オフリド2日目の朝食は、宿のブレックファーストルームにて。
テーブルの上は、チーズやハム、卵、それから 新鮮なフルーツと野菜、パンやシリアル類にヨーグルトと山盛りです。
特に宿のオーナーが飼っているハチから採ったという100%パーセントピュアハニーは
味が濃厚ですごく美味しかったです。
自家製のハチミツをイチジクの実のドライフルーツ(こちらも自家製)とナッツにかけ、 ヨーグルトに混ぜていただきました。 |
お腹もいっぱいになり、今日は宿のオーナーがオススメしてくれたアルバニアとの国境近くにある小さな村、スヴェティ・ナウムへ行くことにしました。
街の中心にあるオフリド港から船で2時間弱(往復10ユーロ。夏期のみ運行、バスもあり)の場所にある村です。
スヴェティ・ナウムの水は一切の濁りも見られないほどに素晴らしい透明度の高さです。もちろんゴミなんか全くなしです。
石ころのないきれいなサンドビーチで、波が全くなく穏やかな浅瀬が続く波打ち際。
そして無色透明の湧き水で満たされたキラキラ輝く水面 …。
水の透明度の高さは写真でもわかるほど水底がはっきり見えます。 |
それはもう本当にうっとりするほど美しく神秘的で美しいところでした。
どちらかというとビーチホリデー派ではないわが家ですが、これまでに子連れでビーチへは何箇所か行っています。
その中でも、オフリドの東にあるここは湖なのでカラフルな熱帯魚やサンゴが見れたりはしませんが(黒い魚はいっぱいいるけど)、スヴェティ・ナウムは今までの中で間違いなく最高のビーチです。
オフリドの街自体もそうなのですが、スヴェティ・ナウムののんびりと落ち着いた雰囲気と、変に観光化されすぎていないところも好感度がかなり高しです。
絶対オススメ。
機会があれば是非行ってみてほしいです。
スヴェティ・ナウムへの行き方
オフリドの中心にある港からスヴェティ・ナウムまでは、夏季のみ運行の船が出ています。
船は、オフリド港を10時くらいに出航、帰りは3時半くらいにスヴェティ・ナウムを出ます。
船を降りるときに帰りの時間を確認しておきましょう。
またはオフリドの街からはローカルバスも出ているようです。
オフリド港。ここから遊覧船が出航します。 |
なかなかの眺めです。 |
行きの船は、オフリド湖周辺の村や見所を通ってくれたので観光も楽しめました。
オフリド湖畔には小さなビーチが点在しています。 |
船はお昼くらいにスヴェティ・ナウムに到着し、まずはさくっと周囲を観光します。
スヴェティ・ナウム到着。帰りも同じ場所から同じ船に乗ります。向こう岸はアルバニアです。 |
船を降りてすぐの高台にあるホテルの裏手には、セントナウム修道院があります。
アルバニアとの国境線すぐにある905年に設立されたセントナウム修道院。 敬虔な信者さんたちが真剣にお祈りしていました。 |
裏庭には噴水があります。 |
広い庭園ではクジャクがお散歩中。 |
娘が「早く泳ぎたい!」とうるさいので、娘とダディだけちょっと水の中に浸かる程度に入り、その後、腹ごしらえのランチです。
ビーチ沿いにはいくつかレストランがあったので、そのうちの一つのお店でサンドイッチを注文しました。
気持ちのいい日だったので、ピクニックをしてもよかったかもしれません。
なんてことないサンドイッチもこんなところで食べたら美味しさ百倍。 |
昼食後は、宿のオーナーに『スヴェティ・ナウムに行ったらぜひに!』とかなりオススメされた小さな手漕ぎボートに乗ります。
約1時間弱のツアーですが、船頭さんが自らボートを漕ぎながら、ガイド付きでオフリド湖に流れ込む湧き水の源泉のある『マケドニアで最も美しい場所』を一周してくれます。
妖精が潜んでいるのではないかと思うような神秘的な草村の中を手漕ぎボートはとてもゆっくりと進んでいきます。
時折鳥のさえずりが聞こえたり、水面に倒れた木の幹に亀がいたり。
船頭さん(ガイドさん)が「マケドニアで最も美しい場所」と呼ぶその泉からは、本当に水底の砂地から水がポコポコと湧き上がっている様子がはっきりと見えました。しかも、このような場所が1箇所だけでなく多数あります。スヴェティ・ナウムにあるこの泉から湧き出た水がオフリドの湖を満たしているのだそうです。
船頭さんのオールが掻く水音しか聞こえない静寂の世界は、時が止まってまるで夢の中にいるような感じでした。娘も大人しく周囲を見回していました。
また船頭さんの声もソフトな声で、いい感じでした。ここで弾丸トークされたらたまりませんが…。
ほんの45分ほどの間でしたが、とても優雅な時間を過ごしました。
ちなみに、この泉のあるエリアには、環境や生態系を守るために、モーターボートは禁止、手漕ぎボートのみがアクセスできるのだそうです。
オフリドに来たら、スヴェティ・ナウムのこの泉のあるエリアは是非訪れてほしい!!!
太陽の光を受けてキラキラと輝く水面。 |
聞こえるのはオールが水を掻く音と鳥の鳴き声。 ボートがゆっくりと静かに進んでいきます。 |
その後、お城の 裏手にあるビーチで時間まで泳ぎます。
お城のすぐ裏手にあり、セキュリティーポイントのような一見立ち入り禁止風な場所を通っていくせいか、普通の観光客は見逃すおそらく知る人ぞ知る隠れビーチ。
ここのビーチが素晴らしかった…。
水は源泉のそばなのできれいなのはもちろん。前述の通り、隠れビーチなので、人もそんなに多くありません。
さらさらのきれいな砂浜に、大人の腰丈程度の浅瀬が続き、おまけに波もないので、泳ぎが苦手な人や小さな子供も安心です。
スヴェティ・ナウムのこのビーチは、今までの中でダントツナンバーワンのお気に入りとなりました。
そんな素晴らしいビーチで、娘と泳いだり黒い魚を砂地に作った池に捕まえたりしていたら、あっという間に時間が経っていました。
なかなか帰りたがらない娘にてこずりましたが、なんとか着替えさせて帰りの船に乗船できました。
帰りの船はまっすぐオフリド港まで行くので、行きより早かったです。なかなか帰りたがらない娘にてこずりましたが、なんとか着替えさせて帰りの船に乗船できました。
その後、オフリドに到着し、宿に戻る帰りがてらレストランで夕食をとります。
港にほど近いレストランでニジマス(養殖のもの)を食べましたが、昨日のレストランに較べるとここのレストランは全体的にイマイチでした…。
夜は宿の窓を開け放っていたら、どこからともなくクラッシックの音楽が聞こえてきました。
宿近くの屋外の古代シアターでクラッシックコンサートが開かれるとポスターが貼ってあったな。
娘はもう寝てしまったので、窓を半開くらいにしてクラッシックの調べに耳を傾けます。今日はきれいな水の中でぞんぶんに泳ぎ、ボートで泉を回って瞑想し(?)、夜はクラッシックを聴きながらリラックス…。
心身ともにデトックスできた1日でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿