昨日は、ミラノ市内の歴史的観光名所を回ったので、(=>ミラノの王道一日観光)
今日は一日、最新のミラノを知るために街をぐるっと周る予定です。
世界遺産やら有名な観光地を回る旅も楽しいですが、実は、まだあまり知られていない話題のお店やエリアを歩くのが大好き、新しいものが好きなママ。そんなママが、限られた時間の中で効率よく見て回るために選んだ場所は、ミラノのこの4箇所!
ミラノ アルマーニ・シロス The Challenge - 安藤忠雄展
世界的に有名な日本人建築家、安藤忠雄の展覧会がミラノのアルマーニの文化施設「アルマーニ・シーロス」で開かれていると聞き、インテリアの仕事を長年していた伯母の「ぜひ行ってみたい」との希望で、朝一で話題のこの展覧会に行くことにしました。毎年、世界中のデザインやインテリア関係者が注目する世界最大規模の展示会「ミラノ・サローネ」に合わせて開催されてる様子。さすが80歳になってもインテリア関連の情報には敏感な伯母。11時開館だったので、今朝は、ちょっとゆっくり目の10時すぎに宿を出発。
今日は、コモでの曇天が嘘だったかのように、清々しい初夏の青空が広がっています。
宿最寄駅のLoretoからPTA Genova駅までメトロに乗って1本、およそ30分ほどで、11時前にはシーロス前に到着しました。
やる気満々!
「アルマーニ・シーロス」のコンクリート打ちっ放し、グレーで無機質な外観が、新緑の美しい緑の並木道に映えます。 10分ほど建物の前で待ち、11時になると門が開きました。朝一だったため、わが家6名と他数組のお客さんだけ。ゆっくり見れてよかった!
入り口でチケットを購入すると、そこは安藤忠雄ワールド! ハイセンスな4階建の建物は、1階には安藤忠雄のこれまでの作品模型や写真、上階にはアルマーニのこれまでの作品展示、カフェやミュージアムショップもあって、かなり見応えがありました。
安藤忠雄の最近の大規模な建築作品も素晴らしいですが、現在のスタイルが確立されるまでの過程が分かる展示、安藤忠雄建築の原点といわれる大阪住吉の長屋の作品や旅のスケッチなどの展示に興味を引かれました。
今のスタイルになるまでに、どこでどんなことに影響を受けてきたのか…。やっぱりクリエーターにとって、旅から受けるインスピレーションっていうのはすごく大事なんだよなぁ。
気がつけば、展示を逆回りで廻ってて、最近の作品から過去のものへと見てました!
でも、それはそれで、古い記憶を辿っていく意味でも良かったかもな。
ランチは アルフレスコ Al Fresco
展覧会で頭と心に栄養が充分に行き渡ったら、お腹が急に空いてきた!どこか適当に入ろうかと、グーグルマップで近場の飲食店を探し、その方向へ歩いていく途中に偶然見つけたお店。
青空が広がり気持ちの良い日は、緑が綺麗なガーデンのあるテラス席が気持ち良さそうだね。と入ってみたら、残念ながらテラス席は予約でいっぱいでした。皆んな考えることは一緒だよね…。センスよくまとめられた店内の緑が鮮やかなお庭が見える窓際の席に通してくれました。
ここでみんなそれぞれ食べたいものを注文。ママはミラノ風カツレツを食べました。久しぶりのビーフカツ!
ドイツのカツレル、シュニッチェルもそうですが、お店によってはパン粉に味付けされてるのか、全体的に味が濃すぎることがあるのですが、ここのは、程よい塩加減で美味しかったー!
お腹も心もいっぱいになった後は、またメトロ駅に戻り、ガリバルディの駅へ。アルマーニ・シロスのあるこのエリアはエッジーな雰囲気満載。散策したらおしゃれなお店がもっといっぱいありそうです。
ガリバルディの新開発エリア
2番のメトロに乗ってガリバルディまでは10分程。メトロ駅を出て向かいにある真新しい建物がたつエリアへ。エスカレーターを上がると広場になっていて、中央には人工の池、それを囲むように周囲には色んなお店があってすごく賑やかです。
天気も良く暑くなってきた所で、ジェラート屋を発見。ジェラートを買って、ベンチでペロリ。
娘は最初は足先を水に浸しているだけでしたが、徐々に大胆になり、最後は水の中を裸足で歩き回って遊んでました。。。
その姿を見ながら、暑いねーと言いながらしばらく休憩したのち、ぐるりと回って国鉄の駅の裏側へ。
垂直の森・ボスコヴァルティカーレ
そこには、垂直の森、ボスコヴァルティカーレ(Bosco Verticale)と呼ばれる世界中から注目される緑に覆われたタワーマンションが見えます。建築家ステファノ・ボエリのデザインのこのマンションは、 視界がひらけた場所に建っているので、より一層際立って見えます。
ちなみに、このマンションを旅行者に貸し出している部屋もあるので、興味のある方はぜひ宿泊してみてください。
Bosco Verticale Halldis Apartments
ボスコヴァルティカーレの周囲には緑の芝生が気持ちの良い公園が広がっていて、その中に娘が目ざとくプレイグラウンドを見つけ「行ってもいい?」
みんなに30分時間をもらい娘を遊ばせている間、元ガールズたちは、木陰で犬専用のプレイエリアを眺めてまたちょっと休憩タイム。
娘はミラネーゼ女子とブランコで意気投合。言葉は通じてませんでしたが、交代にブランコを押して遊んでいました。
食はイータリー、ファッションはコルソコモへ
そろそろ行こうか、とぐるりと公園を回って線路を越え、歩いてコルソコモ通りへと向かいます。途中でHigh Techという雑貨屋さんを見て、その後、イータリー(EATALY)というスーパーに立ち寄り、お土産を購入。イギリスでいうWaitrose(ウェイトローズ)的なスーパーで、やや高級な食品を中心に販売されてるお店です。ここでは、いかにも美味しそうなイタリア食材に色々目移りしながらも、飛行機機内持ち込み重量制限が気になり、結局、ダディーへのお土産で、イギリスでは見かけないカカオ100%のチョコレート、そして70%のものを購入しました。(100%のチョコはあまりにも苦すぎて、そのまま食べるには辛かったです)
そして、イータリーの前にあるカフェコーナーで、またお茶の時間。西日がきつい夕方の時間で、水分補給のためにピットストップです。子供から老人を連れての旅は、体調管理も大事だからね。
しばらく休憩し、ちょっとエネルギーが回復したところで、本日の最終目的地、コムデギャルソンのセレクトショップ、10コルソコモへ。
新しくできた場所ということではありませんが、ここは最新のトレンドが凝縮したショップです。ママは遥か昔、このお店がまだできて間もない頃に来て以来の再訪です。
お洋服などの商品はもちろん、お客さんや建物や店内の雰囲気自体が必見の場所です。
もちろんどれも手が出せないお値段の商品たちなので見るだけでしたが、ここのカフェがまた素敵なんですよ。
相変わらず素敵な空間でした。
「イータリーからもう少し頑張って歩いて、コルソコモでお茶すればよかったねー」といいながら、駅の方へと戻りました。
ホッとする味、チャイニーズ
この日は、イタリア旅行最終日の夜ということもあり、そのまま宿の最寄のLoreto駅近くViaPadova通りの中のいくつかあるチャイニーズレストランの一つJubinへ。一旦宿に戻って出かけると面倒だし遅くなるのでそうしたのですが、まだ6時少し前だったからか開いてるお店があまりなく。唯一開いていたお店に入りました。
久しぶりに食べる優しい味のアジアご飯は、やっぱりホッとしました。上品な味付けで美味しかった。何となくだけど、イギリスは味付けが全体的に濃い目のような気がする…。
あっという間の5泊6日の北イタリアの旅。明日は、いよいよロンドンに戻ります。
ミラノ中央駅東側から出ている空港バスに乗って、ベルガモ空港まで。
ベルガモ空港までは、頻繁に出ている空港バスが便利です。
時間は約1時間。いろんな会社のバスがありますが、当日バス乗り場で次に発車するバスに乗車前にお金を払って乗れば良いだけです。
***ミラノの子連れ旅情報***
ミラノ・イタリア
街の子連れに優しい度 ★★★★
ピザやパスタなど子どもが好きなメニューがたくさんあるイタリアレストラン。場所によっては、子ども用に料理を作ってくれるところ、ハイチェアーなどの用意があるところも。
ミラノ市内のメトロは10歳まで無料。
ミラノの宿泊先:
B&B Terrazza Baires - in the heart of Milan宿の子連れに優しい度 ★★★★
2ベッドルーム+2バスルーのアパート。合計6名まで宿泊可能です。ベビーベッドはないのでトラベルコットを持参するか、クッションなどを利用して赤ちゃんの転倒を防止するか。
ミラノ中央駅までは徒歩15分ほど。歩いて2−3分の場所にメトロ駅、5分の場所に大きめスーパー、レストランなどがありとても便利。毎日イタリアンでお疲れぎみの胃袋に優しいアジア系の食材店やアジア系のレストランが多いのも⭕️ そして何より宿代の高いミラノでこの値段は安い!
ミラノ中央駅までは徒歩15分ほど。歩いて2−3分の場所にメトロ駅、5分の場所に大きめスーパー、レストランなどがありとても便利。毎日イタリアンでお疲れぎみの胃袋に優しいアジア系の食材店やアジア系のレストランが多いのも⭕️ そして何より宿代の高いミラノでこの値段は安い!
キッチン用品は一通り揃っているので自炊も簡単。冷蔵庫にはフルーツや飲み物などたくさん用意してくれています。
唯一、洗濯機がないのが玉にきずですが、近くに何箇所かコインランドリーがあるようなので、そこを利用すると良いと思います。
赤ちゃん用品の充実度(手に入れやすさ):★★★★
スーパーや商店に行けばどこでも購入できます。
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