2019年11月1日金曜日

【子連れで中央アジアの旅 9】食べて歩いてバンヤに初挑戦。キルギスタンの首都ビシュケクで過ごす一日

今朝も安定の9時起床。

永遠に時差ボケは治らないんじゃないか?
数日後にはビシュケクからオシュへの早朝フライトでの移動が待っているのだけど、みんな起きれるのか?!

朝食は宿の食堂ホールにて、昨日の帰りに近所のお店で買ったシリアルに牛乳、ロンドンから持参したフィルター式のドリップコーヒーを。西欧人に本格コーヒーは必須です。カフェイン中毒なんじゃないだろうか?
だから東南アジアの街角にある豆から入れる本格的なコーヒーが飲めるカフェは、どこも西欧人に人気で大繁盛なんですよね。西欧人を呼びたければ「美味しいコーヒー」は必須です。



朝食後、宿のWifiを使ってYandexタクシーを呼んだ後、徒歩1ー2分のスイミングプール、ドルフィンの駐車場まで歩いてタクシーに乗車。
なぜドルフィンまで歩いてタクシーに乗るのかと言うと、実はホステルまでの道がちょっと分かりにくくて、ほとんどのタクシーがほぼ迷うので、乗車位置をビシュケク市民なら誰でも知っているドルフィン・プールの前に設定した方が確実に早く車に乗れるんですよね。

ちなみに、ビシュケクには、Yandexのロゴが入ったタクシーがたくさん走っていて、カザフスタンのアルマトイよりもYandexタクシーの台数が多いのでは?と思うほど。

と言う訳で、行きは街の中心部までタクシーで出て、帰りは歩くかレストランのwifiを使ってヤンデックスるかと言う作戦。
今日は美術館巡りをしようと国立美術館へ行ってみたら閉館中。。。近くにあったビシュケクでの高級レストランで遅めのランチ。

Frunzeは、外務省や政府庁舎からも近い場所にある、ロンドンではなかなか行かない敷居の高そうなレストランで、周りのお客さんはビシュケクのお上品な人たちばかり。
そんな中、めちゃくちゃカジュアルな服装の我が家3人は、ツーリスト丸出しで臨みました。

とはいえ、中央アジア・ビシュケクのレストラン。
盛り付け等は上品で洗練されて先進国のレストランにも引けを取らずでしたが、味のレベルは、やはりビシュケク止まりだと思いました。
というのも、中央アジアの伝統料理であるラグマンを頼んで、奇をてらった味付けだとか盛り付けを期待してたのですが、全く普通でちょっとがっかり。。。しかも味付けが濃かったしなぁ。

ただ、サービスがよく公園の中にあって居心地は最高によかったので、ここでしばらくのんびり(暑いし)。
その後、歩いてツムデパートへ。

ツムデパートの前には馬

ツムデパートの前の広場

ここの最上階にはおみやげ物屋さんがたくさんあって、キルギスの工芸品や旧ソ時代のアンティーク時計やバッジやメダルなんかが買えます。
なぜかダディは、モスクワ・オリンピックのキャラクター、子グマのミーシャの絵が文字盤に描かれた時計を購入。
ママと娘はフエルトのヘアーゴムなどを購入しました。


で、買い物を終えた我が家、ロンプラで紹介されていたバンヤへ歩いて行きました。ビシュケクにあるロシア式のサウナ、Zhyrgalの入場料は大人一人300ソム。キルギス人に撮っての日本でいう銭湯といった感じです。
バンヤ内部は男女別なので、ダディと別れてママは娘と二人、時間を決めてロビーで落ち合うことにしました。


女性用の入り口を入ると、受付の人がいてサンダルと大きな白いシーツを渡してくれます。
この受付の女性は、英語が少し分かったので、旅行客であるママと娘に色々お世話をしてくれました。
本来なら石鹸やシャンプーを持参するか、バンヤ施設内の売店で購入するらしいのですが、朝シャワーを浴びてるからいいや、と何も持たず、その受付の人に案内されてロッカーに荷物や衣服を入れシーツだけ持って蒸気があふれる浴場内へ。

浴場内は、小学生くらいの子どもからおばあさんまで色んな年齢の人真っ裸。アジア系やロシア系、人種も様々。シャワーで体を洗った後、バンヤ部屋へ入ります。
サウナ室のドアを開けると、熱い空気で包まれます。熱さで顔面がピリっとする中、薄暗い部屋の中には、フエルトでできたチューリップ帽をかぶったおばあちゃんたちが、白いシーツの上に壇上に寝転んでたり、座っていたり。

こういうフエルトの帽子をみんな被っている。

立っていると熱くて息苦しいせいか、子どもたちはしゃがんでいました。なるほど、熱い空気は上の方に滞るせいか、下の方はちょっと熱さが和らぐようです。
でも最初は、ママも娘も、熱すぎて耐えられず1分もしないうちに外に。

バンヤ部屋を出て浴室の奥、外から見た時にドーム型になった建物の真下には、プールがあって、おばちゃん達が全裸で泳いでました。
気持ち良さそー!と、ママがプールに足をつけてみたら、今度はめちゃくちゃ冷たい!!心臓麻痺を起こしそうになりました。
ちょっと水深が深そうに見えたのと娘も足をつけたら「ひゃっ冷たい!」と言うので、入らずにまた浴室の方へ。

めちゃくちゃ熱いサウナ部屋と死ぬほど冷たいプール以外には何もないので、またバンヤ部屋に。2回目は体が大分慣れて5分くらい座っていましたが、娘が「ママー熱いー!」と言うので、また部屋を出ました。

こんなことを何度か繰り返した後、アカスリコーナーがあったので、ママはアカすりをしてもらうことにしました。(確か500ソム)
言葉は通じませんでしたが、どうやら順番待ちで、2台あるベッドのうち、今横たわってる人が終わったら順番が回ってくること、韓国垢すりタオルを持参していない場合、別途100ソムで購入しないといけないこと。が、わかりました。取りあえず、ママは皮膚をふやかすためにまたサウナ部屋へ。

バンヤ部屋を出て垢すりコーナの前の椅子に娘と座ってしばらく休んでいると、やがて順番が来ました。

韓国の垢すりタオルと同じものを使用

大理石の台の上に寝転んで、垢すりタオルで体の裏も表も全身ゴシゴシ。。。最後は石鹸をつけてゴシゴシ。

いやー、スッキリしました。おすすめ!

ゴシゴシ洗ってくれたサビーナさんと言う女性に直接現金を払うようでしたが、お金はロッカーの中だったので、着替えた後、支払うことに。

娘とまたシャワーを浴びて浴室を出ようと思ったら、ママの後に垢すりの順番を待っていたおばあさんが近づいてきて、ロシア語(?)で話しかけられました。
最初何のことか?と思ったら、垢スリしてくれた人の感想を聞きたかった様子。
「good??」と聞かれ、ママが「ホラショー!(良かったよ)」と答えると、嬉しそうに去って行きました。

娘と浴場を出てロッカーに戻り、着替えてから受付の人に「垢スリのお金を払いたいんだけど」といったら、「誰だった?」と言うので「えっとサ、、、サビン?だったかな」と言うと、「ああ、サビーナね!」と受付の人が払ってきてくれました。
その後、受付の人に今度は「娘がマニキュアをしたいんですが」と言うと、マニキュアをしてくれる個室に連れて行ってくれて、娘がマニキュアをしたいことをネイリストに話してくれました。そして娘がマニキュアをしている間に、ママは髪の毛を乾かすことができました。マニキュア代は子供だからか100ソムにしてくれました。

それでもなおダディとの約束の時間まで時間があったので、食堂エリアでジュースを飲んで時間をつぶしましたが、手持ちのキルギスタン現金も乏しく、他に何もすることがないので、時間までまだ30分くらいありましたが、外に出るとダディがロビーにもういました。

男性用の方のサウナには、でっぷり太った全裸にフエルトのチューリップ帽をかぶったおじさんが、サウナ部屋でタオルを振り回して蒸気をかくはんさせてたり白樺の枝ベニックでバシバシ体を叩いてたりとか。。。とか。
なんだか楽しかったようですが、熱すぎて早々に出てきたそうです。

しばらく、三人一緒にロビーのソファーで何をするともなくのんびりした後、少し早めの夕食を食べに行くことに。
時間があるので、バンヤから歩いて、調べていたビシュケクの西側にある韓国料理レストランへ。
中央アジアには、1930年代から第二次世界大戦にかけて、シベリア移住した朝鮮人(高麗人)たちが強制移住させられた歴史があります。なので、本格的な美味しい韓国料理が食べられるのです。

バンヤから大通りに抜け20分ほど歩いたビシュケク街の外れに何軒か韓国料理屋があるのですが、最初に目に入った韓国料理のお店に行ってみると、何だかちょっと雰囲気が違うような。
店内にはお客が誰もおらず。あれ?と思い、予め調べておいたお店の名前を言ったら、「違うよ。。。」と。

黄色い文字でキョンボクンと書いてあります。

慌てて、お店を出てまた数分歩いたところに、そのお店Kyon Bog Kunはありました。

店内はハングル文字が書かれていて、まるで韓国。韓国人っぽい、観光客なのかそれとも駐在員なのか、が何組かいました。

メニューは写真付きで分かりやすく、お料理は全て本格的!
久しぶりに味わう中央アジア以外の料理だったので、ビビンバにチジミ、プルコギ、レンミョンにご飯とあれこれ頼んだら、韓国料理は突き出しが死ぬほどたくさん出てくるのをすっかり忘れていました。テーブルの上はお皿でいっぱい、お腹が破裂するかと思うくらいパンパンに。
娘はレタスにお肉を巻いて食べるのが気に入ったらしく、いつも以上にたくさん食べて、銀のボールに入った白飯を一人で全部平らげました。
もうこれ以上入らないとなり、食べきれなかったチジミは、お持ち帰りにしました。

西の端にあるお店から東の端の方にある宿までは、流石に歩くのは大変なので、お店のWifiをつないでYandexタクシーを呼んで帰りました。宿に到着したら、キルギス親子がラウンジにいたので、またボード・ゲーム大会に。
一人っ子の娘は旅行中に他の子どもと接する機会がないので、こうやって宿に同じくらいの年齢の子がいて一緒に遊んでもらえると、本当に助かります。

明日は、このキルギス親子と一緒に滝の方へ行ってみよう言うことになりました。
8時に出発しようと言う話になり、いつもより少し早起きです。
大丈夫かな?

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