Yandex. Taxi appは現在ロシアを始め旧ソの国々を中心に使用可能。 |
1. 中央アジアのタクシー事情
今回の子連れ中央アジアの旅では、 タクシーや車をチャーターすることが多かったわが家。
中央アジアの都市では、路上で手をヒラヒラさせていると、一般の車が停車して料金交渉の上に相乗りさせてくれる光景が普通に見受けられます。
いわゆるヒッチハイク、今風に言うなら’ライドシェアー’でしょうか。基本的に旧ソの国々の社会主義の名残なのか、概して治安はいいですが、中央アジアの中で一番都会のカザフスタンのアルマトイでは、女性でもこのライドシェアーをしている人がいて、改めて治安のいい国なんだなーと思いました。 でも、旅行者はトラブルに巻き込まれないためにも普通にタクシーを利用したほうがいいと思います。
ちなみに、中央アジアを始めとする交通インフラが整っていない国々の大半のタクシーは、
・ 満席になるまで出発しない乗合タクシー
・事前に料金交渉をして乗るタクシー
です。
もちろん、海外からの旅行者には外国人価格、 中には、旅行者と分かると法外な値段を吹っかけてくるタクシーの運転手もたくさん。
特に空港そして国境あたりにいるタクシーはタチが悪いことが多く、 長旅で疲れている外国人旅行客を捕まえ、国を超え通貨が変わって困惑しているところを狙って法外な値段を吹っかけてくるタクシーの運転手も。。。
大体、声をかけてくるタクシーの運転手、しかもシツコイやつには要注意です。
また、タクシーの運転手同士の談合価格があることも。
話し合いで、ある一定額以上は絶対に値段が下がらないようになってたりするからタチが悪い。。。
そもそも旧ソの国々では、 第一言語の次に多く話されているのはロシア語で、英語が通じることはかなり少ないのです。
また、中には地図を見せてもキリル文字は読めてもアルファベットが読めないドライバーも多いなど、コミュニケーション上の問題もあって、タチの悪いタクシー運転手を相手に値段の交渉するために、事前のネットでの相場料金の情報収拾をするなど、子連れにとっては気が遠くなるほど面倒臭い!
でも、荷物があって子連れで移動するとなると、タクシーはやっぱり便利。
2. Yandex(ヤンデックス)タクシーとは
Yandex(ヤンデックス)とは、ロシアで産まれたグーグルのようなテックカンパニー。
このYandex(ヤンデックス)が運営するタクシー 配車アプリ は、ロンドンではデフォルトとなっているお馴染みUber(ウーバー)と、基本的に使い方は同じです。
携帯のアプリ上で目的地を入力すると、現在地に近い場所にいるドライバーが配車される仕組み。
もちろん料金は、現地価格。 外国人旅行者だからと言ってぼったくられることもなし。また、アプリに紐付けたカードで支払い、または現金での支払いが可能です。
Yandex(ヤンデックス)は英語表記もあるので、 ロシア語や現地の言葉が話せなくても問題なしです。
我が家が旅行した2019年8月当時、カザフスタンのアルマトイ、キルギスタンのビシュケク、ウズベキスタンのタシケントでYandex(ヤンデックス)タクシーの利用が可能でした。
3. Yandex(ヤンデックス)タクシーアプリの使い方
-
例えば、アルマトイ空港から街中まで
- アプリをインストール
- 乗車地 と目的地の入力
- タクシーのランク選択
- 配車
- タクシーを降りる
乗車地は、位置情報を拾って自動的に現在地を地図上にマッピングしてくれますが、 状況によっては、位置をマニュアルで調整した方が良いことがあります。
目的地に関しては、マップ上で位置を確認しながらピンを立ててもよし、住所検索機能で探すのでもOK。
国によっては、住所や通りの名前がキリル文字表記のこともあるので、少し戸惑うかもしれません。グーグルマップと併用しながら利用すると完璧です。
車種によって、異なる値段が表示されます。
時間帯によっては、 エコノミークラスよりも上のクラスの方が値段が安い場合もあるので、乗車人数や時間帯、 荷物の量などで車のランクを選択すると良いと思います。
車種によっては、 トランクなしの人を乗せるだけの小さな車もあり。
Orderボタンを押すと、 車のおよその到着時間が表示されると同時に、配車された車の位置情報がわかります。
配車された車のナンバープレートの番号と車種を目安に、車の到着を待ちます。
明朗会計! 運転手と自分の端末に表示された額が料金。現金払いを選択した場合は、降車時に運転手に支払います。
4.Yandex(ヤンデックス)タクシーは一日観光にも使える!
我が家では、5週間の中央アジアの旅の間、結局、現地のシムは購入せずに過ごしました。空港から Yandex(ヤンデックス)タクシーのサービスを利用するときは、空港内のWifiに繋いで、配車をオーダー。
また、街中に出かけるときには、宿のwifiから配車オーダーし、帰りは、カフェやレストランのwifiを利用するなどして宿まで戻っていました。
また、Yandex(ヤンデックス)タクシーの複数の目的地に立ち寄る設定を使って、1日観光が楽しめます。
アプリの画面、目的地の隣にある’+’ マークで目的地の追加が簡単にできます。
表示される料金は、単純に目的地までの値段なので、各目的地で運転手に待っていてもらう時間分が最終的に加算されますが、Yandex(ヤンデックス)タクシーの料金体系に乗っ取った料金なので、ぼったくられる心配はなし。 特に旅行者にとっては、ほぼ言い値で運転手のその時の気分だけで値段が決まる交渉制のタクシーよりも安い値段で済みます。
我が家もこの方法で、カザフスタンのアルマトイ中心部から郊外にある湖、ビッグアルマティに出かけました。
0 件のコメント:
コメントを投稿