2014年8月3日日曜日

【子連れでノルウェーの旅】子連れ旅行には最高の福祉国家。でも物価高すぎで心臓に悪い首都オスロ

31July 2014

子連れで北欧ノルウェーのオスロにやってきました。
高福祉国家で物価が高いと聞いているのと、あくまでもストップオーバーで立ち寄るのみなので、今回の滞在は2泊3日のみ。

まだ娘が小さかった頃に物価の高い北欧を旅したときは、自炊が可能なキッチンとランドリー施設があるユースホステルのプライベートルームを予約していました。小さい子連れには、その方が便利だったからです。でも、今回は色々調べた所、たった2泊だけなのとユースホステルでもホテルでもあまり値段が変わらなく、むしろ街中へのアクセスが良いホテルのほうが若干お安めということがわかりました。


そこで、約4ヶ月ほど前とかなり早い時期でしたが、パークインバイラディソンホテルを予約。
ホテル予約サイトよりも、早割でパークインの自社サイトで直接予約する方が朝食付き1泊716NOK(約12,000円)と安かったです。

朝食はたっぷり。子どもにもエキストラベッドを用意してくれた上にチェックイン時に塗り絵をくれたり、子連れにとても優しいホテルでした(事前にリクエストすればコットもあり)。

ただ、ノルウェーのオスロでの外食費は恐らく北欧三国の中でも、恐らく一番、ベラボーに高いので、キッチンのあるユースに泊まって自炊する方がよかったかも知れません。

旅の必要経費のほとんどを占めるのは、「交通費」「宿泊費」「食費」この3つ。
この3つをどう抑えるかで、旅の予算も変わってきますが、オスロでの食事は、何てことない「サンドイッチと飲み物」だけでも軽く2,000円以上。そして水のボトル1本の値段が500〜600円。
「水」でさえも気軽に買える値段ではありません…。
水筒は必携!

オスロでの3日間は、何をするにもイギリスの倍の値段で(日本だったら3倍価格)、いつもドキドキしながら行動…。
特に子連れの旅では、用意周到、準備万端で出かけないと、子どもの急な「喉が渇いた!」とか「お腹が空いた!」で、何かと予期せぬ出費が。
オスロの町歩きは、心臓に悪い街です。。。長居してたら破産してしまうかも…。

というわけで、初日。
ロンドンのガトウィック空港からNorwegian航空でオスロに到着した我が家。時計を見たら、もうお昼過ぎでした。
イギリスとノルウェーの時差は1時間。ノルウェーの方が1時間早いので、体内時計はお昼を食べるには、まだちょっと早い感じ。
搭乗前に買ったサンドイッチを飛行機の中で朝ごはんに食べたばかりなので、娘もちょっとは我慢できるだろう…。との目論みで、とりあえず、オスロ空港を出て電車でオスロ市内にある宿泊先ホテルへと向かうことにしました。


オスロ空港からのエクスプレス電車は、たった20分でオスロ中央駅に到着。
中央駅から徒歩10分のとってもキッズフレンドリーなパークインバイラディソンホテルにチェックインしました。

レセプションでとぬり絵セットをもらえてご機嫌の娘。部屋に入ると、特にリクエストはしなかったのですが、娘用に簡易ベッドを準備してくれてました。真新しい場所に興味しんしん。娘が2泊するお部屋の中をキョロキョロしている間に、大人はネスプレッソ発見!早速コーヒーを入れて一息入れました。

そしてオスロの街を散策しにGO!

オスロの街は、とてもゆったりとした作りなのでバギーでも全く問題なし。
ノルウェーの列車は、ファミリー専用車両や、車内に子どもが遊ぶ場所、オムツ替えのスペースがあり、赤ちゃん連れの長時間の電車の旅も問題ありません。
オスロは子連れ旅ファミリーにとっては文句なしの5つ星。「ファイブスター」の場所です。
どこへ行くにも子連れには本当にフレンドリーな街でした。
さすが福祉国家ノルウェー!物価が高いだけある!

ホテルを出てからのんびり歩いて街の中心部あたりに来たところで小腹が空いてきた。何てことない街角の普通のカフェへ。
どれも高い!!びっくり仰天価格のベーグルサンドを家族3人でつつましく分かち合って食べました。
自然と食べる量が少なくなるので、ダイエットにも最適な場所かも(笑)

その後は、緑豊かでとても気持ちのいい街の目抜き通りをブラブラしながら、ロイヤル・パレスまでお散歩。
ゆったりとした時間が流れるオスロの街。


ロイヤルパレスから市内を見渡す。

残念ながら、この日はロイヤルパレスが閉まっていたので、その足でオスロ国立美術館へ。ここで本場ムンクの「叫び」を見ました。
娘は、マティスの「ダンス」の絵が大層気に入ったようで「じーーーーっ」と眺めてました。大巨匠マティス様のこの絵の何が幼い娘の心を捉えたのでしょうか??

建物を出たら、太陽の光がサンサンと降り注ぐ真昼間。でも時計を見たら夕方6時になっていました。
ちなみにこの時期、イギリスとノルウェーで1時間ある時差に加え、白夜で有名な夏の北欧のこの日の時点では日没夜10時近くということで、オスロでは夜7時過ぎになっても、まだ午後遅目の時間といった感じでした。
イギリスから来たばかりで、時間の感覚が思いっきり狂いまくりです。
ただ不思議なことに腹時計だけは正確(笑)。イギリス時間で正確に時を刻みます。

この日は、ロンドンからノルウェーのオスロへの移動で朝が早くて疲れていたので、ホテル近くで夕食を食べることにしました。
こういう時は、先人の知恵を取り入れよう。ロンリープラネットに紹介されていたホテルに一番近いレストラン Café Skansenへ行くことにしました。

目の前に大きな広場があるレストランのテラス席は、北欧に住む人々にとってはとても貴重な「日光」をできる限り浴びようとするお客さんたちで超満員。
周囲の人が食べている物を観察しつつ、注意深くメニュー(お値段)を見ながら「ゆでエビ」と「ムール貝」をチョイス。娘と3人で大事に分かち合って食べました…。
娘は、付け合わせのフレンチフライ完食で満足。お財布に優しい子で良かったです。
海が近いだけあって、シーフードはとっても美味しかったけど、もちろんお値段はノルウェー価格…。



テラス席は目の前が見通しの良い広場になっているので、子連れに最適でした。
子どもが広場を走り回っているのを見ながら、
大人はゆっくりと食事ができます。


食事の後は、まっすぐホテルに戻って娘をお風呂に入れ、まだまだ明るい外の光を遮るために遮光カーテンをぴっちり閉めて娘の寝かしつけ。
ダディは少し街の中を散策すると言って出かけ、ママは、薄暗い部屋の中、眠った娘の側で今後の旅の情報をネットリサーチするのでした。

今回、なぜわざわざ物価の高いノルウェーのオスロを訪れたのか?
ロンドンから「セルビアのベオグラード」へ向かうのに「オスロ」でトランジットすると飛行機代が安くなるのと北欧3国でノルウェーだけ訪れたことがなかった。
という単純な理由だけだったのですが、ふと、オスロの物価とトランジットすることで浮く飛行機代を比較したら、ロンドンから直行でベオグラードに行ってもあんまり変わらなかったかもしれない…。と思いながら、22時すぎても外はまだ夕暮れ時のオスロの空を遮光カーテン越しにちらっと覗いてからベッドに入りました。

ノルウェーの首都オスロはベビー用品も簡単に手に入り、街の作りもユニバーサルデザインとなっていて、子連れだけでなく様々な人にとてもやさしい街です。が、物価が恐ろしく高いので、外出時の水筒やおやつなどは持参、紙オムツやミルクなどの消耗品もイギリスの1.5−3倍の値段なので短期間であれば、なるべく持参した方がよさそうです。

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