2018年10月18日木曜日

【子連れでアゼルバイジャンの旅】首都バクーから Uber(ウーバー)で古都シェキへ

バクー滞在も今日でおしまい。
今日の朝ごはんも一品少ない感じで、あの春巻きみたいなものは初日以降口にすることはなかったけど、コンポートは毎日違うフルーツのものが出てきました。
ロンドンでも飲みたいー!

さて、今日は首都バクーから離れて一路アゼルバイジャンで一番美しい古都と言われているシェキという街へ向かいます。
シェキまではUber(ウーバー)で。
電車やバスに比べるともちろんちょっと高いですが、大人二人に子どもと荷物を考えたらまぁいいかと思える料金です。

というわけで、3泊したバクーの宿をチェックアウトした後、宿のWifiを使ってUberで車を呼びます。
料金はおよそ72AZNの予定。
ロンドンでこの距離をタクシーで走ることを考えれば、およそ1/3の価格。
まぁいっか。まぁいいよね。

しばらく待つと、ピカピカの車が登場しました。道ばたで言葉が通じない中、ボロいタクシー捕まえるより全然いいです。。。。

車に乗り込み一路シェキへ!
途中、真っ白で流れるようなフォルムが美しい、ザハ・ハディドがデザインしたヘイダル・アリエフ・センターが見えました。

そういや、ここ来れなかったな....バクー滞在で唯一悔やまれる。

近代的なバクーの街を抜けると、あとはずっと緑の大地が続くのみ。




最初は無言でちょっと居心地が悪い感じ(長時間となると)だった車内も、娘がトイレに行きたいと言い始め、わざわざトイレが綺麗なガソリンスタンドに立ち寄ってくれたのをきっかけに、運転手さんともポツリポツリと話をするように。

とはいえ、こちらは英語(または日本語)、運転手さんはロシア語(アゼルバイジャン語)。
お互いの共通言語がない中で大活躍したのがグーグル翻訳! さすがUberの運転手というだけあって、デジタルリタラシーも高い。
オンボロタクシードライバーでは無理だろうな。昨日のツアーのタクシー運転手金歯のオヤジの携帯はガラケーだったしなぁ....。

グーグル翻訳を使って話してみると、この運転手さんにも娘より少し小さな女の子が二人いるとのこと。
可愛い女の子二人のの写真を見せてくれたり、ホリデーでジョージアに行った写真を見せてくれたり(ちなみに運転中ですが...)、少しずつ打ち解けて行きました。

その間、娘は車の中で、ヘッドフォン付けてズーーーーっとハリーポッターのトーキングブックを聞いていてえらい静かだったので、運転手さんに娘が何を聞いているのかを話すと、ずーっと静かすぎる娘に運転手さんも気になっていたようで、この話を聞いてちょっと感心したようでした(笑)。
その後、度々かかってくる奥さん(?)からの電話で、わが家が日英家族で、娘がハリーポッターをずっと聞いている、など話してました。
たまたま配車された客が外国人の一家で、しかも長距離ドライブって。Uberのドライバーしてても、まぁ滅多にないお客さんだっただろうなぁ。

バクーを出て約3時間ほど、お昼を過ぎた頃に、運転手さんが「サービスエリアで停まろうか?ランチ?」と言うので、シェキに着く頃にはおやつの時間を過ぎるはずなので、「ここら辺でお昼を軽く食べておいた方がいいね」と言うことで、立ち寄ってもらうことにしました。

車の中で「運転手さんもコーヒーでも一緒にどう?」とダディがコーヒーを飲む仕草をすると、すごく嬉しそうにしてくれて、一緒にドライブインの食堂へ。
食堂のテーブルに座ると「何にする?」と言う運転手さんに、手持ちのアゼルバイジャンのお金が少なかったので、とりあえずスープくらいなら飲めるだろうと、スープを3つ頼んでもらいました。

そして運転手さんはコーヒー、わが家はスープを。
グーグル翻訳を使いながら話していると、どうやらこの夏に家族でアメリカ移住するとのこと。嬉しそうに取れたばかりのグリーンカードを写真で見せてくれました。

「アメリカでもuberドライバーするの?」と聞いたら、笑いながら「ジュエリーを作ろうと思ってる」と。
グーグル翻訳を使っての会話だから、あまり複雑な話はできなかったけど、それでもやっぱり子どもがいること、教育のこと、海外移住のこと、運転手さんとの距離がグーンと縮まった瞬間でした。

さて、そろそろ行こうか。とお店の人にお会計をしてもらうと、さっとレシートを手にしてレジに向かう運転手さん。
わが家が運転手さんのコーヒー代を払おうと思ったのに、それどころか、わが家のお昼代もすべて支払ってくれました。

その後、再び車をひたすら走らせること2時間ほど。
やっとシェキの街に着くと、今夜宿泊する宿の近くまで来たものの、それがどこにあるのかわからず立ち往生。


運転手さんは本当に面倒見のいい人で、宿に電話をするも繋がらなかったようで、車を降りてどこかへ消えると誰かに聞きだしてきてくれました。
宿が見つけ出した時には、車内で拍手喝采(笑)。運転手さん、ちょっと照れ笑いしてました。
新天地アメリカでの生活にグッドラック!と言って、別れました。
いや、本当に心の底から頑張って欲しいです。

ちなみに、今夜の宿は、朝食付きホームステイのような感じで、こりゃぁわからないよな、って言う路地の奥の方にあるお家の離れにありました。

この路地の突き当たりに宿があった。。。
今晩のお客は、どうやらわが家だけのよう。
離れは長い廊下の片側に4部屋が並ぶ昔の学校の木造校舎のような感じでした。 なんか懐かしい感じ。

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