2016年5月19日木曜日

【子連れでインド・ネパールの旅】ポカラから行く、子連れトレッキングとファームステイ体験

予想していた通り、翌朝6時に眠い目をこすりながら着替えて外に出たのはママ一人。
案の定、娘とダディは爆睡。
残念ながら、今朝は雲がかかり、オーストラリアキャンプからあの雄大な山の頂から昇る朝日は拝めませんでした。





隣のロッジに宿泊していた京都の父子とも「朝日見えませんねー」と話しながら、部屋に戻り、ダディと娘を起こします。

7時には食堂で予約していた朝ごはんのパンケーキを食べ8時には出発。



昨日歩いた隣村を抜け、今度は今夜の宿がある村まで4時間ほど。今日は昨日とは違って平坦な道のりが多いらしいけど・・・


山道を歩く中、この頃には、お互いに文太との距離感も掴めてきたので、文太の素性もわかってきた。
文太はポカラ近辺の村出身で、村には奥さんと子供二人いること。ガイド歴は20年のベテランで、ヒマラヤを登る10日間のガイドも務めたことがあるそう。また一度は4日間の西欧人グループのガイドを務めた時に、初日にオランダ人の女性が怪我をし、残りの3日間その彼女を背負って移動した話、など。

時々立ち止まって、この植物は食べられるよ。などと教えてくれながら、文太は先頭をどんどん歩いていく。


地元の人のお家の前を横切って、水牛の群れを横目に河を越え、橋を渡り、峠の山道でかごを背負った女の人に娘は手を引いてもらったりしながら、黙々と峠を歩いていきます。



「向こうに見える峠を2つ越えたところに村があるよ!」と言われたときには、もう限界、、、と思いましたが、ちょうどお昼頃にはファームステイをさせてくれる村へと到着しました。


文太が携帯でなにやら連絡を取ってくれ、村の人が来るまで、とあるお家の前で座って休憩。
まだ最近ファームステイを始めたばかりの村で、宿泊客の受け入れは月に10組までだそう。宿泊施設は村の中に全部で10カ所ほどあり、順番に宿泊客を泊めていく形になっているそうです。今後ツーリストに人気の場所へとなっていくことでしょう。

そんなんで、村のおじさんがやってきて、今晩泊まる建物へ。
お部屋は建物の急な階段を上った2階にある一部屋。元々は納屋だった場所を改装したような作りでした。
改装というほどのものでもなく、日本でいう蔵の中に簡素なベッドが2台あるだけ。ベッドというか、寝台というか。マットレスというか、畳のような硬いマット。
トイレは屋外にあるので、懐中電灯必須。夜は大変だ・・・。
最初にいた建物の方がよさそうだったなぁ。。。

荷物を部屋に置いたら、昼食を食べに村内の最初にいた建物へと移動。


ここで村の人が調理してくれるほんのりスモーキーな味のするお茶を飲みながら、ご飯ができるのを待つ間(察するに、この村の宿泊にお昼は含まれてなかったのではないかと思う、もしくは明日のお昼のはずだったとか。なので夜と同じメニューなんだと思う。)、近所の人が道すがら声をかけてくれたり、娘は綺麗に植えられた花の写真を撮ったり。


ご飯に野菜の炒め物とシンプルなご飯だったけど、たくさん歩いたあとのご飯はめちゃめちゃおいしかった!
さほど辛くはないけれどスパイスが入った炒め物だったのに、娘は文句ひとつ言わず完食。


建物を移動し始めた頃から怪しくなりはじめた空が、真っ暗になりやがて土砂降りの雨に。
ヒョウも降ってきたので、寒いだろうと村長らしき人が部屋を開放してくれ、何もない部屋の中ですることもないので、雨音を聞きながらゴロリとお昼寝。
ぜったいこの建物の方が広いし、いい(大して変わりないけど・・・)。



雨が小降りになったところで、今晩の部屋へ帰ろうと思ったけど、小さな村ながらナント道に迷う!
地元の人に「ナマステー」といいながら、もと来た道を戻りやっと今晩の宿泊する建物を発見できました。
そしてしばらくまたお昼寝。
起きて軒下でぼんやりと外を眺めたりして過ごし、すっかり夕暮れになった頃、また晩ご飯の時間に。


今度は宿泊する建物の階下の部屋で夜ご飯。昼とまったく同じメニュー(!)に豆のスープつきという晩ご飯。
同じメニューにも関わらずママとダディは完食。とてもシンプルなご飯なのに、ものすごく美味しく感じる。
採れたての素材のせいなのか、この環境のせいなのか、それとも何時間も歩いたあとだからなのか。
あれだけもりもりたくさんランチを食べた娘は、さすがに夜ごはんまでは完食といきませんでしたが、それでも結構食べてたなー。

外は真っ暗だし、もちろんWifiなんてある訳もなく。
やることもないので、食べ終えたら部屋に帰って、寝る支度をしてベッドに入ります。
階下ではしばらく文太と村の人が楽しげに会話する声が聞こえてきたけど、おそらく9時頃には静かになりました。

村の人の生活は健康そのもの。
夜明けとともに起きて、日の入りとともにベッドに入る。
地場でできた新鮮な有機野菜や肉を調理し、
部屋の電気なんてほとんどつけない(使わない)生活。
もちろん先進国の生活から考えると、とてつもなく不便な生活だけど、
みんな健康で幸せそう。

貴重な経験ができてよかったと心底思いながら、
家族3人眠りにつきました。


そして案の定、夜中(時間不明)トイレに行きたくなったという娘を連れて、懐中電灯を持って急な階段を降りてトイレへ。
夜中のトイレは暗くて大変だから寝る前にトイレに行っておこうね、と言ったのに!

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