眺めにお金を払っていると思えば仕方がないのか…。
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