2019年7月8日月曜日

【子連れで中央アジア周遊】中央アジア5カ国の旅行計画とルート作り

だいぶ前から気になっていた中央アジア。
中央アジアには、国の名前の最後に◯◯◯スタンとつく6カ国があり、現在退避勧告が出されるている(危険度4最高レベル)アフガニスタンを除く、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの5カ国がメインのエリアです。


ここ数年、我が家は物価が安くロンドンから比較的安く行ける東ヨーロッパを中心とした旧ソビエト連邦の国々を訪れてきました。
共産主義の名残がまだ都市のいたるところに残っている’昭和な感じ’な感じがするところに魅力を感じてハマり始めたのですが、さらに昨年にコーカサスの国々を訪れた頃からシルクロードにも興味が湧いてきました。(=>次の家族旅行の目的地は 、コーカサス!

これまでに子連れで50カ国以上旅し、旧ソ連のエリアでまだ訪れたことのない国がいよいよ残りわずかに。
娘が大きくなるにつれて、今後長期旅行に出かけるのは難しくなってくるだろうと言う事で、思い切って今年の夏休みは、中央アジアに1ヶ月ほどかけて一気に行ってみよう!となりました。

ヨーロッパの経済圏に住む我が家にとって、ロシア経済圏に取り込まれている中央アジアの国々は、どこも馴染みのない所ばかりですが、ここ2−3年の間で中央アジアの国々が観光客を取り込むために次々とビザ緩和を図っていて「旅行者のハードルがかなり低くなった」、と言うのも今回の旅行先に選んだ理由の一つです。

先ずは旅先のリサーチ

と言うわけで、現在、娘の学校の終業日がある数週間後の旅の出発を前に、色々と準備に励んでいるママ。
まずはガイドブックを購入することから始まり、旅行会社の旅程を参考にしたり、旅ブログを見たり。これで大体行きたい場所にあたりをつけました。

これで大体の日数を割り出し、飛行機の予約。
今回は、行ってみたい所があり過ぎて中々絞り込めずにいたのですが、5カ国はどうしても回りたい。でも5カ国周遊するには、最低でも3週間、できれば4週間は欲しいところ。謎の独裁国家トルクメニスタンへ行くためには結構お金がかかるので、お財布とも相談しつつです。

飛行機の予約

旅行を考え始めた3−4ヶ月前には、アスタナ航空のフライトがウズベキスタンのタシケントまで一人300ポンドで出ていました。我が家3人で1000ポンド以内ならいいね!と言う話しに。
しばらく時間が経つとそこから値段がジワジワ上がり始めたので、今度は同じアスタナ航空で、タシケントにイン、カザフスタンのアルマトイからアウトのルートで日にちを変えてみたりして探すと、320ポンドの料金で出ていました。
復路で同じ所に戻るよりもこっちの方が効率いいよね!と思いながらも、諸事情でなかなか購入に踏み切れずにいた所、あれよあれよと言う間に飛行機の値段が上がってしまい、もはや今回の旅自体を諦めようかと思い始めていた所に救世主!

その名も、ウクライナ航空!

いつもフライト検索に利用しているスカイスキャナーの出発地をロンドンヒースロー空港からガトウィック空港に変更して検索してみた所、出発の約1ヶ月半前にも関わらず、アルマトイへの往復が309ポンド!!!
ただしウクライナのキエフ経由で、往路の乗継時間が約15時間!(笑)ちなみに帰りは1時間半と普通。
トランジットの時間がかなり長いけど、物価が安いキエフに1泊してでも、この時期にこの料金は、もう見つからない!!

速攻で購入しました。

アスタナ航空に乗ってみたかったので、ちょっと残念でしたが、娘の学校の終業式の日の夜に出発する便で行けるのも決め手となりました。
期間は、値段と諸事情を考慮して約5週間。

娘の夏休みをほぼ使ってしまうので、宿題のことを考えたりするとちょっと長いかなー?と思いましたが、中央アジアの国は物価も安いし、ロンドンにいて子連れで一日外出して外でご飯を食べたりすることを考えたら、滞在費用自体は、恐らく宿泊費を入れても同じか下手したら全然安くすむかも。。。と言う家庭の事情で、よしとする事にしました。

ツアー会社や車の見積もり

さて、旅の出費で一番要となる飛行機の予約が済み、旅の開始と終了日とイン・アウトの都市が決定したので、今度は、各種見積もりを取ります。

今回は、中央アジアの北朝鮮と呼ばれる唯一入国が大変な国「トルクメニスタン」に行きたいので、トルクメニスタンのツアー会社に何社か見積もりを出しました。
トルクメニスタンは、中央アジア以外の第三国に抜けるための「トランジットビザ」かもしくは全行程が決められたツアーで行く「ツーリストビザ」でしか訪れることはできません。
トルクメニスタンは合計5社程で見積もりを取り、一番安かったトルクメニスタンにあるツアーオペレーターOwadanで、車とドライバー、ホテル代込み、親子3人4日間で1250USドル(高っ!)でお願いする事にしました。
現在は、観光ビザを取るための招待状を作成してもらっている最中。

また、キルギスタンの南部からタジキスタンのパミール高原を周るには、ジープをハイヤーしなくてはいけないと言う事で、こちらも見積もりを依頼中。

各都市の移動手段のリサーチ

中央アジア5カ国を移動するとなると、その移動距離もかなりのもの。限られた時間内で5カ国周遊となると、移動は効率よくかつ値段も安く抑えたいところ。

調べてみると、キルギスタンの首都ビシュケクからオシュまでは、通常バスで10時間のところ、飛行機だと2時間で20ポンド(約3千円)。料金は倍。この区間は、陸路で行くと絶景が続く旅路らしいのですが、今回は時間短縮のために飛行機を利用する事にしました。
ウズベキスタンとカザフスタン国内では、飛行機を使った方が安くて早い区間があるのですが、我が家、乗り鉄親子は、料金と時間の兼ね合いで夜行寝台列車を予定。
ちなみに数ヶ月前に予約していれば、飛行機の方が安かったと思います。

ウズベキスタンとカザフスタンの列車予約は、45日前から販売開始なので、販売開始に合わせてネットで購入する予定。

宿の予約とあたりをつける

あらかじめ予定がフィックスしている都市に関しては、宿の予約もしてしまいます。
Booking.comは、現地払いでキャンセル料がかからないところが多いのでいつもこちらを使います。
キャンセル料のかかる日にちに気をつけないといけませんが、あらかじめ予約をしておいて、予定が変更になった時点でキャンセルした方が楽です。

ちなみに、ブッキングドットコムでは、スコアが9以上なら間違いなく快適に過ごせます。
8以上は、惜しいところも多少あるかもしれませんが、そこだけ目をつぶればまぁ快適。人によって評価が分かれる所なので当たり外れがあるかも。

7以上は、大手チェーンホテルであれば、最低限の部分は(恐らく会社毎の世界共通のスタンダードがあって)まぁ問題なし。ただ単に、立地とかスタッフの質、設備の老朽化といった問題だと思います。ですが、それ以外の家族経営のホテルだったりする場合は、滞在中イマイチな気分になるかもしれません。

スコアが6の宿は、そこ以外「選択肢が無い」など、よっぽどのことでない限り選ばない方がいいと思います。

ちなみに、コメント数が多い上にハイスコアーの場合は、かなり安心、期待していいと思います。長年経営している人気の宿であり、数多くの人が快適に過ごせた、いつも安定したサービスが得られると言うことですからね。

と言うわけで、まだどうなるかわからない部分もありますが、今回の旅の予定はこのようになりました。

中央アジア訪問予定ルート


1)ロンドンガトウィックからウクライナのキエフ(トランジットで1泊)
2)キエフーアルマトイ(カザフスタン)
3)アルマトイ(カザフスタン)
4)ビシュケク(キルギスタン)
5)オシュ(キルギスタン)
6)パミール高原ーワハーン回廊(7日間)(タジキスタン)
7)ドゥシャンベ(タジキスタン)
8)サマルカンド(ウズベキスタン)
9)ヒヴァ(ウズベキスタン)
10)ダルヴァザ(トルクメニスタン)
11)アシュガバッド(トルクメニスタン)
12)マリー(トルクメニスタン)
13)ブハラ(ウズベキスタン)
14)タシケント(ウズベキスタン)
15)アルマトイ(カザフスタン)
16)キエフ経由でロンドン

中央アジアの電車予約は45日前開始なので、それ待って予約をしたらほぼ旅程の準備は完了です。
ただし6)のパミール高原は、ジープ1台あたりの値段が7日間で1000ドル前後かかるので、誰かシェアーする人がいないかを探しているところです。日程と希望の日数がマッチする人を探すのは中々難しい…。

場合によってはパミール高原を諦める必要があるかもなぁ。と、ちょっと及び腰…。

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