2014年8月23日土曜日

【子連れでアルバニアの旅】ティラナの無料ウォーキングツアーに参加

15 August  2014

アルバニアのベラットで迎えた朝。 7時には起床し身支度をして、予約しておいた8時にブレックファーストルームへ向かいます。

品の良いインテリアでまとめられた部屋の中央に大きなダイニングテーブルがあり、その上にはアルバニアの美味しいパン(白チーズ入りのパンなど)各種、手作りのジャム、フルーツが山盛り、そして大きなポットにはたっぷりのコーヒーが用意されていました。プラスおばちゃんが目玉焼きをその場で調理してくれます。






朝食をたっぷりいただいた後、9時には宿をチェックアウト。近くのバス停から乗り合いバスでベラットのバスターミナルへ向かいます。
地元の人に混じってオンボロバスに乗り込むと、5分ほどで真新しいバスターミナル(半分はまだ工事中)に到着しました。
バスターミナルの係員らしき人に「ティラナ行きのバスはどこ?」と聞くと、駐車場の一画を指差し「9時半にあそこに来る」と言います。
時計を見るとまだ15分ほど時間があったので、バスに乗る前に娘をトイレに連れて行こうと、表はピカピカだけど中はガラガラの建物の中へ娘の手を引いて入ります。
公共の場所にしては、きれいによく掃除されていました。 ちょうど手を洗ってトイレから出てきたところで、ティラナ行きの黄色い大型の観光バスがやってきました。ミニバスとは違って見るからに快適そうです。
行きのミニバンがハードだったので、なんか「ホっ」としました。

ティラナ行きの黄色いバス

バスに乗っている間の記憶がないので、おそらく寝ていたんだと思いますが、来るときに乗ったバンと違ってこの黄色いバスはスペースも広くエアコンもバッチリ効いていてとても快適なバスの旅でした。


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バスは途中混雑もなく3時間ほどでティラナに到着しました。ターミナルを降りてすぐの所でタクシーを拾い、一昨日泊まった宿へ再び向かいました。

ティラナの宿のに着くと、おじさんが一昨日と同じ部屋を用意しておいてくれました。預かってもらっていた荷物を引き取ったのち、部屋に荷物を降ろし、そのまますぐにお昼を食べに出かけました。
ティラナの宿の前にはちょっとした飲食店が何軒か並んでいるのですが、そのうちの1つに適当に入って「ビュレック」と呼ばれるカッテージチーズとほうれん草が入ったパイで軽めのランチです。

パパッとランチを食べてまた宿に戻ってくると、建物の通路の真ん中に何か置いてあるのが見えました。
石?のような茶色い大きな塊。
なんだろうと目を凝らして見ると…
ギャッ!
う、動いてる?!


よ〜く見たら、カメ!! なぜかカメさんがのんびりとお散歩中でした。
一体どこから来てどこへ向かっているのか…。

そしてこの人畜無害な小動物「カメ」になぜか悲鳴をあげておびえる娘…。
大騒ぎしながらエレベーターに乗り込み部屋に戻りましたが、なぜゆえに娘は大人しいカメをそんなに怖がるんだろうか。
怖すぎで写真さえも撮れなかった店先で串刺しになったぐるぐる回る羊の丸焼きとかのほうが、よっぽどグロテスクで恐ろしいと思うのですが。。。子どもの頭の中は宇宙。。。

茶色い石かと思いきや、お散歩中のカメさんでした

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アルバニアの日中は外出するには暑すぎるので、エアコンの効いた部屋で少し日差しが和らぐまで数時間ほど休憩です。
娘はバイキングの本(まだ大活躍!)を見たり、ママとダディはそれぞれメールを書いたり調べ物をして過ごしました。ネットを検索していたら、午後4時(月〜金のみ)に博物館前から無料のティラナ市内ウォーキングツアーがあるのを知って、「これはちょうど良い!」と参加することにしました。 他国の都市同様、予約不要、完全無料(気に入ればチップを)のツアーです。
これまで色んな都市で見つける度に参加してきたウォーキングツアーですが、バルカン半島の都市のツアーでは、合併分裂を繰り返す風雑な歴史を持つバルカン半島の国々のそれぞれの立ち位置や国ごとの見解、ガイドさんの個人的な意見などがうかがい知れるとても興味深いものでした。
また、自分の足で歩いて回るので、その都市の見所を押さえつつ土地勘が養えます。
まだ西日がきつい午後4時5分前に集合場所の国立歴史博物館に到着すると、すでに数人の参加者たちが待っていました。この日のティラナのウォーキングツアー参加者は、欧米の旅行客を中心にわが家を入れて約20名ほどと結構な人気!娘はもちろん、この日最年少の参加者です。

無料ツアーを催行するとても流暢な英語を話すアルバニア人のガイドさんはアメリカに10年ほど住んでいたそうです。みんなでティラナ市内の主要ポイントを歩いてまわる間、調べても情報の少ないアルバニアの状況や歴史を詳しく解説してくれてとても勉強になりました。
オススメのレストランも紹介してくれたし、土地感覚を養うためにも、ティラナに到着した日に参加すればよかったな。
旅ブログを読んでいると「ティラナはつまらない」、「何もない」という人が大半だったのですが、こうして歩いてみると街の中でもちょこちょこと見る場所があってなかなか面白いところでした。
他の都市では必ず見かける欧米のチェーン店が進出していないからか地元感満載で、街の風景もなんか新鮮。ある意味まだ西欧文化に染まっていなく独自の文化が保たれていて貴重。そして、そんなところがとっても魅力的なティラナ。できればもう2〜3泊してもう少し色んな場所を歩いて回りたかったな。

スカンデベルグ広場近くに建てられたモスク内のフレスコ画。
一見の価値ありです。

モスク内ではお祈りをしているおじいさんがいました

ティラナのシャンゼリゼ

18世紀のオスマン帝国時代に作られた石橋

カラフルにペイントされている社会主義独特の四角い建物。

ここでアルバニア人だということを初めて知った、マザーテレサの像

経済破綻が原因で1997年に起こった暴動を記念して作られた平和の鐘

元々はアルバニアの独裁者ホジャの名前がついた美術館だった「ピラミッド」
中には入りませんでしたが現在は廃墟のよう。
アルバニア国内に70万個あるといわれているバンカー(防空壕みたいなもの)。
40年続いた独裁者ホジャによる政策のひとつ。



ベルリンの壁の一部がここティラナにもありました。
ティラナの最新注目エリアには、おしゃれなカフェやバーがあります。

橋の上の青空本屋

本屋の隣でとうもろこしを売るおじさん、家庭用品を売るおばさん。

またもや、そろそろツアーも終わりかけという頃、娘のお腹が空いてきたのかかぐずり始めたので、先にツアーを抜けて夕食を食べに行くことにしました。
ツアーの最中にガイドさんがオススメしていたアルバニアの郷土料理が食べれるレストランです。

日もだいぶ陰り始めてそよ風が気持ちいいテラス席に座りました。色々あるメニューの中から「これ!」と思う物を注文し、料理が来るまでティラナ産のビールを1杯飲んでいると、先ほどのガイドさんがツアーに参加していた老夫婦を連れてやってきました。
私たちがガイドさんに今日のツアーのお礼と少し言葉を交わすと、ガイドさんは「それじゃあ、楽しい夕食を!」といって去って行きました。わざわざ老夫婦をここまで連れてきてくれたようです。とても親切なガイドさんです。

その後、アメリカからツアーに参加していた老夫婦とテーブル越しにあれこれ話していると、料理が運ばれてきました。

ポテトみたいな…おいしかったです

ピザのようなパイ。チーズとトマトが入ってました。

どれもこれも美味しかった! 先に食べ終えたわが家は、老夫婦にさようならを言って宿に戻りました。

アルバニアの郷土料理に関してはこちらのサイトに詳しく書いてありました---->



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