2019年1月10日木曜日

【子連れでスペインの旅】ビルバオで過ごすスペインの年末・大晦日

やっぱりどうしても朝に起きられないわが家。
9時半くらいになってやっとノソノソ起き出す我が家2名。

シャワーを浴びてすぐにダディーがもう一度レセプションに今日の宿泊予約のキャンセルが出たかを確かめに行ってくれたけど、やはり満室。とのこと。
そう、久しぶりにやらかしたママの痛恨のミスで、危うくスペインで家なき子になるところだったわが家。



諦めるしかなく、この大晦日のこの時間にまだ空きのある部屋を宿を安い方からネット検索。
しょうもない感じのペンションでも結構なお値段。だけどこの際仕方がない。。。
その中でも、比較的見た感じ良さそうな旧市街の端にある宿を予約することに。でもなぜか携帯から予約するとクレジットカードを受け付けてくれないので、ダディが
「今から行くので、部屋キープでお願いします!」と、直接宿に電話。

1泊したホテルをチェックアウトし、ホテルの前からタクシーで次の宿へ。



電話口では、あまり良い印象ではなかったという宿の受付(おそらくオーナー)の人は、実は、独自編集の旧市街のレストランリストをくれたり、地図上でオススメの場所を教えてくれたりと親切でした。たまたま忙しい時に電話しちゃっただけかも。
ちなみにビルバオのニューイヤーは、みんな家族で食事をするそう。大晦日はどこのレストランも予約しないとだめだそうで、しかも値段も高くなるそう。
「大晦日に外食するのは観光客ぐらいだからねー」と。
ネットで調べたところ、地元の人は、家で家族と食事をした後に友達と外出し、0時に打ち上げられる花火を見て、その後、明け方まで飲みに繰り出すそうです。


残念ながら、現在ホテルの外観工事をしていましたが、さすがに大晦日に工事の音で目を覚ますことはないでしょう。。。
年末のこの時期の直前予約なので割高感は否めませんが、最近リノベーションしたのか、広々としたロビーエリアが気持ちのいい家族経営っぽい感じの小ぎれいな宿です。トラムの駅やスーパーがすぐ近くにあって、街の外れにも関わらず旧市街へは徒歩5分ほど、グッゲンハイムまでは10分間隔で運行しているトラムが使えて、川沿いに歩いて行っても30分と意外と使い勝手が良さそう。

部屋に荷物を置き、今日は地下鉄で30分ほどのところにあるという世界遺産の鉄橋を見に行こうかと言っていたけど、宿の移動ですでに昼時だし、今日は市内の見どころを回ることにしました。

取り急ぎ、腹ごしらえで朝食兼ランチをしようと、宿から歩いて5分のところの観光地でもあるマーケット、Mercado de la Riberaへ。


屋内は、魚や肉、野菜や果物などの生鮮食品のお店があって、ニューイヤーのお買い物をする地元の人でたくさん。
年末の上野アメ横を思い起こさせるマーケット内



その隣には、バルがたくさん入ったフードコートがあり、わが家三人一気に気分上昇!


コロッケ丸ごと1個乗ったピンチョス
色々頼んだよー!

注文2回目!

中でも、オリーブのピンチョスを出すお店があって、青、赤、緑の3種類に色分けされた回転寿司的な値段設定の明朗会計。しかも6本以上は5%引き、とあって、ついついたくさん頼んでしまいました。。。

オリーブのピンチョスのお店

注文3回目

その後、昨夜来た昼間の旧市街を散策した後、今度は川沿いを真っ直ぐ歩いて、片道1.75€で乗れるフニキュラー乗り場へ向かいます。

大晦日の旧市街
スペインにも年末ジャンボ宝くじがあるらしい。
みんな並んでます。



いい感じのバル。
(夜入ろうと思ってたら、閉店してた)

川沿いの遊歩道
フニキュラーは15分間隔ほどで運行されていて、頂上にはビルバオの街が一望できる展望台があります。丘の上から見るグッゲンハイムもきれい。ここには児童公園もあるので、家族連れには最適。この周辺にもいくつかレストランがあるので、食事がてらに出かけるのも良いかもしれません。晴れた日には、下でちょっとしたものを買ってからフニキュラーに乗り、展望台のベンチで食べても良いかも。フニキュラーは往復で大人一人3.25ユーロ。子どもは0.62ユーロ。

フニキュラー駅
丘の上の展望台

展望台周辺をうろうろした後、丘を降りて再び川沿いを歩きます。


今度はグッゲンハイム美術館を川の対岸から見学。ちょっと離れたところから見てもやっぱり凄い〜。

橋の下には大きなグラフィティ

ゴシック建築からモダン建築まで色々楽しめるビルバオの風景を楽しみながら、日本に所縁があるキリスト教司祭、ペドロ・アルペにちなんで建設された歩道橋を渡ると、また昨日来たグッゲンハイム向かいの児童公園に。娘は、お目当の遊具へと一目散に走って行ったので、大人はしばらく公園のベンチに座って休憩。

その後、ビルバオ美術館に行ってみたけど休館だったので、近くのカフェでお茶をして、どこで見かけたのか、ずっとクレープが食べたいと言っていた娘にアイスを食べて満足させて、またブラブラと街の中を歩いて宿へと戻りました。

ダンゴムシみたいなシェルターは地下鉄駅入り口。
磯崎新デザインらしい。

しばらく宿で休憩したのち、19時過ぎに夕食を求めてまた旧市街へ。

しかし今日は大晦日。昨日開いていたお店も流石に今日は休業で、昨日以上に開いているお店が少ない!唯一開いている店は黒山の人だかり(観光客も多い)。食べたくても人が多すぎて、なかなか食べたいものにもありつけず。

おばちゃん一人が切り盛りする駅前の居酒屋的なバル。

大晦日の夕食、ピンチョス。

しかも、クリスマスからの疲れが出て来たのか、ママの体調がイマイチ。寒気もして来て何だか風邪を引いたっぽい。
引き続き開いてるお店を探して旧市街をうろうろするよりも、早く暖かい部屋に戻ってベッドに横になりたい!という感じにいよいよなって来たので、結局なんだかとても侘しい大晦日の食事となってしまいました。
というか、一日でピンチョスを数えるほどしか食べてないし。。

因みに、スペインでは大晦日に12粒のぶどうを食べる風習があるそうで、ダディは帰り道に果物屋さんでブドウを一房購入して、宿に戻りました。

急遽選んだ旧市街のはずれにある宿は、部屋は少々狭いけど清潔でよかったのですが、個人経営の宿によくありがちな防音がなっておらず。
お隣の部屋は静かで問題なかったものの、ちょうど真上にフランス人三人女子が宿泊しているらしく(と断定できるほどの防音設備)、体調が悪くゆっくり休みたいのにも関わらず、大音量の音楽でダンスをするヒールの音、そして叫び声が数時間続き。。。。

ダディは、大晦日だし仕方ないよ。。。と。
こっちだってそれなりにお金を払って宿泊しているのに(直前予約だし)、宿泊者の国籍や聞いてる音楽の曲名が断定できるほどの大音量は、ちょっと行き過ぎでは??などとイライラし、レセプションに電話して上の階に言って注意してもらおうかと思い始めた頃、
「オニヴァ!オニヴァ!(仏語で「行こう、行こう!」)」と言う声がすると、バタンとドアの閉まる音がして、急に静かになりました。
時刻を見ると23:30分。
きっと年越しのカウントダウンに出かけたのだろう。。。
やっと平和になった。。。とホッとしたのも束の間。しばらくすると、外で花火の音がどこからともなく聞こえてきて、結局、眠れない一夜を過ごしたのでした。

大晦日の宿泊は、防音のしっかりしている宿か、事前に静かな部屋をリクエストしましょう。もしくは、地元の人と一緒に新年を祝うか?!


***スペインの子連れ旅情報***

スペイン・ビルバオ
ビルバオの宿泊先
Sirimiri
宿の子連れに優しい度 ★★★
事前リクエストでベビーベッドの用意あり。リノベーションしたばかりか、こじんまりとした綺麗なホテルです。旧市街の外れで場所がどうかな?と思ってましたが、意外と使い勝手が良かったです。 トラムの駅が徒歩1分。川沿いに歩いて行くとグッゲンハイム美術館まで30分以内。旧市街へは10分くらい。ピンチョスのお店がいっぱい入ったマーケットは、徒歩5分かからないくらい。下町な感じで楽しめます。我が家が宿泊した時は、たまたま運が悪く騒音に悩まされましたが、大晦日だったからしょうがないかな。。。


0 件のコメント:

コメントを投稿