2014年8月14日木曜日

【子連れでボスニアヘルチェコビナ】電車に乗ってモスタルまで

08 August - 09 August 2014

朝が苦手なダディとその血を受け継いでいる娘。
でも、今朝はがんばって家族3人とも早起きしました。全員5時起床です!

今日ははサラエボからモスタルへの移動日なのですが、朝8:05発のモスタル行きのローカル電車にのるために、余裕を持って宿を6時には出ました。ちょっと早すぎるかなとも思いましたが、駅までどれだけ時間がかかるのか分からないのと、そして駅で切符を買わないといけないのと…。特に子供がいる場合は、何が起こるかわかりません。何事も時間に余裕を持って行動するほうがいいんです。

宿を出て、右手にスーツケース、左手には娘の手を握り、宿の近くにあるタクシー乗り場らしきところへ向かいます。でもまだ朝早すぎるのか、タクシーが全く見当たらず焦ります。ちょっと先まで歩くと、ちょうど休憩中らしきタクシーを見つけることができました。タクシーに乗りサラエボ駅まで向かいます。

朝6時すぎに駅から見たサラエボタワー。
娘は朝からハイパーです。

拍子抜けするほど、早く到着してしまいました。

し〜んと静まり返った早朝の駅の切符売り場は、無人かと思いきや、おばちゃんがちゃんと勤務していました。無事にモスタルまでの切符が購入できたところで、列車の時間まではまだまだ時間があります。

そこで、駅の隣のサラエボソーセージこと、チェヴァプチのお店で、早朝からがっつりソーセージをいただきました。
そんなこんなしていたら、お店の中にもお客さんが増えてきて、駅の前にも旅行者らしき大きなバックパックを背負った人がちらほら現れ始めました。

切符を無事に買い終えたのは、朝の6時15分過ぎ。
時間が余りすぎです。


モスタル行きのローカル線に乗り席に座って発車を待つ間、一人ちょっと離れたところに席を見つけたダディは、隣に座った話し好きなおじいさんにボスニア語で盛んに話しかけられていました。
ダディは一生懸命それに応えようと、英語で身振り手振りを交えて会話しようとしています。おじいさんも頑張って知っているドイツ語を駆使してコミュニケーションしようとしますが、さすがにお互いの共通言語がないのに会話を続けるのは辛いです…。

困った顔で苦笑いするダディ…。
言葉の壁なんかにはめげないおじいさんに、また何か話しかけられて困っているところに、ちょうどダディの反対側に座ったスイス人(話から推測するに)の若者男子が助け舟をだすかのように会話に入ります。この若者は、ドイツ語が分かるらしく、おじいさんとの会話が一気に加速、で、おじいさんの会話の矛先はこの若者に。

おじいさんと青年は、しばらく途切れ途切れながらも会話をしていましたが、しばらくして停車した駅でおじいさんは電車を降りていきました。

素晴らしい車窓


電車は絶景地帯を通過し始めます。

早起きして電車に乗ってよかった!
と誰もが思った瞬間です(多分)。

それまでおしゃべりしていた人も口を閉じ、みんな静かになって、窓からめくるめく素晴らしい景色を眺めています。
絶景がしばらく続いたのち、みんなを乗せた電車はモスタル駅に近づいてきました。



モスタルには約2時間後の10時ちょっと過ぎに到着しました。

明日の移動のバスチケットを買っておこうと、駅でバスのチケット売り場を聞くと、
隣の建物だというので駅を出て歩きます。
すぐ隣にあるバスターミナルの切符売り場で、明日のクロアチア、ドブロブニクへ行くバスのチケットを購入しました。

モスタル自体はとてもこじんまりとした街で、大半の人は、ドブロブニクから日帰りツアーで訪れるようです。見所もそう多くないのと、ドブロニクには午後早めの時間には到着しておきたかったので(そして朝早すぎるのも勘弁!)、明日の午前中10時発のチケットを購入しました。

モスタル→ドブロブニクへのバスの時間(2014年8月)
07:00,10:00,12:30, 17:30
の計4本
片道 32マルク(16 Euros)子供無料
所用時間約 3.5  時間

今日の宿は、駅から歩くこと約10分ほどのところにありました。11時前くらいに宿に着いたけど誰も人が出てこなく、困ってはす向かいの床屋のおじさんに助けを求めると、大声で宿のオーナーの名前を呼んでくれました。
すると中から人の良さそうな宿のおばさんが現れましたが、部屋の準備がまだできていないと、すごく申し訳なさそうに、チェックイン時間の14:00にまた戻ってきてほしいというので、荷物だけ置かせてもらうことにして、おばさんに地図をもらい、大体の見所を聞いてモスタルの街探検に行くことにしました。


宿を出て商店街のような道を歩いて行くと、右手に広場のようなところがあり、マーケットがあったのでのぞいてみることにしました。
新鮮な野菜や果物、はちみつやジャムがおいてありました。娘のおやつにと、ブドウを購入したけれど、ちょっとすっぱかったです。


なおもまっすぐ通りを歩いて行くと、石畳の続くトルコ街にでました。通りの両脇には、観光地だけあって色とりどりのお土産やさんやカフェが並んでいます。


そして石畳の先には、この絶景が待っていました!絵葉書そのまんまの風景が眼の前に広がっています。



今日も思いっきり暑いので、河に入って泳ぐ地元の人たちもたくさんいます。


街のいたるところで、ぶどうがたわわに実っていました。実は、ボスニアはワインも美味しいらしく、モスタルのあたりにはワイナリーもたくさんあるらしいです。さっき市場で買ったすっぱいぶどうはワインに適した品種なのかもしれません。




ランチは川のすぐそばにあるレストランTurusで魚のスープを。
モスタルまで来るとアドリア海まで近いせいか、魚料理がメニューに出てくるようになりました。このレストランは、メインの橋からはちょっと外れた場所にあるので、すごく静かでのんびりした雰囲気です。
偶然入ったレストランだけど、広々としたオープンテラスから川がみえて、すごく気持ちがよかったです。



お昼を食べ終えると、有名な橋の上は観光客でいっぱいです。ちょうど橋の上から川の中にダイブしようとするお兄さんがいました。もったいぶってなかなかジャンプしないのですが、飛び込んだ時には拍手喝采!モスタルで有名なエンターテイメントのひとつだそうです。


この有名な橋は、下から見るとかなり高いのがわかります。
ここモスタルも紛争でかなりの場所が破壊されたそうです。現在のこの有名なスターリ橋を含め、旧市街は、紛争後に再建されたものだそうです。

モスタルの観光エリアはこじんまりとしていて、半日あれば十分に見て回れる距離でした。ひと通り見て回ったらチェックイン時間の2時前くらいにだったので、宿に戻ることにしました。

今日の宿のおばちゃんも、すごくフレンドリーかつ丁寧な人で、建物全体が清潔に保たれていて印象が良かったです。
もちろん部屋もきれいで大満足です。朝食は付いていないとはいえ、1泊30ユーロは安い!

ダディが娘にノルウェーで買ったバイキングの本を読んでいる間、私は簡単に洗濯をして窓際に干します。天気がいいのですぐに乾きそうです。
そうこうしているうちに、今朝はさすがに早起きだったせいか睡魔が襲ってきて、家族3人で昼寝タイムです。

ちなみに、オスロ以来、娘に毎日のようにバイキングの本を読まされているダディ。繰り返し同じ話を読むことにうんざりしているようです。

さて、2〜3時間の昼寝の後、夕食がてらまた橋の方へ散歩に行きます。今度はスターリ橋の下へ降りて、冷たい水に足を浸して水遊びです。その後、夜ご飯を食べに、河川敷を上がった階段すぐのところにあるお店で、グリルしたミックスミートとサラダ、ポテトを3人で分けて食べました。

その後宿に戻ると、宿のおばさん家族が建物の前の路地で、夕涼みをしていました。ドイツに出張していてちょうど帰ってきたという旦那さん、おばあさん、息子さんもいました。
娘の就寝時間が迫っていたので、長話はできませんでしたが、簡単に自己紹介などをしてちょっと話をしたのち部屋に戻り、いつものルーティンをこなし娘をベッドにいれました。

モスタルは、観光地とはいえ、きれいな風景にのどかな雰囲気で、とてもリラックスした雰囲気だったので、もう1泊してゆっくりしたい気もするなあと思いながら大人たちも眠りにつきました。

翌朝は、身支度をしチェックアウトした後、宿のおばさんに聞いて、モスタルで一番おいしいブレドの美味しいカフェにさくっと朝食を食べに行きます。やっぱり地元の人に聞いていくお店にハズレはありません。脂っこさがまったくなく、パイ部分もパリっとしていてとても美味しかったです。

チーズ入りとホウレン草入りブレド。
Brace Fejikaのタイルで舗装された道を駅方面に歩き、
舗道が終わったところで川の方に左折してすぐ左側の角にあるカフェ。

その後、宿で荷物をピックアップし、歩いてバスターミナルへ向かいます。
バスは10時15分、定刻発車。
今日もまた一日暑い日になりそうだ〜。


***子連れ旅情報***

モスタル/ボスニアヘルチェコビナ
街の子連れに優しい度 ★★★
世界遺産の街ということで昼間は観光客でいっぱいです。おもにクロアチアのドブロブニクから日帰りツアーで訪れる人が多いようなので、昼間の数時間は観光客で激混みです。朝と夕方はひっそりしていて、のんびりと過ごせます。
オールドタウンに続くメインストリートは、車通りがほとんどないので、子連れで歩いても安心です。スターリ橋の石畳は表面がつるつるで滑るので、転ばないように要注意です。

電車料金:6歳以下は無料。6〜11歳は子供料金。
子連れアクティビティ充実度:★★★
特に子供向けの施設やアクティビティはありませんが、オールドタウンの中は車がいないので安心、また夏であれば河遊びができます。
子連れ食べ物充実度:★★★
魚料理も食べられます。
赤ちゃん用品の充実度(手に入れやすさ):★★★
旧市街を出てまっすぐ進んだところに大きめのスーパーがあります。

宿泊:
Pansion Isa
宿の子連れに優しい度 ★★★
安くてきれいでコストパフォーマンスは最高の宿です。
オーナーを始めみんな子供にはやさしいです。上階にのぼる階段には手すりがないので
要注意です。入り口に洗濯機があるので、お願いすればお洗濯してもらえると思います。
部屋には食器洗剤とスポンジがあるので、子供の水筒を洗ったりできました。




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