2019年1月14日月曜日

【子連れでスペインの旅】子どもと過ごすサンセバスチャンの一日

広〜いベッドで一晩ゆっくり寝たら、大分体調が良くなったママ。
今日は1日サンセバスチャンの旧市街のあたりを一周しようということに。

サンセバスチャンの宿、NHコレクションの宿泊に朝食はつけていませんでしたが、スペインに来て以来というもの毎日ピンチョス続きなので、久しぶりにフレッシュなフルーツや野菜をしっかり取りたいと思い、ホテルで朝食を取ることにしました。

客室が200近くある大きいホテルなので、ビュッフェも充実!
ここでビタミンを存分に補充しておきました。
ちなみにお会計はホテルの部屋に付けてくれて、子どもの分は無料でした。
キッズフレンドリーなホテルで、娘用に歯ブラシやシャンプー、ボディーソープなどが入った子ども専用アメニティーが貰えたり、なかなかの好印象。
もっと小さい子がいる場合は、ストローラーの貸し出しも無料だそうです。

朝食をしっかり食べてホテルを出ること数分で、ビーチ沿いの遊歩道に出ます。
今回は波打ち際を歩いて、旧市街へ向かうことにしました。

奥の方に見えるのが旧市街。砂浜がずっと続いているように見えます。



最初に言っておきたいことがあります。
上の写真を見ると旧市街まで砂浜沿いにずっと歩けそうですが、歩けません。
ミラマール宮殿の辺りで海に迫り出した崖が砂浜を遮断し、一度階段を上がって歩道にもどらなければなりません。

さて、ビーチ沿いをずっと歩けると思っていた我が家。砂浜が遮断されているとは思いもせず、崖の下にある干潮で露わになっているコンクリートの階段を打ち寄せる波が引いた瞬間に急いで駆け上がるという、これってリアル・スーパーマリオかよ?と思わせるような階段をかけ登り、息も絶え絶えその先を見てみると、
何と!!
その先にあるのはそびえ立つ崖。
行き止まりでした。。。

隣のビーチに抜けるには、今しがたクリアしたばかりのスーパーマリオの階段を波が引いた瞬間に駆け降り、砂浜に濡れずに着地しなければなりません。

しかし、時刻は満潮に向けて潮目が変わり始めた頃。

この数分の間に海面は確実に高くなってる(ような気がする)。

先行隊はダディに手を引かれた娘。

二人は、波がサーーーっと引いた瞬間をうまく狙って飛び越えました。
ところが、これまで同じリズムで引き寄せていた波が、突然、変則的に。
ママのは、この流れに乗れずすっかりチャンスを失い、、、、。

まるで、大縄跳びの時に次々と飛び越えて行くみんなを前に、自分の番ではこのリズムに乗れずに大縄の大きく回転する動きを見ながら次のチャンスを伺う、
そんな気分。

しかも打ち寄せてくる波がさっきより高い!!!
3−4回波がくるのをやりすごした後、小さな波が引く瞬間を捉え、
やっと階段を降りれました。

でも靴、ちょっと濡れたし…。

繋がっていなかったビーチを背に、一旦遊歩道に戻り、またビーチに降りて散歩。
サンタンデールもそうでしたが、サンセバスチャンのビーチでも、
ゴミが一つも落ちていなく本当に綺麗です。

ホテルからサンセバスチャンの中心地まで歩くと30分ほどかかりますが、眺めが良く遊歩道があり車両の進入もないので全然苦になりません。
障害物がなく見通しがいいので、子どもが先に走って行ってしまっても姿が確認できるので、街中で車の往来を気にしながら歩くのとは違います。

古くからスペイン王室の避暑地として栄えたリゾート地、サンセバスチャンのエレガントな街並みを右手に、左手の沖の方には、果敢にも水着で海に入っていくおばちゃんたち。。。

マジかぁ?!スペインとは言え、ここ北の方だし。しかも1月だよ?!

おばちゃん二人が沖の彼方に。
そんなこんなして歩いていたら、旧市街に一番近い側のビーチの端っこまであっという間でした。

この辺にはサーファーがいて波乗りしてましたが、サーフィンをするには、ちょっと波が穏やか過ぎでは。。。
海面で、黒いウェットスーツを着たサーファーが波待ちしているその風景は、アシカの群が海面から頭を出しているかの様でした。

遠くに見えるアシカの群れのようなサーファーの方々

旧市街の入り組んだ細い路地をブラブラし、教会の中を見て、今度は橋を渡った旧市街の対岸にあるクルサール国際会議場へ。





この建物は、スペインの建築家ホセ・ラファエル・モネーオ・バリェスの作品とのこと。夜になると照明が綺麗らしく、新年には「2019」の文字がライトアップされたようです。


この角度からは一つしか見えないけど、
二つの岩に見立てたデザインなんだそう。

それにしても、ここ数日お天気に恵まれない我が家。
曇天で底冷えする石畳の街歩きで、何かあったかいもの飲みたい。。。

ということで、この二つの岩に見立てたこの建物にあるniemuというレストランで、ちょっと休憩。
このお店、食事も美味しそうでしたが、お茶だけでも大丈夫です。

お店を出て、寒いの嫌だなぁと思いつつ適当に歩いていたら、市場を発見。
グロス市場という名前のインドアマーケットで、中は時節柄、数件のお店とスーパーしか開いてませんでしたが、スペイン食材のお土産なんかを買うのに最適です。

どこの街も年末年始は、観光客を含め人はいるものの開いてるお店が少ないのがちょっと残念です。

ただブラブラしているだけで、特に目当ての物や場所があるわけではないので、また旧市街に戻り、バルに入ってピンチョスをいくつかツマミます。

ここサンセバスチャンはピンチョス発祥の地だそうで、これまで訪れたサンタンデール やビルバオのバルのピンチョスの種類やそのクオリティとはわけが違う。。。

これまでは、言っても、おつまみとかひと口くらいで食べられるフィンガーフードの域でしたが、サンセバスチャンのピンチョスは、どこのものもその一つ一つが極小の1皿という感じ。

店内ディスプレイの仕方も、フィンガーフードが並べられたまるでパーティ・テーブルのよう。


さすがやなー!
と思いながら、お皿をもらい食べたいピンチョスをどんどん乗せていくと、あっと言う間にお皿がいっぱいに。

プリプリのエビや牛肉の串刺し、ムール貝、ミニバーガー、コロッケなどなどを三人で食べたところで、「この小さなエリアに所狭しと並ぶバルを制覇するためには、今食べ過ぎてはいけない!」と察し、また夜に出直すことに。

でも、旧市街を出る途中で、お店の前で皆んな美味しそうなケーキをもぐもぐと立って食べている混雑したお菓子屋さんがあり、つい釣られて店内に。

娘に「どれがいい?」と聞くと、ショーウインドウに並べられているおっっきなチョコレートが乗ったケーキが食べたいというので、それは夜ご飯が食べられなくなるので制し、小さめのものを3種類購入。

お店の人に「今食べる?」と聞かれ、娘が「うん!」と即答すると、ケーキを1つずつ紙に包んでくれました。
もちろんお店を出たらすぐに、その場でもぐもぐ、立ち食い。

さっきまでのテンションはどこに行ったのか、ママはやっぱり喉が痛く咳が出るので、今度は、遊歩道を歩いてホテルに戻りました。

遊歩道にある屋根のないゴンドラが回る観覧車。
安全面はいかに?

しばらく部屋でのんびりしているうちに、辺りはすっかり暗くなり、そろそろ夜ご飯の時間。

ママは、正直体調も良くないので、ホテル近くのお店、もしくはホテルのレストランでもいいや、ダディもきっと「サンセバスチャンの中心までまた出かけるのは面倒だ!」と言うに違いない。
と思ったのですが、ダディは予想に反し「じゃあ行くかぁ!」と、やる気満々、また30分歩いて旧市街のバルに行くと。

そう言われると、なんだか旧市街のバルに行かないと勿体無いような気がしてきて、結局また旧市街へ30分歩いて行くことに。

光のあるところまで歩いて約30分

今度は、キラキラ輝く街の光が反射する海面を眺めながら旧市街へ。

夜の旧市街は、どこも人でいっぱい、大賑わい。
バルの中も大混雑。
いまいち押しが弱く面倒臭がり(消極的とも言う)なダディは、これまで「スペイン語で注文してやった!」ばりに威張ってたのに、指差し注文で済む目の前にあるもの以外は、全く注文できないのであった。。。(例外は、ビルバオで学んだイカフライ)

唯一比較的空いてたバル。

バルには目の前のディスプレーされているピンチョス以外にも、注文すると調理して熱々の物を出してくれ品々があるのです。
底冷えするサンセバスチャンでは、そのお料理たちが、ものすごく魅力的なのですが、混雑した夜のバルでは、テンパって「スペイン語」で注文できないダディ。

「それなんて料理?」と食べてる人に直接聞いてでも食べておけばよかったー。
エビの美味しそうな一品料理があったんだよね。

体調がイマイチなだけに、食欲もイマイチなママ。
美味しそうな店をいくつかチェックするもダディだけピンチョスを食べて、「もう帰ろ」とホテルにまた歩いて帰りました。。。

(おそらく)早く寝なさいと怒られることがないスペインでは、
夜9時過ぎでも子どもが結構たくさん遊んでる。

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