2014年12月4日木曜日

子連れ旅行、次の行き先はどこでしょう?

12月に入って、ロンドンの街の中はクリスマスのデコレーションデコレーションやディスプレーが目立ち始めました。
毎年クリスマスの時期は、子供だけでなく大人もワクワクします。

まだクリスマスのプレゼントも買ってなければ、クリスマスツリーも準備していないわが家ですが、来年2月の旅を計画中。
娘の学校の2月のハーフタームホリデー(中間休み)に合わせて、ポーランドに行くことにしました。

現在、ポーランドのクラクフに娘にとっては叔父にあたるダディの1歳違いの弟が住んでいるのですが、そのおじさん、娘、おじさんの息子の3人の誕生日がなんとたったの数日違い!ととても近いので、クラクフで合同バースデーをしようということになったのです(というか、半ば無理やり提案)。

というわけで、今回の子連れ旅行は、ロンドンから電車で、しかも70歳代の義理の母、ナナ(英語でおばあちゃんのこと)も一緒に行くことになりました。
親子3代の子連れ乗り鉄の旅です。
クラクフで誕生日会をしたその後、また電車でハンガリーのブダペストに抜け、そこから飛行機、ブラボー最安値!ライアンエアーでロンドンへ戻ってくるという計画を立てています。

クラフクもブダペストもママとダディは行ったことがあるので、今回はガッツリ観光って感じでもないです。あくまでも誕生日がメインですから!
ママとしては、ポーランドで食器とうわさのはちみつコスメを買って、ブダペストで温泉に行ければいいかな。

この4人用クシェットに親子3世代で乗車予定!

2014年11月14日金曜日

【子連れでオランダ】アムステルダムの旅は大ピンチ! 

10月26日〜28日 2014年

国立博物館の裏にあるI amsterdam の文字。


26日、日曜日。
友人の娘が乗馬今日は乗馬教室に行くというので、娘も一緒に連れて行ってもらうことになりました。
ということで、しばらくおヒマをいただいたので、ママとダディはチャリで美術館へ行こうということに。
最初は午前中にゴッホと国立美術館の2つの美術館を見て、お昼を食べ、アンネ・フランクの家を訪れて 帰ろうか…。などと話していたけれど、アムステルダムの週末は、秋の観光シーズンでどこもかしこもツーリストでゲキ混み…。

最初に訪れたゴッホ美術館は中に入るまでに、なんと1時間ほど並びました。しかも、館内もゲキ混み…。おまけに、「あ、数年前にも来たことあったわ」と中に入ってから思い出す始末…。
同じ並ぶんだったら、最初に国立美術館に行っとけばよかった…。

ダディがまずトイレに行くと言うので、ミュージアムショップの前で出てくるのを待っていたら、待てど暮らせど出てきません。ひょっとして「大?」と思い、今度はベンチに座って待つも全く出てくる気配がないのと、ダディのことなので「先に行ったな…」と思い待つのを諦めて一人で展示を見ることにしました。出口は一つなので、まぁどこかでダディを見つけられるでしょう。

せっかく中に入ったものの、やはり人が多くてゆっくり見られなかったので、好きなゴッホの晩年の作品、中でも亡くなる最後の数年の作品を中心に見ることにしました。
ゴッホの晩年の作品は哀愁が漂う感じの絵が多いのですが、ジャポニズムにも影響を受けているゴッホの絵画は、どこか「禅」に通ずるような「静寂さ」のようなものも感じられます。

ダディとは出口で再開しましたが、「トイレを出てママが見当たらなかったので、先に見に行ったと思って、自分も展示を見に行った」んだそう。ムカっ。

その後、自転車で中心部に移動し、アムステルダム名物「パンケーキ」にまたもや並んで入り、食べ終えたらもう2時くらいになっていたので、お店をちょっと覗いて家路につきました。
しばらくすると子供たちが帰ってきて、娘も白い馬に乗せてもらったと嬉しそうに報告してくれました。とても楽しい1日を過ごしたよう。友人のおかげで親も子もアムステルダムの日曜日を満喫できました。

そして翌日月曜日は、オランダは通常どおりなので、友人一家はそれぞれ仕事と学校へ。
わが家は夜の船に乗るにはアムステルダム中央駅から夜6時過ぎの電車に乗れば8時くらいに港に到着するので、早めの夕食を一緒に食べようということに。
最後の晩御飯はオランダ料理「スタムポット」、イギリスでいうところのソーセージ&マッシュ(その名の通り、マッシュポテトにソーセージ)にしようということで、マッシュにするジャガイモの買い物を仰せつかりました。
それと、友人の仕事が終わってから子供の学校のお迎えに行くとギリギリだということで、今日は私たちが3時に子供たちの学校のお迎えに行くことに。

お迎えに行くまでまだ時間があるので、親子3人で出かけることにしました。
自転車は今日の午後返却すればいいことになっていましたが、娘がいるので今日はトラムに乗って、まずは国立美術館に行くことに。月曜日は大体どこの国も美術館や博物館といった類のところは休館日になっていることが多いのですが、ここは月曜日も開館しているのと、ずっと工事で閉まっていた本館が昨年やっとオープンしたところなのです。

ですが、トラムがちょうど現代美術館の前に停まったので、国立美術館に行く道の途中だし、今日は開館しているようなので見ていくことにしました。

現代美術館


展示は現代アートからデザインまで守備範囲が広く、内容が盛りだくさんでした。
娘も最近はイッチョマエに、絵を見ながら色ん感想を話してくれたりするので、一通り見たら意外に時間がかかりました…。
なぜかこの絵が娘(4歳 )の心を捉えたよう…。なぜ?!

この美術館の素晴らしいところは、壁面がぐるっとレゴで飾られている子供用の展示スペースがあるところ。子供達だけでなく大人もレゴでいろんなものを作っています。

傑作揃い!
子供部屋にもいいアイディアと思いながら写真をパチリ。

そんなこんなで気が付いたら、お昼の時間になってしまったので、館内のカフェでランチを食べ、国立美術館の前までゆっくり歩いて来たらちょうど1時過ぎくらいになってしまいました。子供がいるといつも計画通りには行きません 。そろそろ家路に着いた方がいいと、またもや国立美術館へ行くことは断念…。

家の近くまで行きそうなトラムに乗って、帰ることにしました。

トラムを待つ間に撮影

トラムは友人宅のある近くの大きな公園エリアで終点となったので、そこから見覚えのある場所まで歩いて行きました。公園内の地図を見たりしながら歩くこと20分。いつも通る道の前まで出ました。
ママは近くにスーパーがあるのを思い出し、ダディに娘を連れて先に帰るようにと言い、ママ一人別れてスーパーにジャガイモを買いに。

ジャガイモを買い帰ろうとした時点で、2時近くなっていました。普通に歩けばそこから10分くらいで友人宅です。余裕をかませながら、公園の中の抜け見覚えのあるトンネルをくぐります。
あれ、この道だったよな?と思いながら曲がった道をどんどん歩いて行くと、なんだか見覚えのないところに出てしまいました。

『あれ〜〜っ????ひょっとして道に迷った?!』

時計を見たら2時20分。余裕をみて2時半には家を出ないとお迎えに間に合いません。
ちょっと焦りながらも、何か手がかりがないかとカバンの中を探してみますが、
地図も友達の家の住所も、ダディが持って行ってしまいました。
何も分かるものがありません。

頼れるものは自分の記憶のみ…。

これはツライ。自分の記憶ほど頼りにならないものはない…。

冷や汗ダラダラで、方角的にはこっちのハズと歩いて行った方は全く見覚えのない場所で、人に聞くにも、今自分がどこにいるのか、どこに行けばいいのかも分かりません。
かなり近いところにいるはずなのに…。
ダディの携帯に電話してみるものの、こういった肝心な時にはもちろん通じません。

バス停に近所のティーンネイジャーの男の子達がいたので、バス停の地図を指差しながら、「今どの辺?」と聞いてみるも、自分がどこに行けばいいのか正確な場所が分からないので、全く意味がありません。
試しに『近くのトラムの駅はどこ?』と聞いたら、『バスに乗ったほうがいいよ〜』というので、バスに乗ってしまったらどこに行くのかますますわからなくなると思い、お礼を言ってもと来た道を戻ることにしました。

もうこの時点で2時45分。『あ〜ダディよ、無事に迎えに行ってくれただろうか…』
気が遠くなりそうな中、額から吹き出す汗を拭きながら、早足で歩いてきた道を戻ります。

見覚えのある公園も焦ってるときに見るのと景色が違って見えます…。

見覚えのある地点まで戻ってきて『ホッ』とした時にはもう3時を回っていました。

『お迎えの時間だな…』

こうなると「もうしょうがない」と開き直り、今度は安全パイで、自転車で何度も通ったわかりやすい道を通って帰ることにしました。最初から近道しようとしないでこの道通って帰ればよかった…。

『そうそう、ここのお店で曲がって…』と、自転車で通ったわかりやすい道は、歩くとかなり遠かった…。それでも、見覚えのある友人宅の建物が見えてきたときは、正直言ってかなりホットしました。
鍵を持つダディと娘はおらず、外のベンチで汗で冷えるTシャツにパタパタ風を入れながら、みんなの帰りを待ちます。友人宅の建物の反対側を見てみると、さっき見た見覚えのあるモニュメントが…。ガ〜ン、ひょっとして建物の 隣を何度も通ってた…?!

やっと学校から帰ってきた子供達。『道に迷った…』というママに、ダディがひとこと。「ラビッシュ(使えね〜ヤツ)」。大人しく家に入ります。

ここからが、また慌ただしかった。

子供たちにおやつを用意し、ママはジャガイモの皮むき。そうこうしてたら友人が帰宅。
友人は買い物、旦那は自転車を返しに。

その後、友人は子供をバイオリンの教室に連れて行っている間に私たちはご飯を食べ、友人たちが帰ってきてすぐみんなで車に乗り、アムステルダム中央駅に。
いつもなら駅まですぐの道が、今日に限って橋が上がりボートが道路を横切ります…。
刻一刻と電車の時間が迫ります。
駅の前の赤信号の間に、わが家は車を飛び降り、スーツケースを車の後ろから取り出し、改札に走ります。

あらかじめ友人の旦那さんが調べていてくれたプラットフォームに走ります。
電車が来ました。行き先に「スキポール空港」と書いてあるのがパッと目に入ったので、その電車に飛び乗ります。

私「ふぅ〜〜ッ」
旦那「アクション映画みたいだったな…」

などと言いながら一息つくも、

「はて。本当にこの電車でいいのだろうか??」

そういえば、電光掲示板の出発時刻は、調べていた18:26より2分遅れの18:29だったし、
そもそも、私たちが乗り換えなければいけないSchiedam Centrumには行くのだろうか???

隣に立っている男性に聞いてみるも『僕はスキポール空港に行くからその先はわからない』と言われ若干不安に駆られるも、スキポール空港には間違いなく行くということで、方向的には間違っていないのでまぁなんとかなるだろうという気持ちでした。

その後、その男性が子連れの旅行者を不憫に思ったのか、「スキポールでたくさん人が降りるからそのスキにホームに降りて行き先を確かめるといいよ!」と言ってくれました。

しかし、そのスキポールで飛び降りて掲示板を眺めるも、どこをどう見ていいのかわからない!と思っていたら、先ほどの男性が「大丈夫、ロッテルダムに行くよ」と教えてくれたので、『Thank you!!』と言って急いで再び電車に飛び乗ります。
でもね、降りたいのは『Schiedam Centrum』なんだよ〜。
ロッテルダムに行ってしまってはだめなのね。

まぁ、方角的には間違っていないことが確認できたのでやや安堵しながら、大勢の乗客が降りたスキポールでガランと空いた席に座ります。今度はダディが隣の女の子に、『Schiedam Centrum』に行くか聞いてみます。親切な女の子は携帯で検索してくれて『行きますよ』と教えてくれ、次の駅で降りて行きました。

こうして無事に『Schiedam Centrum』で乗り換え、夜の8時にHoek van Hollandに到着しました。すでに19:15に乗船開始となっているので、そのままチェックインを通りイミグレーションを抜け船に乗ります。

午後はずっと焦っていたせいか、部屋に入ると急にお腹が空き始め、娘の寝る準備をして、ママはカフェに行ってペンネアラビアータを注文。お腹も満たされふ〜っと一息ついて部屋に戻ると、ダディは本を読んでいて、娘はとっくに寝ていました。

明日の朝のイギリス着は、UK時間の6時半。オランダ時間の7時半です。
でも、この週末にサマータイムが終了し、時間が1時間戻ったので、体内時計はさらに1時間の時差。体内時計はUK時間の朝5時半?? なんだか訳が分からなくなりますが、結局、明日の朝も早起きには変わりありません…。

Halwich Internationalからは、7:15に電車があり、ロンドンリバプールストリート駅には、8:54に到着予定。
なんだか非常に濃ゆいあっという間の4泊5日(うち2泊船)の旅でした。

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2014年11月12日水曜日

【子連れでオランダ】アムステルダムで緊急事態発生!

10月25日<後半>
チャリンコでアムステルダム中央駅を背に北方面に向かいます。



無料の渡し舟で対岸に渡り、友人宅から自転車で15分ほどでしょうか、ふらつくハンドルさばきで到着したところは、De Ceuvel(デ・スーヴェル)と呼ばれる運河沿いのある一画。



倉庫や自動車の修理工場などがある路地を入ったところにあるその場所は、もともとは埠頭だった工業用地で、荒れ果てた空き地となっていたところをアムステルダムの建築家、デザイナー、アーティスト、フォトグラファーといったクリエーターたちが目をつけ、 昨年頃から再開発の工事が始められたそうです。

2014年11月11日火曜日

【子連れでオランダ】アムステルダムを自転車で! 

10月25日<前半>

この船に乗ってたんだよ〜。部屋はどのあたりかなぁ?

下船1時間前、つまりイギリス時間の朝5時半くらいにスピーカーから「Don't worry be happy」の爽やかな口笛メロディーが大音量で流れてきて起床です。
これって確かに爽やかなメロディーだけど、目覚めの音楽なんでしょうか…。
朝からDon't worry be happyって??どちらかというと就寝前に「適度な音量」で聴きたい感じがするけど。
そして約1時間後に下船開始するとのアナウンスが続きます。

下船は1時間後だけど「心配するな、まだ寝ててもいいぞ」ってことなのか?!

この爽やかメロディーとアナウンスでママはいやでも目が覚めたけど、Don't worry be happy、わが家のお寝坊さんたちは、全く起きる気配なしです…。

昨夜は、船の揺れは全くと言っていいほど気にならなかったけれど、時折感じる、おそらく船のエンジンの音がちょうど地震が来る直前の地響きのように感じられて、そのせいか地震が起こる夢を見ました…。

シャワーを浴びて、昨日ロンドンで電車に乗る前に仕入れておいたサンドイッチを朝食に食べ始めた頃、何回目かの口笛が流れた後にさすがにダディものそのそと起き出してきました。が、娘はまだ起きません。これだけ大音量の音楽が流れてるのに起きないなんて、誰に似たのか、ある意味うらやましい…。

ダディも身支度を終えると、カフェインを注入しに、ヌボーっとしたままカフェに行ってしまいました。

下船時間もせまってきたので、「着いたよ〜。朝だよ〜。」といって娘を起こしますが、なかなか起きません。そこで、今回のとっておきのマジックワード。

「XXくんと◯◯ちゃんちに着いたわよぉ〜」

パッと飛びきました…。

寝る前に用意しておいた洋服にひとりで着替え、朝ごはんもパクパク食べます。
人参を鼻先にぶら下げた馬のごとく、聞き分けが大変よろしい。

下船時間の朝7時半(オランダ時間)ちょっと過ぎてカフェイン注入でシャキッと別人になったダディが部屋に戻ってきたので、スーツケース1つを持って部屋を出ます。
車なし、徒歩の人はそんなに多くないのか、ほとんど並ばずに下船。イミグレーションも2組ほど並んで待つのみでとってもスムーズ。飛行機と較べるとかなりのハッスルフリー度です。

おまけに、船のターミナルを出たらオランダ国鉄のHoek van Holland駅のホームが直結で、下船してくるお客さんを待ち構えるようにタイミングよく電車が停車しています。私たちが電車に乗って10分後には発車しました。

アムステルダムまではSchiedam Centrumにて1回乗り換え、プラットフォーム1からプラットフォーム5に移動し、すぐにアムステルダム行きの電車に乗ります。乗車して1時間半後の10:00ちょっと過ぎには、アムステルダム中央駅に到着しました。
駅には友人が車で迎えに来てくれており、そのまますぐに市内の友人宅アパートへ直行。

友人宅の7歳の男の子ともうすぐ6歳の女の子の子供たちは、夏にも1度会っていたせいか、言葉は通じなくても娘もすぐに打ち解けて一緒に遊び始めました。
娘はちょっと年上のお兄さんとお姉さんができたようで、終始ケラケラ笑ってとても楽しそうです。

お互いの近況を話したりしながら、しばしの休憩の後、友人宅の近所で自転車をレンタルして出かけようということに。

チャリは1日1台10ユーロ。デポジットに80ユーロ。ママとダディの分を2日分、2台借りて合計120ユーロ。デポジットは自転車を返却時に返金されます。

娘は友人パパさんのチャリの子供用シートに乗せてもらうことに。
このオランダのチャリですが、ブレーキがハンドルについているのではなく、ペダルを後ろに漕ぐとブレーキがかかる仕組みになってて、何度乗っても慣れません。ブレーキを使うような緊急事態が起こりませんように…。

今回のアムステルダム滞在2日間の相棒。ゴッツいチェーンがついてます。

アムステルダムで最近とても面白い場所があるというので、友人家族4人とわが家の3人で、自転車をこいで(娘は友人旦那の自転車)駅の北側エリアへ行くことにしました。

アムステルダム内は自転車専用道路が整備されているとはいえ、慣れないうちはちょっとコワイよ〜。

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2014年11月7日金曜日

【子連れでオランダ】イギリスから乗船からアムステルダムまでの道のり

オランダ出発の日
24日金曜の午後。
ロンドン。

15:15
娘を学校まで迎えに行き、
「これから船に乗って、船の中で寝て、それでアムステルダムに住んでいるXXくんと◯◯ちゃんのお家に遊びに行くんだよ〜」と言い聞かせながら、なるべく足早で家路につきます。
いつもはノロノロ寄り道しながら30分以上かけて歩く道も、今日は優秀!15:30過ぎには家に到着できました。

今日乗船するStenaLineのチェックイン時間時間開始は20:30です。娘の就寝時間はいつも20:00くらいなので、今日は寝る時間が少し遅くなりそうな上に、オランダ到着は翌朝の7:45分。
ということは、イギリスとオランダでは時差が1時間あるので、体内時計ではイギリスの朝6:45分にオランダに到着ということです。この時間は下船の時間だから、これよりも早く起きて着替えなどの準備しなくてはいけない。イギリス時間の6時には起こさないとなぁ。娘にとっては、いつもより1時間ほど早起きの時間。ウ〜ム。どうしても睡眠不足になるだろうなぁ…。

2014年10月31日金曜日

【子連れでオランダの旅】飛行機、電車、船?ロンドンからアムステルダムへ行くにはどれがベスト?

イギリスからオランダに向かう船、ステナライン。

イギリスの学校では、2ヶ月に1度の頻度で「ハーフターム」という1週間のお休みがあります。
今年は娘の通っている学校のハーフタームは10月27日から11月4日まで。

そこで今回の子連れ旅行は、前々から「遊びにおいでよ!」と言われていたアムステルダムに住むオランダ人建築家ファミリーのところへ行こうということに。

実はこの一家とは今年の夏にも東京で再会しているのですが、娘は子ども同士一緒に遊んだことがとても嬉しかったらしく「またいっしょに遊びたい!」という娘の希望もあり計画した子連れ旅です。

とはいえオランダの学校はホリデー期間ではないので、ハーフタームの最初の週末を使ってアムステルダムへ行くことにしました。

子連れ旅をする中で出費が大きいのは、大人二人と子ども一人分の交通費と宿泊費。
宿泊費は友人宅にお世話になるので今回は考えなくてもいいとして、
問題なのがこの交通費。。。

2014年9月5日金曜日

【子連れでルーマニア】コペンハーゲンで乗り継ぎそしてロンドンへ

28 August 2014

さ、さむっ。
帰って来たらロンドンはすっかり秋でした。
なんだか浦島太郎な気分です。

約1ヶ月に渡るバルカン半島を巡る旅も本日終了。
バルカン半島は(一部を除き)どこも大体物価が安いし、食べ物も美味しかった。
子連れのわが家にどこでもみんな親切だったし、何と言っても怪我や病気を全くしなかったので本当に良かった!
で、ブカレストの空港では、買いたいなぁと思っていたルーマニアの知る人ぞ知る、ウワサのアンチエイジングコスメ「ジュロビタール H3」を発見して、あわてて購入してしまいました。

ジュロビタール、モイスチャークリーム 25ユーロくらい
効果のほどはいかに?!

ただ、あまりにも慌てていたせいか、ちゃんと適応年齢を見て買ったはずが、これとは別のメーカーの商品を購入してました〜。
ガっクし。

似たようなパッケージだったんだよなぁ。値段も同じくらいだったし。
ブルガリアで買ったバラコスメと併せて、疲れたお肌をいたわるべく、美容に精を出したいと思います。ちなみに、バラコスメとは、ローズオイルとヨーグルト入りのボディクリーム買ってみました。
バラとヨーグルトの絶妙な香り…。
ちなみに、コペンハーゲンの空港ではアラビアのショップがあって、ムーミンマグカップが2個買うと1個無料キャンペーン中で、思わず3つゲットしてしまいました。わが家の家宝です。
空港内だけで結構散財してしまいました。これまで娘のもの以外ほとんどなにも買ってないのに。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
この日の朝は、ブカレストのホテルで、またもやたっぷりの朝食です。
今朝はお皿に色々載せて、そのままドアから外に出てテラス席に座りました。
今日のフライトは、10:15分なので、あんまりのんびりと朝食を食べてはいられませんでしたが、淹れたてのコーヒーに美味しいパンやフルーツなど、新鮮なブカレストの朝の空気の中、たらふく食べました。

7時半にはチェックアウトして、フロントでタクシーを呼んでもらいます。フロントの人に「空港まで大体幾らくらいか」と聞くと、『70RONくらいかしら。90RON以上かかることは絶対にないと思います。』とのこと。

やっぱり、ブカレスト北駅からのタクシーは相当ボッてたな…。

呼んでもらったタクシーもすぐ来て、荷物を車のトランクに入れブカレストの街を抜けて空港へ向かいました。
空港でチェックインを済ませ、免税店をブラブラ見ていたら、噂のルーマニアコスメジュロビタール」が売っていたので、速攻ゲットです。急いで会計を済ませ、そのまま真っ直ぐ登場ゲートへ向かいました。

チケットを予約する際、色々調べたところ、夏の間、特に夏休みの始まりの時期、終わりの時期は、同じような行動をする人が多いのでしょう、格安航空もさほど安くはありません。この日のブカレストからロンドンに行く飛行機では、スカンジナビア航空が格安で、しかもコペンハーゲン経由だったので、あらかじめトランジット時間が長い便を予約していました。
このトランジットの待ち時間を利用して、コペンハーゲンンに住む友人に会おうという計画です。

このコペンハーゲンに住むダディの友人カップルに最後に会ったのはロンドンで、まだ娘を妊娠中の時。5年ほど前です。
ちょうどデンマーク人の友人の奥さんも妊娠中で、お互いに生まれたら一緒に子供同士遊ばせようね!と話していたのに、それがなかなか実現できていませんでした。

今回トランジットの時間が約4時間だったので、友人カップルに空港に出向いてもらい、空港内のカフェでお茶するだけでお互いの娘同士がご対面ということにはいきませんでしたが、5年越し、わがやの娘はやっとこの友人に紹介出来ました。
4時間のトランジット時間とはいえ、出入国審査や搭乗時間などがあるので、なんだかんだ言って実質2時間半くらい。あっという間でした。

また入国審査を受けて飛行機に乗り込みます。
コペンハーゲンンの入国審査官のおじさんは、娘に「スタンプ押してあげようか?」と、娘は英国パスポートを保持しているのでヨーロッパ内では、本当はパスポートを見せるだけでスタンプを押してもらう必要は全くないのですが、特別に押してもらえました。

ただ、娘には「スタンプを押してもらう」こと自体に興味がなかったらしく…。
あんまり嬉しそうでもありませんでしたが、とりあえずせっかくいただいたので、親の方が、「うわぁ〜〜、よかったねぇぇ〜〜」と、
ちょっと大げさに喜んでおきました。

きっと娘と同じくらいのお子さんがいるお父さんの審査官だったんでしょうね…。

再度、飛行機に搭乗しロンドンヒースロー空港に着いた時には、もう夕方の5時でした。
あまりにも疲れ果てて、タクシーで帰りたいところでしたが、ここ物価の高いロンドン。
北欧よりはマシですが、荷物も比較的少ないのにそんな贅沢はできません。

ママ的には、最安値で行ける「地下鉄」でのんびり帰っても全然構わなかったのですが、ここで疲れがピークのダディのトンチンカン炸裂、ちょっと贅沢して、パディントン駅まで15分で行けるヒースローエクスプレスに乗ることに。

一人21.50ポンド…。

ちょい待て〜、ミニキャブ呼んで帰るのと値段そんなに変わらんのではないか???
40ポンドか45ポンドくらいで帰れなかったっけ?
っていうか、ミニキャブは家の前まで運んでくれるし!

切符を買ってしまったからにはしょうがないですが、実はヒースローエクスプレスよりちょっとゆっくり(30 分)のヒースローコネクトと呼ばれる電車もあって、そちらはもっと良心的な値段。っていうか、約半額。
10.10ポンド。
ちなみに、地下鉄だと地下鉄だとオイスターカードがあれば5ポンド。
パディントンまで50分前後と時間はかかるけど、さらに半額!

家に帰るだけなんだから別にそっちでも良かったのに。ボソッ。

いらぬところでお金を使ってしまうダディ。
このお金でアンチエイジングクリームがもう一個買えたぞ〜〜〜。
いや2個買えたか。

疲れてて寝不足のダディはこういう時、「触らぬ神にたたりなし」です…。
無駄なところにお金を使ってしまう、
典型的「お金のたまらない」タイプのダディです。

ああ、ロンドンに帰ってきちゃったなぁ〜って感じ。

洗濯物どっさりだ〜。


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2014年9月4日木曜日

【子連れでルーマニア】子どもにおすすめのブカレスト観光ツアー

27 August 2014

いよいよ1ヶ月近いバルカン半島の国々を巡る旅もお終いです。
明日はロンドンへ戻る日ということで、ブカレストを観光できるのは今日が最終日。

ホテルの朝食をたっぷり食べて、毎日10時半に始まるブカレスト無料ウォーキングツアーに参加するために、地下鉄に乗ります。Universitateからほんの1駅、Piaţa Uniriiで下車、集合場所のウニリイ公園内の時計台前に集合です。

駅構内は綺麗です。


ウニリイ公園

日が昇り暑くなり始めたブカレストの時計台の前に集まったのは、約15人ほど。
この中にはバギーを押し、5人の子供(?!)を連れた、おそらくポーラド人の一家も一緒です。

しめしめ…。子連れがいると助かる!

ポーランド人一家には、娘より少し年の大きい6〜7歳の女の子と2〜3歳の女の子、10歳くらいの男の子とそれよりも少し小さい男の子が2人、の子どもが4人と赤ちゃんの5人の子連れ。

娘と年が近い子どもが一緒だったので、最初は様子を伺いつつだった子どもたちも、ツアー終了の頃にはすっかり打ち解けて、一緒に仲良く座って遊んでくれたので、大人はツアーガイドさんのお話を聞く余裕が持てました。

2014年9月3日水曜日

【子連れでルーマニアの旅】東欧の小パリ、ブカレストに到着!

26 August 2014

ソフィア発の寝台列車に乗ったわが家。

夜遅くブルガリアとルーマニアの国境付近のパスポートコントロールで起こされてからというもの、ママは眠りが浅く、ブカレスト到着の時間が気になってよく眠れませんでした。何せ、寝過ごしたらモスクワまで連れて行かれてしまいますから。

そんなママの不眠をよそに、ダディと娘は爆睡…。
娘はパスポートチェックがあって、部屋のライトをつけても目を覚ましませんでした。
こんな時、どんな場所でもよく寝れる二人を心底うらやましく思います。

ところで、娘のパスポート写真は0歳の時に撮ったもので、4歳半の今の娘とは全くの別人なのですが…。

いつも空港のパスポートコントロールでは、「あら〜大きくなったね〜」とか「別人だね〜」とか色々声をかけられます。
が、東欧ではいつも「チラっ」と一瞥されるだけ。きっと内心、何か思ってるんでしょうけどね。

ブカレストに向かうこの電車では、さずがに寝てる子を起こしてまでチェックされませんでしたが、過去、シベリア鉄道に乗車中、ロシアからモンゴルに抜ける国境で、よく顔が見えるようにと爆睡中の2歳半の子供の顎をぐいっと掴んで顔にかかった髪の毛を払いのけ「顔」をチェックされたこともあります。
同じコンパートメントにいたおじさんも事前に娘の赤ちゃんの時のパスポート写真を見て「大きくなったね〜」と言っていたので、これにはさすがに苦笑していましたが。

背も赤ちゃんの時の倍近くになってて原型とどめてないし。

何をそんなにチェックしたかったんでしょうか。
人さらいとか人身売買とか多いのかな。
ちなみに、その時ですらも娘は起きませんでしたけど…。

2014年9月2日火曜日

【子連れでブルガリアの旅】首都ソフィアからルーマニアの首都ブカレスト行き夜行電車に乗る 

25 August  2014

ソフィア滞在4日目、最終日。
今日は親子乗り鉄、夜行寝台で今回の旅の最終雨目的地、ブカレストに向かいます。
ダディはお昼まで少し仕事をしたいというので、ママと娘でソフィアの街散策。
ついでにショッピングもします。

今回の宿は、チェックアウト時間以降の荷物の預かりは、最初の1時間だけ無料でそれ以降は荷物1つにつき1ユーロが加算されるというあまり非情で、また色んな面でフレキシブルさが欠けていて、最後まであまりいい気がしませんでした。
なので、チェックアウトしたのち荷物を置いて、昨日入らなかったレストランにランチを食べに行き、宿に戻って荷物をピックアップしてソフィア中央駅にメトロで向かい、駅で適当に時間を潰し夜ご飯を簡単に済ませてから電車に乗ろうということにしました。
切符は数日前にすでに購入済み。ソフィア発18:45 なので時間はまだまだたっぷりあります。

というわけで、朝ごはんを近くのカフェで食べたのち、ママと娘は街散策。





公園があればちょっと遊んだりしつつ、途中で中央市場に行ってみたり、お土産やさんでブルガリアのかわいいお皿を買ったり。娘とナナ(イギリスのおばあちゃん)にお土産のバラ石鹸を選んだりして、宿に戻ります。




ダディを待ってチェックアウトしたのち、今度は昨日入らなかったイタリアンレストラン、La Bottegaへ行きます。
ランチ時でもお客さんは結構入っており、パスタを頼みましたが普通に美味しかったです。

La Bottega
гр. София, ул. Гладстон 58 
(他にも支店があるようです)

また宿に戻って、荷物をピックアップ。地下鉄メトロの駅へ向かいます。
宿に無料で荷物を置けたら、ソフィア市内でもう少しゆっくり買い物やら博物館、美術館にも行けたんだろうけど…。まぁ仕方がありません。
電車に乗るまでには、まだかなり時間がありますが、ソフィアの中央駅とバスターミナルの間に小さなお店がたくさん並んでいるのと、バスターミナルの方は建物の中にカフェやファーストフード店がたくさん入っているので、座ってゆっくりできます。
夜ご飯は簡単に、バスターミナルの中のケバブ屋さんで。

今回の旅では、飲むヨーグルトにはまってしまい、なにかというとこのヨーグルトを飲んでます。甘みはまったくなく、牛乳にちょっととろみがついたくらいの感じの酸味が強いヨーグルトなのですが、とても美味しいです。
ここでも、小さいボトルではなく大きいボトルを頼んで、一気に飲み干しました。
美味しい!

と、なんだかんだで娘とビルの中をウロウロしたりトイレに連れて行ったりしていたら、あっという間に電車に乗る時間になり、暗くてなんかジメっとした感じの中央駅へ向かい電車に乗り込みました。




電車乗車時点で、娘の興奮は最大マックス。2段ベッドに何度も昇り降りしたり、上から物を落としてみたり…。
幸い電車は空いていたので、4人用コンパートメントはわが家のみ、娘ははしゃぎ放題です。しばらくバタバタしていましたが、電車が走り始め、パジャマに着替えさせるとやがて眠りに落ちました。
ブカレスト到着は朝の5時台なので、この日はママとダディも早めに就寝しました。

明日の朝はちゃんと起きれるかなぁ…。
いや、起きないとモスクワに行ってしまう…。
明日の朝はルーマニアのブカレストです。




***子連れ旅情報***
ブルガリア/ソフィア
街の子連れに優しい度 ★★★
ヴィトーシャ通りは歩行者天国になっているので、子連れで歩いても安心です。ソフィアはそれなりの規模の都会なので、他の大都市とあまり変わりがありません。
オムツ替えの設備やハイチェアーなどは見かけませんが、子供好きな人が多く、みんな子連れにやさしいです。

宿泊:

YHA Levitt Smart Hostel 


宿の子連れに優しい度 
宿の場所はヴィトーシャ通り沿いでとても便利です。
特にチャイルドフレンドリーな建物ではありませんが、部屋は広めです。
夜間は宿の人がいないので緊急時のことを考えるとちょっと不安かも…。チェックアウト後の荷物預かりは、1時間につき1ユーロ。駅で荷物を預けるにしても、駅までの往復を考えるとかなり不便。

電車料金:6歳以下は無料。6〜11歳は子供料金。
子連れアクティビティ充実度★★
街のところどころに児童公園があったりします。
子連れ食べ物充実度★★★
それなりの規模の都市なので、ブルガリアの伝統料理から和食、イタリアンと色々食べることができます。お値段はブルガリア価格でかなり割安感あり。
赤ちゃん用品の充実度(手に入れやすさ)★★★


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2014年9月1日月曜日

【子連れでブルガリアの旅】ソフィアからバスに乗って世界遺産「リラ修道院」へ行く方法

24 August  2014


ソフィア滞在3日目。
ママと娘の二人で、ソフィアからブルガリアの世界遺産「リラ修道院」へ日帰りで行くことにしました。
リラ修道院

昨夜、ネットや宿に置いてあったフライヤーなどを見て調べたところ、色んな会社から日帰りのツアーが出ていましたが、値段も内容もどこも似たりよったり。 大半は、大人一人25ユーロ、子どもは20ユーロ(夏季)、朝9時集合の帰りは17:30、リラ修道院とボヤナ教会の二箇所の世界遺産をまわるといったところがほとんどです。
2箇所連れて行ってくれるのはありがたいけど、4歳の子どもが20ユーロかぁ…。 子ども料金、ちょっと高いような…。
さらに調べてみると、公共バスでもリラ修道院に行けることがわかりました。 ソフィアからリラ修道院へ行くバスが1日一往復出ているようです。
料金は往復11ユーロ。もちろん子どもは無料(おそらく6歳以下)。 もちろん公共バスでソフィアからリラ修道院に向かうことにしたのでした。

2014年8月31日日曜日

【子連れでブルガリアの旅】ソフィア街歩き

23 August  2014


ソフィア2日目。
娘がいるので朝が早いわが家。
昨日とは時差があり1時間違いますが、8時前には目が覚めました。

実はソフィア到着数日前に、同じ宿に連泊するのと、朝食はやっぱり宿で食べる方がすぐに食べられるし結局安上がりでラクなので、ネット上で大人二人分の「朝食」を追加しておきました。

でも、この宿の建物の中には宿泊客以外は誰もいないので、一体どこで朝食を食べればいいのか?そして、そもそも朝食はどういうシステムなのか???

まだ他の宿泊客は寝ているようなので起こしてはいけないと思い、スカイプのチャットで宿のオーナーに朝食についての質問をしますが、まだ朝の8時。もちろん返信はありません…。

9時近くなって、さすがに娘にそろそろ朝食を食べさせないとなぁ…。間が持たん…。と9時過ぎなら、多少の物音なら他の宿泊客も許してくれるだろうと思い、宿のオーナーにスカイプをすると、声の主はわが家が朝食を希望していたことを思いっきり忘れていたよう。
眠そうな声で「宿の従業員の女の子が10分で朝食を持ってくるから。少々お待ちを」と…。

こちらは朝食を待たねばならないので、朝食を食べに外出するわけにもいかず…。
9時過ぎてやっと従業員の女の子が宿にきたけど、もちろん手ぶら…。事情を話すと、携帯でどこかに(多分オーナー)電話をし、「すぐに準備するから」と、どこかに消えました(女の子は、ここの時点で初めて朝食を買いに出かけた模様)。
結局オーナーにスカイプをしてから1時間ほどたってやっと、バナナとパンとヨーグルトドリンクという朝食にありつくことができました。
が、食べ終わった頃には、もう10時過ぎになってました…。朝食待ちで朝の数時間が無駄になってしまった…。なんだかなぁ…。

2014年8月30日土曜日

【子連れでブルガリアの旅】ついに旅も後半戦!スコピエから首都ソフィアへ。

22 August 2014

今朝は全員7時起床。
優秀、優秀!
8時には宿を出てバスターミナルへ向かいます。
バスターミナルまでは宿から歩いて約10分かからないくらい。わが家の乗るバスは8時半発、スコピエからブルガリアの首都ソフィアまでバスで約6時間の旅です。

再び丹下健三作のスコピエ駅とバスターミナル。

スコピエバスターミナル内部

チケットはオフリドに向かう日に購入しておいたので、後はバスに乗るだけです。でも、バスの中にトイレがあっても使えないことも多いので、念のため娘をトイレに連れて行きました…。

バスは大型の観光バスで普通に快適、その後のバスの中での記憶がまるでないので、寝てたんだと思います。
途中で1回小さな売店兼カフェでお手洗い休憩休憩がありましたが、ちょうどお昼時だったので、お昼ご飯になりそうなものを買おうと売店を覗いてみます。でも、あるのはスナックとかラスクとかのみ、バナナやリンゴすらなく、ご飯になるようなものは皆無でした。とりあえずラスクと飲み物を買いましたが、スコピエーソフィア間のバスに乗る際は、乗車前に食べ物を手に入れておきましょう…。

ソフィアのバスターミナルに到着したのは、マケドニアとブルガリアは時差が1時間あるので午後3時前くらいでした。
久しぶりに都会に戻って来たなぁって感じの色々な設備が整った大きなバスターミナルでした。ついでにバスターミナルの隣にあるソフィア中央駅に行って数日後のソフィアからルーマニアのブカレストへ行く夜行列車の切符を買いに行きます。

ものすごく大きく雄大な建物のソフィア中央駅ですが、半分は工事中…。
中は薄暗くて、旧共産圏の名残を感じます。おまけにブカレスト行きの国際列車のチケットを買える場所がものすごくわかりにくい!

国際列車のチケットは、地階、建物に向かって左側奥のほうにあるRila agency officeで購入することができます。営業時間は8:30-20:20。カードも使えます。

2014年8月29日金曜日

【子連れでマケドニアの旅】スコピエは街全体が銅像テーマパーク 

21 August 2014

スコピエ中心にあるマケドニア広場のライトに照らされる巨大な像。


名残惜しくも今日はオフリドを発たなければなりません。
本当にいい所だったなぁオフリド。宿も含め物価は安いし、水はもちろんビーチがきれい。人も優しいし、食べ物も肉と魚と両方食べれるし…。娘も波のないビーチに毎日行けて大満足。
何でも夏の間、内陸部にある暑さ厳しいスコピエの住人は、このオフリドへと避暑にやってくるのだそうです。
なので、夏のスコピエは人が少なくなって人口が普段の半分以下になるんだとか…。

わが家は、これからそのスコピエへ向かいます。

美味しい朝食を食べてチェックアウトを済ませ、宿のおばさんも「多分大丈夫だと思うけど…」と言うので、結局「なんとかなるか」と10時45分発のバスを目指して、ちょっと早めにバスターミナルに向かうことにします。

宿のおばさんにタクシーを呼んでもらい車を待っていると、同じ宿に宿泊していたスペイン人カップルもちょうどチェックアウト。どうやら同じバスターミナルに向かうようだったので、「もし良ければ一緒にタクシーに乗りましょう、子どもも居ますが。。」と声をかけました。

このカップルもバスの予約をしていないということだったので(仲間ができた〜!何とかなるな)と楽観的な気持ちになりましたが、しかし話をよくよく聞くと、スコピエに行くのではなくオフリドから数時間の場所にあるビトラに行くとのこと…。スコピエまでのバスの座席が確保できるか、またちょっぴり不安に…。

バスターミナルに到着し、タクシーを降りるのに娘とおたおたしている間に、スペイン人の青年がスマートにお金を先に払ってくれてました。
ダディが「幾らだったかな?」と青年に尋ねると「大した額じゃないし、気にしないで」と。
わが家からタクシーの相乗りを誘ったのに、まるで確信犯?!
悪いなと思いつつ、ありがたくお言葉に甘えることにしました。

ママと娘が荷物を見張っている間に、ダディとスペイン人の女子は、それぞれバスチケットを買いに窓口のある建物の中へ消えて行きました。
ちょうどバスの出発が集中している時間帯なのか、窓口は結構な混みようです。
スペイン人の女子は10分後に出発のチケットを無事確保。わが家も10時45分発のチケットをゲット!ホっとする間も無く、スペイン人カップルは、「さよなら、良い旅を!」と言葉を交わすと慌ただしく去って行きました。

2014年8月28日木曜日

【子連れでマケドニアの旅】オフリドから行く世界で一番美しいスヴェティ・ナウムのビーチ 

19 August 2014

オフリド2日目の朝食は、宿のブレックファーストルームにて。
テーブルの上は、チーズやハム、卵、それから 新鮮なフルーツと野菜、パンやシリアル類にヨーグルトと山盛りです。
特に宿のオーナーが飼っているハチから採ったという100%パーセントピュアハニーは
味が濃厚ですごく美味しかったです。


自家製のハチミツをイチジクの実のドライフルーツ(こちらも自家製)とナッツにかけ、
ヨーグルトに混ぜていただきました。

お腹もいっぱいになり、今日は宿のオーナーがオススメしてくれたアルバニアとの国境近くにある小さな村、スヴェティ・ナウムへ行くことにしました。
街の中心にあるオフリド港から船で2時間弱(往復10ユーロ。夏期のみ運行、バスもあり)の場所にある村です。

スヴェティ・ナウムの水は一切の濁りも見られないほどに素晴らしい透明度の高さです。もちろんゴミなんか全くなしです。
石ころのないきれいなサンドビーチで、波が全くなく穏やかな浅瀬が続く波打ち際。
そして無色透明の湧き水で満たされたキラキラ輝く水面 …。

水の透明度の高さは写真でもわかるほど水底がはっきり見えます。


この水の透明感はハンパない…。


それはもう本当にうっとりするほど美しく神秘的で美しいところでした。

どちらかというとビーチホリデー派ではないわが家ですが、これまでに子連れでビーチへは何箇所か行っています。
その中でも、オフリドの東にあるここは湖なのでカラフルな熱帯魚やサンゴが見れたりはしませんが(黒い魚はいっぱいいるけど)スヴェティ・ナウムは今までの中で間違いなく最高のビーチです。

オフリドの街自体もそうなのですが、スヴェティ・ナウムののんびりと落ち着いた雰囲気と、変に観光化されすぎていないところも好感度がかなり高しです。

絶対オススメ。
機会があれば是非行ってみてほしいです。


【子連れでマケドニア】ぜひ行きたい!子連れで楽しめる世界遺産オフリド

20August 2014

オフリド滞在3日目です。
今日はオフリド滞在最終日なので、近場で街の散策をする予定です。
午前中は宿近くの美しい教会たちを訪れ、その後、街に行ってランチ、そして忘れてはならない明日のバスの予約をし、あとは娘の一番の楽しみ「ビーチ」に行ってテキトーに過ごそうということに。

バラの花が綺麗な聖ヨハネ・カネヨ教会

朝食を食べながら、つくづく「オフリドまで来て良かったよね」と話します。
特にクロアチアあたりから移動が多く、のんびりと1箇所に滞在していなかったせいか、
ここオフリドに久々の3連泊でリラックス。毎日ビーチに行ったり街の中を散策したり、できれば1週間くらい滞在したいなぁ…。

そんなのんびりとした雰囲気のオフリドも、最近インド人の投資家がオフリド湖畔の村にドバイにも負けない7つ星高級リゾートホテルを建設しようとしているのだそうです。
もちろん、宿のオーナーはじめ、地元の人は大反対です。
確かに、7つ星高級リゾートが建設されることによって新たな雇用を生み出し地域の経済活性化に繋がるのでしょうが、こののんびりとした感じは観光開発されることで変わってしまうでしょう。

人も素朴でのんびりとしたこの雰囲気を味わいたいなら、

さあ、今のうちにオフリドへ!

2014年8月27日水曜日

【子連れでマケドニア】プリシュティナからオフリドまでバス旅行  

18 August - 19August 2014

世界遺産マケドニアの避暑地オフリド



プリシュティナから乗ったバスは、わが家の最初の目的地マケドニアの首都「スコピエ」を目指して走ります。
プリシュティナからスコピエまではバスで約2時間の道のりです。

国境に差し掛かると、パスポートコントロールのオフィサーがバスに乗り込んできました。バスの乗客のパスポートを一つ一つチェックしていきます。
し〜んと静まり返った車内。みんな何の問題もなくパスポートが返されていきますが、ある家族のところでオフィサーが立ち止まりパスポートを凝視…。

バスの車内に緊張が走ります。

3人の子連れのお母さんにオフィサーが何やら険しい顔で質問します。
言葉はわかりませんが、どうやら一番小さな女の子のパスポートの期限が切れているよう…。
お母さんは何とかならないかと一生懸命色々言ってみていますが、残念ながら期限切れのパスポートはどうにもできないのは、私にですらわかります…。

お母さんはやるせなさそうにバスを降り、オフィサーに連れられ別室へ。
残された子供3人とおじいさんとおばあさんも、突然の予期せぬ出来事に慌てた様子…。

やがてお母さんは戻ってきて、おじいさんとおばあさんに早口で何かを伝えながら、娘3人の手を引いて、どうしようもないと開き直った様子でバスを降りて行きました。
バスに残されたおじいさんとおばあさんはかなり動揺しています。

おじいさんとおばあさん、そして残りの乗客を乗せたバスは国境を越えます。
入国審査を受けると、おばあさんはおそらく入国できなかった娘とでしょう、携帯で二言三言話し、バスがマケドニアに入ったところでおじいさんとおばあさんは、降りて行きました。
きっと家族旅行は中止になったのでしょう。どうやって家路につくのでしょうか…。

パスポートの有効期限だけでなく、残存期限、残りの白紙のページには要注意です…。
特に20歳未満の子供のパスポートは有効期限(5年)が短いので
うっかり更新し忘れに」注意ですね…。

その後、残りのみんなを乗せたバスは無事にスコピエに到着。
わが家はバスのチケット売り場に直行し、オフリドまでのバスチケットを買います。
往復の方が安いと聞いていたので往復チケットを購入しました。
なるほど、確かにちょっと安い。

2014年8月26日火曜日

【子連れでコソボの旅】なんだかやけに人工的な街、プリシュティナ

17 August 2014

今日は次の目的地『プリシュティナ』へ向かいます。

一都市1泊が続くのでちょっと疲れますが、さいわい各都市間の移動時間はそんなに長くないので、なんとか乗り切れるでしょう。でも、ここプリズレンはもう1泊してもう少しぶらぶらしてみたかったかも。

まずは、宿の朝食を食べて、チェックアウト。
宿のおじさんに「プリシュティナ行きのバスはどこで乗ればいい?」と質問してみるも、イマイチ言ってることが分かりません。河沿いでバスに乗れるぞ?というようなことを言っているらしいので、荷物を持って一応川沿いに出てみます。
が、バス停らしきものはないし、待ってる人も見あたりません。
よくわからないままバスを待つのも心もとないので、「バスターミナルにとりあえず行こう。」と川沿いを歩いて行くと、タクシー乗り場のような場所があったので、迷わずタクシーを拾ってバスターミナルへ向かうことにしました。

バスターミナルは昨日バスを降りた場所の近くにありました。プリシュティナへは30分ごとにバスがあり、約2時間の道のり。10〜15分ほど待っていたらバスがやってきました。
バスはやはり先ほどの川沿いを通り、乗客を数人乗せていきました。
でもバス停らしきものは見当たらなかったので、やはり始発のバスターミナルから乗って良かったと思います。

プリズレンのバスターミナル。1番線がプリシュティナ行き

窓から景色を眺めたりしていたら、あっという間にプリシュティナに到着です。
同じバスの乗客は、迎えの車が来ていたり、ほかのバスに乗り継いだりで、タクシーにささっと乗り込んで、蜘蛛の子を散らすようにいなくなってしまいました。

プリシュティナのバスターミナルは、どうやら街の中心から少し離れたところにあるようで、街までは歩くと20〜30分かかるとのこと。
ここでも迷わず、ブラブラしている運転手を捕まえてタクシーに乗ります。今夜の宿に着いた時にはちょうどお昼時、12時を過ぎていました。

残念なことに、今回の宿は大ハズれ
12時すぎてるのに掃除はしてなければ部屋も準備できてないし、スタッフは宿泊手続きをよくわかってないっぽい。
よく言えばイージーゴイングなんでしょうが、典型的なパーティーホステルだったようです。
バスターミナルに近い所で、屋外にある共同エリアが広いから娘を遊ばせるのにいいな。と思って予約したんですが、共同エリアはバーになっていたので、きっと昨晩は遅い時間まで盛り上がったんでしょう。昼過ぎなのに、スタッフはまだ眠そうです。

宿泊者のレビューを改めて読んでみたら、ガーン。「パーティホステル」という投稿がちゃんとありました。レビューを全部読みきってませんでした…。
とりあえず1泊だけなので我慢しましょう。場所的には、街の南端にあり中心部までは歩いて10分くらいと便利なところでした。

2014年8月25日月曜日

【子連れでコソボの旅】プリズレンまでの道のりで人の情けが身にしみた。 

16 August - 17August 2014

わが家のバルカン半島の子連れ旅も中盤に差し掛かりました。
暑くてちょっとバテ気味だったアドリア海沿岸の国々から離れ、今度はまた内陸の国に戻ります。

今日は色んな人のご厚意を受け、本当に助かった!1日でした。

この日の朝は、朝6時のコソボのプリズレンに行くバスに乗るために5時半頃レセプションに行きチェックアウトします。

レセプションのお兄さんは、眠そうながらも笑顔で「何か飲んでいったらどうですか?」というので、お言葉に甘えてコーヒーを入れてもらうことにしました。
カフェイン投入で目が覚めました。

急いでコーヒーをすすり終え、歩いてすぐ5分もかからない集合場所に行くとすでにプリシュティナ行きの大型観光バスが待っていました。わが家は、このバスに乗り途中、プリズレンで下車する予定です。荷物を預けバスに乗り込みます。
満員とはいきませんが思ったよりも人が乗っています。

プリシュティナ行きのバスは定刻通り6時ぴったりに発車しました。ティラナからプリズレンまでは、新しく建設された高速道路を通っておおよそ3時間半の予定ですが、バスの中では、前の座席に座っていたアルバニア人の女性たちが娘の遊び相手をしてくれたので、あっという間に時間がすぎました(ご厚意2)。
子連れ旅で、ちょっと子どもの相手をしてくれる大人がいると本当助かる!

アルバニアとコソボの国境近く。素晴らしい眺め。

ちょうど2時間ほど過ぎたところで、アルバニアとコソボの国境付近の湖のそばにある素晴らしく眺めのいいサービスエリアで休憩時間となりました。

娘をトイレに連れて行き、途中同じバスのお姉さんが娘と記念撮影。
その後、食べそびれているママとダディの朝食を買いに行こうと娘の手を引いて売店に向かいます。娘の分はパンなど食べるものを持っていたのですが、親の私たちは何も食べるものがなかったのです。

袋に入ったクロワッサンを買おうとレジに並び、やっと順番が来たと思ったらお店の人は英語が全く通じません。
しきりに何か訴えているのですが、何を言っているのかまったくわかりません。

「???」

となっていたところ、ちょうど隣に立っていた同じバスにいるアルバニア人の若い女性が通訳をしてくれました。英語がわかる人がいてよかったー。

どうやら、10ユーロ札を出しているいるに私に、支払いにはアルバニアLEKとユーロも使えるけど「ユーロだと今お釣りがない」とのこと。
ママのお財布の中を見てもユーロの小銭はなし。もちろんアルバニアのお金も持ってません。

バスの中に残ったダディに小銭をもらいに行かなければなりません。そんなに遠い距離ではないものの娘の手を引いて戻るとなると時間がかかります。

刻一刻と迫るバスの出発時間…。
同じバスの乗客はどんどんバスに戻っていきます。

ダメモトで、その通訳してくれた女性に「バスに小銭を取りに行く間、ちょっと娘の面倒見ててもらえませんか?」と言ってみます。

「いいですよ!」と快く引き受けてくれました。
ひょっとして、娘も「一緒に行くぅ〜」というかな??と思いつつ、娘に「ママ、急いでお金を取ってくるから、このお姉さんと一緒にココでちょっと待ってて、絶対に動いちゃダメよ!!」と言うと、子ども心に、何となく一大事なんだと思ったのか「コクン」とうなずくので、慌てて走ってバスに帰り、ダディから小銭をひったくるようにしてまた売店に走って戻ってきました。

2014年8月23日土曜日

【子連れでアルバニアの旅】ティラナの無料ウォーキングツアーに参加

15 August  2014

アルバニアのベラットで迎えた朝。 7時には起床し身支度をして、予約しておいた8時にブレックファーストルームへ向かいます。

品の良いインテリアでまとめられた部屋の中央に大きなダイニングテーブルがあり、その上にはアルバニアの美味しいパン(白チーズ入りのパンなど)各種、手作りのジャム、フルーツが山盛り、そして大きなポットにはたっぷりのコーヒーが用意されていました。プラスおばちゃんが目玉焼きをその場で調理してくれます。

2014年8月21日木曜日

【子連れでアルバニアの旅】世界遺産「千の窓」の街ベラット 

14 August - 15August 2014


ベラット 夕方の風景

今日は、アルバニアにあるベラットという世界遺産の街へ1泊旅行へ。
首都ティラナの宿で朝食を食べて一度チェックアウトし、明日また同じ宿に戻って来るので、1泊分だけの荷物を小さくまとめ、スーツケースを預かってもらうことに。

バス停、そしてバスの時間が存在しないというアルバニア。
宿のおじさんに「ベラットへ行きたいのだけど…」と聞くと、ここからバスにのれるはず。と地図に印をつけてくれました。

かんかん照りの刺すような暑さの中、子連れで歩くにはちょっと遠い距離のようだったので、宿前からタクシーに乗車。
「ベラット行きのバスが出てるところまで」とお願いすると、「バス?ミニバス?どっち?」と聞いてきます。
バスだと400Lekで3時間、ミニバスだと500Lekで2時間ほど、料金はバスのほうが多少安いが時間がかかる。
というので、時と場合によっては「スピード」を優先したほうがいい子連れ旅。そして、一泊二日と時間も限られているので、現地に早く到着できそうなミニバンに乗ることにし、その乗り場まで連れて行ってもらうことにしました。


タクシーは街中を抜け、市場などがある通りの反対側にある『えっ、ここ??』というような空き地、むしろ工事現場みたいな場所の前で降ろされました。
運転手さんは親切にもベラット行きのミニバスを探してくれて、「あれに乗れ!」と言われたままバンに乗り込むと、車内にはすでに数人が座っており、我が家の他にあと2−3人乗車すれば満席で出発というところでした。

バンの客引きのおじさんは、「ベラット、ベラット〜!」と叫ぶと一人、また叫ぶと二人、と15分くらいで全座席の9席が埋まって発車しました。


出発時刻は、9時15分くらい。
バンは猛スピードでティラナ市内を抜け、どうやら海沿いの街Durres方面へ向かっているようです。その後、Durres市内に入る手前で道を折れると南へと向かい始めます。
この頃から道路が詰まり始めました。道路の状態も悪くなり始め、自然渋滞なのかと。
バンの中は、もちろんエアコンなんて効いておらず、窓全開。わがやは一番後ろの席に三人並んで座っているため、窓を開けていてもその恩恵に全く預かれていません。おまけに渋滞なので、風が全く入ってこない…。
灼熱地獄の中、『あぁ暑い…。このままいたら熱射病になるんじゃないだろうか…』と思い始めた頃、やっと渋滞を抜け、出発から約2時間半でBeratの街の中に入ってきました。

バンの中で伝言ゲームのように前の人から「どこで降りるんだ?」というようなことを聞かれたので、取りあえず、宿の住所をメモした紙切れを見せながら、住所を呪文のように何度も唱えてみました。
すると、また伝言ゲームで前の方に「X&%#¥+」と戻っていき、しばらくすると「ここで降りろ」と、どこだか全くわからないところで車が停車し、家族3人降ろされました。
降りる間際に念押しで、また宿の住所を唱えたら、「そうだ」とうなずくので、宿近くなのは間違いないのでしょう。

しかし、詳細な地図も持ってなければ、今どこにいるのかすらもわかりません。
どうしたものか、と途方に暮れながら、近くにいる人にまた宿の住所を見せてみます。
すると「あっちだ」と通りを指差します。その人の言葉を信じて言われるがまま歩いて行ってみると、ありました!!
宿のある通りが。
ところが、丘の方に向かって石畳の坂を歩いていくと、また道に迷います。またその辺にいる人を捕まえて、今度は宿の名前を言って場所を聞くと、もと来た道の方を指差します。どうやら、ちょっと行き過ぎていた模様。

そんなこんなで、やっとこ宿を探し当て、大きな木のドアを開けて中に入ってみると、掃除機の音はしますが、呼んでも誰も出てきません…。

時計を見ると、もう12時過ぎ。いずれにしても、チェックインの2時まではまだちょっと早いので、生乾きだった洗濯物だけ、軒下の洗濯ロープの端に干させてもらい、幸い荷物も少ないので、荷物は持ったままランチを食べに行くことにしました。

さっき登ってきたばかりの坂を下ると、ツーリストインフォメーションらしきところがあったので、ダディが街の地図をもらいに入ります。
ついでにランチのおいしいレストランも聞いておいてくれました。
グッドジョブ!
改めて地図を見てみると、宿は街の中心部にあるとても便利なところのようです。



ベラットの街を二分する川にかかる橋を渡り、対岸にある聞いてきたばかりのおすすめのレストランに入ります。
ホテルに併設されたとても品のいいレストランで、他にも宿泊客らしき人たちが食事をしていました。

渡されたメニューから、ウェイターさんオススメのムサカとサラダをチョイス。ホテル・ムサカっていうだけあって、ムサカがお店のシグネーチャーメニューなんでしょうね。

これでも半分食べた後のムサカ
で、このムサカが、今まで食べた中で、史上一番の美味しさでした。
一番上のレイヤー部分が、ものすごくふわふわ♡そして優しい味。
美味しすぎて、もう一つ頼もうと思いましたが、結構ボリュームたっぷりで断念。
ちなみに、ホテル・ムサカは、ベラット市内では最高級ランク。
ですが、アルバニア価格なので、ツイン/ダブルでも50ポンドほどかと。

対岸のわが家の宿がある丘の方を見渡すと、2005年に世界遺産に登録された歴史地区が見えます。
丘の斜面には、オスマン帝国時代に建てられた細長い窓がある白い建物がたくさん並び、丘の頂上にはベラット城の城壁が見えます。


写真では伝えきれませんが、これがあの「千の窓」と呼ばれる素晴らしい景色です。

お腹がいっぱいになったところで、チェックイン時間の2時少し前になったので宿に戻ることにしました。
いずれにしても日中は暑過ぎ…。

大きな木のドアをまた開けると、風情溢れる白い建物の中から明るく陽気な宿のオーナーが出てきました。


英語がほとんど通じず、何故かイタリア語がペラペラの宿のおばちゃんです。
娘を見てベッドがどうのこうの言っていますが、イタリア語なのでイマイチよくわかりません。
ママが、必死に知ってるイタリア語の単語を拾い聞きして、話を推測してみたところ、どうやら娘のためにベビーベッドを用意してくれる??ということを伝えたいらしいのですが、やたらと『ピッコロ(小さい)』という言葉を連発しています。

一体何が小さいんだろうか?
娘?
ベッド?
部屋?

『はて、なんのこっちゃ???』と困っていたら、たまたま側にいた宿泊客のイギリス人女性がイタリア語を話せたので、助け舟を出してくれました。
どうやら娘に「娘にはちょっと小さいかもしれないけど、ベビーベッドを用意してくれる。」ということでした。

古い建物を改装した部屋は、まるで誰かのお部屋に通されたようなインテリアで、とてもアットホームな雰囲気でした。本やら古い腕時計などが無造作に飾られていて面白かったです。

ちなみに、この30代前半くらいのイギリス人女性は、お母さんと一緒にアルバニアを母子で旅行中。
おそらく60代全半とお見受けするお母さんが「明日は私がレンタカーを運転するのよ」と、とてもハリきっていました。やるなぁ、お母さん!子どもが大きくなってからの母子での「子連れ旅」もなかなかいいもんですね。わが家にもいつかそういう日が来るのかな…。

少し涼しくなるまで、軽く洗濯をしたりして部屋の中で過ごすことにしました。部屋のテラスには、ブドウの木が茂り、その下にベンチがあったので、木陰でお茶を飲みながらのんびり過ごしました。
-----------------
日光もちょっと和らぎ始めた午後4時頃、城壁のある丘の頂上まで散歩することにしました。
徒歩10分程度だというその道のりは、長年の月日を経てつるつるになった白い石畳が続きます。
つるんと滑らないように気をつけながら、たわわに実ったぶどうや民家を覗いたりしながらお城を目指して坂を登ります。

なぜか今、階段を昇るのが大好きな娘。
娘は、丘の斜面沿いに積まれた階段状のブロックをずっと登って行ってくれたので、抱っこをせがまれず助かった。。。

表面がつるんつるんの石畳。気をつけないと滑ります。

頂上まで続くこの階段状の壁

たわわに実るブドウ

丘のてっぺん付近には大きな城壁があり、その中には小さな集落がありました。
その城壁に囲まれた集落には、現在でも地元の人が住んでいて、民家の他にレストランや小さな食料品商店などがあります。
露天に並べられたお土産屋さんを見たりしながら、Onufri博物館の方へ。

Onufri博物館のある1797年に建てられた教会の中に入ります。
教会の内部は全体的にとても保存状態がよく、博物館によくある立ち入り禁止のロープや展示の説明などがないありのままの姿なので、まるで16世紀から時が止まっているような不思議な感覚になりました。

城壁入り口

城壁内にも集落があり、現在も地元の人が生活しています。

お土産やさん

フォークロアなハンドメイド刺繍のテーブルクロスや衣類

教会内部。素晴らしい彫刻と壁画

Onufri博物館入り口

薄暗いからか、それとも古いせいか?
おそらく両方だと思いますが、めちゃくちゃ怖がりの娘は、こういう場所が大の苦手。コワイから「早く出たい」とうるさいので、ママとダディは交代で中を見ることにしました。
で、娘とママが外に座って日本語で話していたら、日本人の男の子が『日本人ですか?!珍しいですね、こんな場所に…』と話しかけてきたので、お互いあいさつをしました。
まぁ確かに、子連れでアルバニアまで来る人は、あまりいないかもしれませんね…。

ここの博物館には、16世紀に活躍したアルバニア人の画家Onufriの作品が展示されているのですが、こちらもどれも保存状態がよく、どれも最近描いたのではないかというくらい色が鮮やかでした。


丘の上からベラットの街を見下ろします

博物館を出て路地を歩いていたら、どこからか『マダァ〜〜ム』という声がします。
声のする方を見てみたら、頭上にある窓からおばあさんが「おいで、おいで!」と手招きしているのが見えました。
「コーヒーを飲んでいかないかい?」というようなことを言っています。
ダディと「行ってみる?」と、おばあさんの指差す方へ行ってみると、壁に大きく手書きで「カフェ」と書いてあったので、半信半疑ながら入ってみることにしました。

おばあさんがドアから出てきて「こっちだよ」とお家の中へ入ります。ドアを入ると右手にキッチンがあり、その隣の小部屋に入るとおばあさんの家のテラスに出ました。
何てことない自宅のテラスでしたが、とっても素晴らしい眺め!

『素晴らしい眺めだね〜』と景色を眺めていると、おばあさんがテラスにある椅子に座るようすすめてくれ、部屋の中に戻りスイカを持ってきてくれました。

訳がわからないまま、とりあえず出されたスイカを食べながら、なおも素晴らしい景色を見ていると、今度は、おばあさんの手作りだという自家製ジャムを小皿に少しとコーヒーを持ってきてくれます。
おばあさんも一緒に座って、単語を並べながら身振り手振りで会話を試みます。
が、少ないボキャブラリーだけで会話がそんなに続くハズもなく…。

しばらくすると、おばあさんは部屋の中に何かをしに入ってしまいました。
わが家は素晴らしい景色を眺めながら、おばあさんの淹れてくれたコーヒーを飲んでいでいると、今度は、イタリア人のカップルが、我が家と同じように、やはり半信半疑でバルコニーにやってきました。

おばあさんが、彼らの3コースのコーヒーを用意している間、このカップルとしばし談笑。
彼らは、イタリアから車で船でアルバニアに渡ってきたそう。地図を見ると、海を挟むもののイタリアとアルバニアは距離的にもの凄く近いんですよね。なるほど、イタリア語を解するアルバニア人が多いのも納得です。
カフェのおばあさんも、英語よりイタリア語の方が理解できてそうでした。

ちなみに、このカップルもおばあさんの謎の自宅カフェに騙されやしないかと半信半疑でやってきましたが、子連れのわが家がいるのを見て安心した模様です。
確かに、普通のカフェのようなきちんとしたメニューのある店構えではないので、最後に法外な値段を請求されたらどうしよう?というハプニングを考えなくもありませんが、今回はダディの危険察知レーダーが反応しないので大丈夫でしょう。

実際、そろそろ行こうかと、おばあちゃんに「おいくらですか」と聞いたら「2ユーロ」だと。
多分言い値でしょうが、スイカ、ジャム、コーヒーを飲んで、三人で2ユーロです。そうだ、娘はジュース飲んだわ。
思いがけなくおばあちゃんの自宅カフェでのんびりしたあとは、もと来たツルツルの坂を下り、今度は夕食を食べに行くことにしました。

日が陰り始めたベラットの坂道をどんどん下って行くと、反対側から3人の観光客らしき人たちがやってきます。どこか見覚えのある女の子…。

「ハッロォ〜!!また会ったね!!」

数日前にブドバからティラナへ来るバンで一緒だったアメリカ人の歯科医の女の子でした。
彼女は今日ベラットに到着したらしく、ここに何泊かした後、もっと南の方へ行ってみるとのことでした。ちなみに、ティラナからは400Lekのバスで来たそうで、エアコンが効いた大型の観光バスで、とても快適だったそうな…。
明日はバスでティラナへ戻ろう…。


また橋を渡って川を超え、お昼を食べたホテル近くの川沿いにテラス席がある、千の窓の風景が良く見える眺めの良さそうなレストランがあったので、そこに入ることにしました。

わが家がテーブルに着いた夜7時頃は、まだ外も明るく人もまばらだったので、窓際の眺めのいいテーブルに座ることができました。
そのうち日が暮れるにしたがって、どんどんお客さんが増え始めましたが、食事をしている人はほとんど見かけず、食事しているのは明らかに外国人観光客という感じです。
お客さんの大多数は、スカーフをかぶったイスラム系の人達で、男性はほぼコーヒーを飲み、女性と子供は、パフェやアイスクリームを食べていました。


夕食を食べている間に日がどんどん落ち始め、食事が終わった8時過ぎ頃にやっとあたりが暗くなり始めました。
その頃までには、お店は大盛況。来た時はガラガラだった店内も出るときには満席となっていました。

ふと気がつくと、さっきおばあちゃんの自宅カフェで会ったイタリア人カップルがやってきたので軽く手を上げてあしさつしました。
お互いの旅の無事を祈って一言声をかけてレストランを後にしました。

日が落ちた夜のベラットは、丘の斜面にある千の窓に灯がともり、昼間とはまた違った風情がありました。日も沈みだいぶ涼しくなったので、もっとゆっくり夜景を楽しみたいところでしたが、残念ながら子連れの旅ではそうも言ってられません…。


10分弱ほど歩いて宿に戻った時には、すでに夜の9時近くなっていました。
4歳の娘にとっては、ちょっと夜更かしの日でした。


***子連れ旅情報***
アルバニア/ベラット
街の子連れに優しい度 ★★
石畳の上をバギーで丘の上へ行くのは大変そう。ただ登りきってしまえば、路地裏散策などが楽しめます。ベラットには特に子ども向け施設はないけれど、小さい街ながら博物館やアートギャラリーなどもあるので、1日色々と楽しめます。

バス料金:子どもは無料。(子ども料金の年齢は未確認)
子連れアクティビティ充実度★★
特に子ども向けにアレンジされた施設やアクティビティはありませんが、自然を満喫できます。
子連れ食べ物充実度★★
ギリシャ、トルコ系の食べ物、イタリアンが充実しています。

赤ちゃん用品の充実度(手に入れやすさ)
※未確認ですが、オムツなど探すのが大変かも?なるべく持参したほうが良さそう。


宿泊:

Kodiket Inn


宿の子連れに優しい度★★
英語よりもイタリア語がよく通じるオーナーを始め、皆んな面倒見が良く親切、とっても家庭的な宿。17世紀の建物を改装した施設は、特にチャイルドフレンドリーではありませんが、リクエストすれば、ベビーコットの用意をしてくれます。
朝食(たっぷり)付きで、お値段はかなりお手頃。わが家がステイしたのは小さい方の部屋でしたが、ちょっとアップグレードして大きい部屋に泊まることを是非おススめします(ちらっと覗いて見たら、天井が高くとっても素敵な部屋でした)。
WIFIもバッチリ繋がります。


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