2014年4月15日
そして衝撃の事実が明かされた15日の朝
朝は優雅な気分でホテルの朝食をたっぷりといただきます。
さすが5つ星ホテル
Warsaw Marriott Hotel !
よくある定番ブレックファーストメニューだけでなく、お味噌汁やうどん、焼きそば、自分で好きな具を選んでコックさんがその場でオムレツを焼いてくれたりと、超豪華盛りだくさん。朝からお腹がはち切れんばかりでした。
こんなにすごいのに意外とお安いワルシャワのホテル。
朝食後は、娘とダディは最後にプールで1時間ほど泳ぎ、その後、明日のリトアニア行き電車の切符を買い求めに、ホテル前の薄暗い地下道を通って中央駅へと向かいます。
いつものように切符売り場の窓口のおばさんへ、
「
Sestokai行き、ワルシャワ中央駅発7時20分」
と乗車予定が書かれた紙切れを見せます。
旧ソビエト特有、 愛想無しのおばさんは、ポーランド語で
「◯X△□&$#」
とまくしたてます。
英語が全くと言っていいほど通じないので、事態がよく飲み込めず 。
ダディと『きっとこの窓口では、購入できないって言ってるのかも??』と、
今度は、別の窓口でトライ。
今度はちょっと若めのおばさんのいる窓口へ。
このおばさんにも同じ紙切れを見せますが、
今度は一言
「ノー、トレイン!」と。
もう一度食い下がって、日付と行き先を指差しながら聞きますが、
「◯X△□&$#(だから何回も言ってるでしょ!)、ノー、トレイン!」
ノートレインって言われても、どういう事だか事態が全く掴めない我が家。
そうだ!と、近くにあった券売機で「Warsaw-->Sestokai」のルートをタイプしてみますが、この路線は存在するものの
電車は運行していない模様。
『一体どういうこと???』
とりあえず、どうやら予定していた電車に乗って、リトアニアに行くことは無理らしいとうことだけは確実にわかったので、とりあえずホテルに戻り、パソコンをロビーに持って緊急ネットリサーチ。
そう、このマリオットホテルは5つ星にも関わらず、いまどき部屋でのインターネットが有料なんです。
ただし、ロビーでのネット接続は無料ということで、わざわざ部屋からパソコンを持ってエレベーターに乗り1階のロビーまで来てネット接続しないといけないという、ものすごい面倒臭いことになっているのです。
大手チェーンホテルだけに、これはなんとかしてほしい!
と、話がそれましたが、
この旅を計画していた時には、この路線の運休についてはどこにも書かれていませんでしたが、改めて調べてみると、どうやらワルシャワからセストカイまでの電車は、現在運休中の模様。
しかも、つい最近、おそらくここ数週間の間に起こったことらしい…。
『そんなこと聞いとらんがな。』
もともとポーランドからリトアニアは隣接した国なのにも関わらず、 アクセスがものすごく悪くて、そもそも最初から直通電車などはなく全部鈍行ローカル列車だけ。ポーランドからリトアニアに行くには、国境にある町、セストカイ駅で電車を必ず乗り換えなくてはなりませんでした。
窮地に立たされた我が家。この電車に乗れないとなると、ワルシャワからリトアニアへ向かうには、バスか飛行機のこの二択。
電車でリトアニアに向かう線が消えた時点で、予約していたリトアニアのホテルはとりあえず急遽全てキャンセル。
そしてワルシャワからリトアニアまでのバスの便を探してみますが、昼間のバスは所要時間が9時間、もしくは夜行バス。
だいぶ落ち着いてきたものの、まだまだ長時間じっとしてるのは辛い娘のいるわが家にとって、バスで9時間とか夜行バスとかは、まだまだちょっと難しい…。
と消去法で考えていくと残るは一つ。
「飛行機」で向かうしかない。
だけど、さくっと検索したところ、ワルシャワからリトアニアの首都ビリュニュスまでの飛行機代が思ったよりも高い…。
リトアニアの次の目的地、ラトビアのリガまで行くのがいいのか、それともタリンまで飛んでしまう方が安いか?それとも他にいい方法があるか…。
ママとダディ二人で、娘をそばに座らせてながらネットで、それぞれリサーチ。
でも、娘をじっとさせておくのも限界に…。
ママが娘を連れてホテルのロビー内や周辺をウロウロしている間に、ダディがリサーチ続行する作戦で、バルカン・エリアで最安値だった「ワルシャワからラトビアのリガ」までの飛行機を予約しました。
ポーランド航空、一人60ポンドX3と子どもは無料の電車(38ユーロ)と比べるとかなり痛い出費ですが、 この際、どうしようもないので仕方がありません。
大幅な予定変更となりましたが、ママは、バスの乗り継ぎを調べ、すでにチケットの予約も済ませていたリトアニアのシャウレイの「十字架の丘」に行く事は諦めきれず。
ママと娘の二人は、リガからビリュニュスに向かって当初予定していた旅を続けることにし、ダディは、この緊急事態の一件があって、リガからリトアニアへ移動をするのが億劫になったらしく、ダディはリガに一人残留することに。ここでは、別行動をすることにしました。
無事にワルシャワから旅が続行できることになり、気を取り直して、またホテル近くのキッズフレンドリーなVapianoでランチ。
その後、ホテルの前からタクシーに乗って、今回の旅のお目当でもあるポーランドの陶器ブランド、
ボレスワヴィエツのショップ直営ショップへ。
かわいい陶器たちに目移りしながら、 素敵模様の大皿とか欲しいものがたくさんあったけど、飛行機の荷物の重量制限があるので、慎重に厳選を重ね、小さなボウルとバターケース、そしてナプキンリングなどの小物を中心に購入しました。
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オールドタウンの中央広場 |
そしてその足でタクシー に乗り、ワルシャワの観光名所のオールドタウンまで。
オールドタウンはそんなに大きなエリアではなかったので、一通り歩いて周った後、中央広場のそばにあるカフェでティータイム。
春とはいえ、まだまだ寒い東欧。
暖をとるため休憩する回数も多めです…。
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かわいらしい店内 |
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ここにもかわいいイースターのデコレーション。 |
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古い建物が連なるオールドタウン |
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晴れてはいましたが、まだまだ寒い4月のワルシャワ、旧市街。 |
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オールドタウンの中央広場にそびえ立つ塔 |
お茶を飲んで冷えた体が温まったところで、今度はトラムに乗ってホテルのある中央駅まで戻ることに。
ママの野生の勘だけでトラム乗り場に来てみたものの、どのトラムに乗ったら良いのかが全くわからず、家族3人でうろうろまごまご。。。
英語を話す親切な地元の人が助け舟を出してくれました。
何と、この停留所からは中央駅行きのトラムがないことがわかり。。。
親切な人が教えてくれたバス停の方へ歩いて戻る羽目に。
ここで、ママの「野生の勘」とやらは、全く使い物にならない事が明らかになりました。
バス停から10分ほどで、昨日の夕方に歩いた見覚えのあるおしゃれなレストランやカフェ、洋服屋さんなどが並ぶ通りに出たのでバスを降りて、夕食を食べてからホテルに帰ることにしました。
ガイドブックを見て、H&Mの角を曲がった’Foksal’という通りのお店を目指して行ったのですが、結局見つからなかったので、適当に同じ通りにあったカフェ風のイタリアンを見つけ、子連れのお客さんが一組いたので、そこに入ることにしました。
このお店は、特に子連れに配慮がされたお店ではありませんでしたが、軽くちゃちゃっと食べて出るにはちょうどよかったです。
それにしてもポーランドは、年配の人はともかく若い人たちはほとんど英語を流暢に話せるので、駅の窓口などの公共機関を除けば、どこにいっても英語が通じるので、かなりラクです。
夕ご飯を食べた後は、ホテルに戻る途中Chemielna通りで
Smykという大きな子供服やさん、イギリスでいうところのMother Careを見つけたので入ることに。
実は、娘が「だっこ、だっこ」とせがむのは、もしや、履いている靴が小さ
くなってきたからかも?!と思っていたのです。
購入したその場で、娘お気に入りの真新しい靴に履き替えさせたところ、ホテルまでの帰り道は、ずっと歩かせることに成功しました!
今までの靴が小さかったのか?それとも「新しい靴」が功をなしたのか?
謎ですが…。
明日は、予定外の旅となったラトビア、リガへ向かいます。
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<ワルシャワからビリュニュスへの陸路での行き方>
2013年現在、ワルシャワからビリュニュス(もしくは逆)へ陸路で向かう場合、
・
Ecolineか
Luxのバスで直通9時間
・ワルシャワからBialystokまで電車で行き、1泊したのち、Ecolineのバスで、Bialystokからカウナス(Kaunas) まで 約4時間半。そこから電車でビリュニュスへ向かうという方法もあるようです。
電車は、線路の軌道幅変更工事のため2015年半ば頃まで運休だそうです。
ちなみに私が調べた時点では(2013年)、
ワルシャワからビリュニュスへ行く電車はカウナス経由で、
*ワルシャワ>カウナス、ビリニュス行き(毎日運行)
ワルシャワ中央駅発(Warszawa Centralna depart):07:20
シェシュトカイ着・列車乗り換え(Sestokai arrive, change train):14:57
シェシュトカイ発(Sestokai depart):15:10
カウナス着・列車乗り換え(Kaunas arrive, change train):16:45
カウナス発:17:00
ビリニュス着 18:16
このようなタイムテーブルでした。
1日がかりの大移動だったから、料金はかかったけど飛行機でよかったのかも…。
***子連れ旅情報***
ポーランド/ワルシャワ
街の子連れに優しい度 ★★★★
ポーランドの首都だけあって、ワルシャワはかなりの大都市。
観光客が行動するエリアに限って言えば、人通りも多く安全です(最低限の注意は必要ですが、これはどこの国でも一緒)。
博物館や晴れていれば公園など子連れで行けるところもたくさんあります。都会ならではの適度な距離感、あまり干渉せず、でも困っていれば自然と手を差し伸べてくれる。といった感じで、子連れにはもちろん優しいです。
宿泊:
宿の子連れに優しい度 ★★★★★
世界的チェーンマリオットホテルだけあって、ロケーションはピカいち。
ワルシャワ中央駅の真ん前、地下通路で雨にも濡れず行き来できます。
12歳までの子供は宿泊無料(ベッットを利用しない場合)。
プールあり朝食は盛りだくさん。プールには子供用の浮き輪、胴衣もあり。朝食会場にはもちろんハイチェアー。
部屋で無料でネットができないのが難点。部屋もそう広くはないけれど、高層階の部屋から見る夜景はきれいです。
大型ホテルだけあって、スタッフのサービスはいまいちだけど、東欧のホテルはかなり破格値で泊まれるので、たまにはいいホテルに泊まってみてもいいかも。
欧米系チェーンホテルは、無料で宿泊できる子供の年齢がかなり高いのもポイント。
電車料金:5歳以下は無料。4〜11歳は子供料金。
ただし割引料金の方が安くなることもあるので注意。
子連れアクティビティ充実度:★★★
大都市なので、住宅地のあるエリアには子供向け施設があると思います。
子連れ食べ物充実度:★★★★★
世界各国の料理が食べられます。イタリア料理のチェーン店、キッズメニューもあるVapianoはおすすめです。
赤ちゃん用品の充実度(手に入れやすさ):★★★★★
駅の中や街の中にあるスーパーや薬局などで手に入ります。
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