今日は、アルメニアの首都エレバンからバスに乗って郊外にある世界遺産のガルニ神殿とゲガルド修道院へ行ってみようと思います。二つとも同じ方角にあるので、日帰りで2箇所行くことができます。
まずは、ガルニ神殿にバスに乗るためにエレバンの中心から離れた場所にあるGAIバスターミナルへ向かいます。ここへはバスでも行けたのですが、面倒臭がりのダディ、宿を出て大通りに出るなりタクシーをキャッチ(※25番のバスで行けます)。
車で10〜15分くらいのメルセデスベンツのショールームを右折した所にあります。
ここでGoght行きのガルニ神殿を経由するマシュルカ(ミニバス)266番に。
ミニバスは、我が家ともう一人のイギリス人らしき男の子を載せると満席になって直ぐに出発しました。
30〜40分乗車したところでガルニ神殿近くのバス停に到着しました。バス停から数分歩いた所にガルニ神殿の入り口があり、アルメニアに現存する唯一のヘレニズム建築、ギリシャのミニパルテノン神殿のような建物があります。
ギリシャのアテネにあるパルテノン神殿は小高い丘の上にあって、周囲を一望できるベストロケーションにありますが、このガルニ神殿も切り立つ崖の上からアザット川を見下ろすような形で建てられてて最高の眺め!
敷地内はそう広くないので15分くらいで1周できてしまいます。しばらくぶらぶらした後、停車中のタクシーを捕まえてゲガルド修道院へ。
ゲガルド修道院へ行くバスはないので、タクシーの運転手さんには修道院を見学中、待っていてもらうことにしました。往復で5000ドラムぐらい。
これまでに乗った他の街のタクシー運転手に較べると、遥かにぼったくり率がかなり下がってます。
岩山の崖に建てられたげガルド修道院は、今でもアルメニアの人々の信仰の場として機能していて、観光客だけでなく礼拝に来ている人もたくさんいました。
駐車場近くには、お土産やさんやお供えのお花を売ってたりして結構賑わっていましたが、ジョージアのカズベキで見たツミンダサメバ教会然り、こんな辺境の地に建物を作ってしまった昔の人々の精神力に改めて凄いな、と思う根性なしのママでした。
アルメニアの象徵はザクロ。ザクロはキリストの血を表すのだそう。 |
ガルニ神殿まで来た道を戻る途中、タクシーの運転手さんに「エレバンまで行こうか(もちろん別料金)?」と言われましたが、結構お年をめした運転手で、震える手でハンドルを握っているのを見たら危険を感じ丁重にお断りしました....。
ちょうどお昼過ぎの時間になっていたので、ガルニ神殿の直ぐ近くでランチを食べることに。団体客も収容可能な大きなレストランでしたが、ガルニ神殿を眺めながら食事ができるバルコニーの席がありました。
アゼルバイジャン以来、我が家のブームとなっているコンポートと娘のために頼んだキノコのスープが美味しかったです。
またミニバスに乗りエレバンの朝乗ったバスターミナルに戻ると無性にトイレに行きたくなったママ。近くのカフェに入るもトイレはないと。仕方なく同じ道沿いのお店に入ってトイレの場所を聞くと、向かいにあるスーパーにあるのではないか?と。大型スーパーでゆっくり商品を見て見たかったもののそんな余裕も無く、店員にトイレの場所を聞いてみるとお客さん用のトイレはないとのこと。「じゃどこに行けばいいのか?」と聞いてみると、隣のピザ屋を教えてくれました。
万事休す、スーパーを急ぎ足で出て隣のピザやのトイレに直行。無事ことなきを得ました。ピザ屋を出たところはスーパーの駐車場だったので、街までのタクシーも無事ゲット。
そのタクシーにのってそのまま、週末のみ開かれているVernissageマーケットへと直行しました。共和国広場近くの広場一帯が蚤の市となってて、お土産物や木製のチェスセットなどの工芸品、神様グッズ(クリスチャン系)、ソビエト時代のアンティーク、アクセサリー、ビンテージ品からカーペットまで。
一つ一つのストールをみて廻るだけでも楽しい!そんなこんなでマーケットをぶらぶらしてたら、なんとアゼルバイジャンのシャキの宿で会った中国人グループにばったり。お互い「良い旅を!」と言って別れました。
その後、近くのカフェThe Italianで、日曜日の午後をのんびりと過ごす地元の人たちに混じってまったりとし、カーペットを買いたいというダディが調べていた、Tufenkian Historic Yerevan Hotel内の超高級カーペット屋のショールームを訪れ、値段を見るなり早々に退散....。
そこから歩いて宿に戻る途中、大規模なデモに遭遇。
家族連れがいたりして平和な雰囲気のデモでしたが、「一体、何のデモだろうねー?」と言いながらホテルに戻り、レセプションの女性に聞いて見ると、「ふんっ!」と鼻であしらうように「あぁ、あれね、、、」といかにもくだらないと言った感じでした。
あとで調べて見たら、ニュースで取り上げられていてびっくり。セルジ・サルキシャン前大統領が首相に選出されたことに対する抗議デモだったようでした。
アルメニアの歴史的瞬間を目撃してしまった我が家。首都エレバンはともかく、他のエリアの荒廃ぶり、そしてタクシーの運転手に見る国民の生活レベル。国民の反発も相当なもんでしょう。
夜ご飯は、昨日予約しておいたTavern Yerevan へ。アルメニア料理が堪能できるこのレストランは、音楽の演奏のある部屋と静かな部屋の選択肢があり、何となく静かな部屋をチョイス。店内には、アルメニア伝統のパン(?)の実演コーナーもあったりして満席でした。静かな部屋とはいえ、遠くから音楽の演奏が聞こえてきたので、こっちにしておいてよかった。
この旅最後になるホームメードのコンポート、餃子やケバブみたいなものを頼みました。ダディが変わったお肉が食べたいと、ウサギをチョイス。もちろん娘は嫌がって食べませんでした。ベトナム生春巻き好きなママと娘は、クレープのような薄いパンで生野菜やお肉を巻いて食べると美味しかったです。
最後の夜にこのレストランに来て大正解でした。
そして最後の最後に、娘が念願のGrand Candyへ。
今日は日曜の夜ということで、かなり空いていました。ここでアイスクリームを食べて、満足した娘でした。
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早朝4時40分の飛行機なので、ホテルで数時間寝たのち2時すぎににチェックアウト。頭ボケボケでUberを呼び、まだ真っ暗闇の中ホテルから空港まで。
急ぎ足ながら2週間の旅もあっという間に終わりました。各都市もう少しじっくり見て回りたかったけど、実に濃い旅でした。
娘も旅の間、レストランでは自ら進んでお店の人に「トイレはどこですか?」と聞いて一人でトイレに行ったり、「スパシーバ!」とお礼をいうことができたり、ちょっと成長したかな?
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