2018年12月21日金曜日

【子連れでイタリア旅行−3】子連れで過ごすジェノバ一日観光モデルルート

イタリアの港町、ジェノバ3泊4日最終日。翌日はロンドンへ戻ります。
この日は、月曜日に閉館だったジェノバの博物館などを見て街中散策。夜は、オイスターバーでシーフード三昧。そして早めの時間には宿に戻ってくる予定。

ところで、今回のジェノバの街中散策にすごく役立ったのが、Genova Official guideという冊子。Garibaldi(ガリバルディ)通りにあるツーリストインフォメーションで1ユーロで売っています。

冊子には、市内を歩いて回る7つのルート紹介があって、我が家は、ジェノバの見所を網羅している1番と2番のルートの合わせ技で回ることにしました。
このルートは、街角に立っている地図看板ともリンクしているので、現在地の確認をするのにとても便利です。
ジェノバの街中


ジェノバで一番見晴らしのいい展望台

まずは、見晴らしがいい場所として有名なルイージ モンタルド展望台を訪れることにしました。
行きはフニキュラーに乗って、帰りは住居の間にある急な坂道を降りてきましたが、ジェノバの街を一望できるその眺めは、ずっと見ていても飽きる事がなく、港に停泊する大きな船や海を行き来する船や山の斜面に沿って建てられた住居など、それぞれを細かく見てみると面白い発見があったりして、あっという間に時間が過ぎてしまいました。


世界遺産があるGaribaldi(ガリバルディ)通り

坂道を降りて、ジェノバの一番の見所、赤の宮殿、白の宮殿がある世界遺産が立ち並ぶGaribaldi(ガリバルディ)通りへ。
この通りには、中世にから海洋貿易で栄えたジェノバに来る貴族やお偉いさんたちをもてなすために建てられた豪華な建物があって、現在42の建物が世界遺産として登録されているそうです。
白の宮殿には、フランドル絵画とイタリアン絵画を中心にものすごい数の作品が展示されていて、全部じっくり見ていたら、丸一日かかってしまいそうな勢いでした。




向かい側の赤の宮殿も、豪華絢爛なインテリアのお部屋に死ぬほどたくさんの絵画があります。こちらは、小さなエレベーターに乗って、屋上バルコニーに出ることができて、建物の周り360度を眺める事ができます。こちらも、屋上から町の人々の生活がちらりと垣間見る事ができてオススメです。
それにしても、こんなに貴重な絵画がたくさんあるのに、湿度管理とか自然光の管理がきちんとされてなくて「えーっ!こんなんでいいの?」と思いましたが、きっとそこまで手が回らない状況なんでしょうね。今のイタリアの情勢では。。。宮殿の窓枠もどころどころペンキが剥れてたし....。
赤の宮殿を見た後、近くのカフェでサンドイッチを食べて、エネルギーを補充!


歴史ある市場が新しく生まれ変わったカルミネマーケット

その後は、 その昔、ジェノバの労働者階級の生活の場だったエリアにあるCarmine Market
(カルミネマーケット)へ。
残念ながら定休日でしたが、外から見た感じ面白そうなマーケットでした。地元のワインや食材などが販売されているようです。
ヨーロッパのあちこちの都市で、古くからあるマーケットを再生して、レストランを併設した地元の食材を売るマーケットに生まれ変わり、地元の人々だけでなくツーリストにも人気の場所となっていますが、ここも同じような流れのマーケットのようです。

旧市街の入り組んだ路地を歩き、黒と白のシマシマのLorenzo教会を覗いた後、フェラーリ広場前にあるカフェでジェラートを食べて休憩。



ここでまた少しエネルギー 回復したので、6時に予約したオイスターバーのある海洋博物館のあるベイ・エリアへ、 最後の力を振り絞ってまた歩いて行きました。途中、 ココちょっとヤバいとこなんじゃないの??と思うような旧市街とは雰囲気の異なる通りもありましたが、前述のガイドブックのルートでも紹介されているので、まぁ大丈夫なんでしょう。

ジェノバのベイエリア

ところで、この海洋博物館の前には、本物の潜水艦が展示されているのですが、この潜水艦のみを見ることは出来ず、海洋博物館とのセット価格でのみ入場が可。この入場料が結構高い!大人一人博物館と潜水艦で19ユーロ。博物館はどうでも良くて、この潜水艦をどうしても見たいというダディ。 全く興味がないママはベンチで座って待っていることにして、一人で行くのもなんだというダディは、娘を道連れに海洋博物館と潜水艦を見ることに。
時間もレストランの予約時間まで1時間半ほどしかなかったので、 サクッと博物館と潜水艦の両方を見て戻ってきました。
ダディには潜水艦内部はかなり面白かったようですが、 娘はさほどでもなかったよう....。

その後、20分ほどオイスターバー隣のカフェのテラスで、プロセッコを飲みつつレストランIndarsena開店時間まで待つことにしました。

ジェノバのレストランの夜はどこも少し遅めの19時くらいが多いのですが、ここは18時から開いているので、どれだけ混むレストランなのか?と思っていたら、拍子抜けするほどガラガラでした...。予約は全く必要ありませんでした。


シーフードプラッター 二人前くらいの盛り合わせをオーダーしましたが、カフェのテラス席にいて少し肌寒くなった後だったので、暖かい食べ物も一緒に食べたかったかなぁ。例えば、フレンチフライとか....。
オイスターやエビはまぁ美味しかったですが、カニは日本の蟹の方が美味しいかなぁ。 やっぱり魚介類は、全般的に日本の方が美味しい....。
きっと、水辺のテラス席で、夏にきりりと冷えた白ワインと食すと最高なのかもしれません。

旅先での食事に異常なほどの執念を燃やすママのジェノバ最後の晩餐は、不完全燃焼気味で終わりました...。

やっぱり締めはイタリアンバール

帰りも宿まで歩いて帰りましたが、どうにもこうにも何かあたたかいものを口にしたくて、途中で昨日も来たカフェ・マンギーニであったかいココアを飲んで宿へと戻りました。



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ロンドン帰国の日。
11時発の飛行機の時間に合わせるとエアポートバスの時刻のかなり早い便を選ばざる得なくなるので、宿の人に、8時半にタクシーを呼んでもらうことにしました。
途中までは、快調に飛ばしていたタクシーでしたが、通勤時間帯にぶち当たったのか途中から道が大渋滞。

市内から空港までは、車で15−20分とそんなに遠くないはずなのですが、この時ばかりは温和そうな運転手さんも「チッ」と舌打ちするような渋滞。
我が家もジリジリとしか進まない タクシーの中で、ヤキモキしました。
2時間前には到着するように宿を出たのと、小さい空港だったので何とか大丈夫でしたが、時間帯によっては空港行きの道路がかなり渋滞するので、 特に小さな子連れファミリーの方は、ジェノバを訪れる際、十分にご注意ください....。

今回は3泊4日で季節外れのイタリア・ジェノバ滞在でしたが、夏のバカンスシーズンにノンビリと長期間アパートを借りて滞在するのもいいかも。毎日ビーチに行って昼寝して....。日焼け下手なイギリス人がいる我が家には、ちょっと憧れのホリデーの過ごし方です。
ジェノバは、世界遺産や博物館など見所がたくさんあるので、1年を通して楽しめる街です。ミラノからも電車で1時間半。ヨーロッパ圏からだと安・近・短な旅行先。子連れでちょっと行くには最適な場所だと思います。


***イタリアの子連れ旅情報***

イタリア・ジェノバ
街の子連れに優しい度 ★★
街の中は基本石畳なので、バギーでの移動はちょっと大変かもしれませんが、 海岸沿いの遊歩道やビーチ、水族館、海洋博物館など子どもでも楽しめる場所がたくさんあります。
小さな子ども連れの場合は、ビーチがあるので夏が一番楽しめそうです。 街歩きができる年齢の子供であれば、一年中楽しめる場所だと思います。

ジェノバの宿泊先
Your House Rooms

宿の子連れに優しい度 ★★
ジェノバ・Brignole駅にほど近い古いお屋敷の中にあるB&B。B&Bの4階までは、昔ながらの小さなエレベーターがありますが、バギーは畳んで乗らないと難しそう。宿には気配り上手な英語が少し話せる女性がいて、個人経営ながら融通が利きフレキシブルに対応してくれます。 
12歳まで親のベットに添い寝の場合は無料。ベビーベットもあり。キッチンも使わせてくれると思います。朝食もあり。

赤ちゃん用品の充実度(手に入れやすさ):★
欧州他の都市と同様にスーパーや薬局で購入可能です。
イタリアンレストランはどこもキッズフレンドリーです。ただし、夜の営業開始時間は遅めで短いところが多く、週末は予約必須です。






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