宿泊してた建物。ここの2階に部屋がありました。 |
ネパールの小さな村の納屋のベッドで迎えた朝。
ニワトリが鳴き、牛がモォ〜っという声で目が覚めました。
われらがガイド、ブン太のスケジュールで、朝食前に ティーガーデンへお散歩。
朝7時出発です。
この村はお茶の産地でもあるそうで、村の裏にティーガーデンと呼ばれる場所があるのだそう。そういえば昨日標識見たな・・・。歩くと片道30分というこのティーガーデン。
散歩というか・・・朝から立派なトレッキング!!
ガーデンっていうか、山ひとつお茶畑という規模なんですけど・・・。
この辺で、だっこ攻撃開始。 |
そして、でた。
『足が痛い〜、だっこぉー』
「あともう少しだから、がんばれー」
『ダディー、マイ レッグ ハーティング』
「もうすぐ朝食だからがんばれー」
と、だましだまし。。。
今朝は天気も悪く、途中から小雨も降り出したので、足早にティーガーデンと呼ばれる山を登り頂上へ。
見渡す限りのお茶畑。綺麗に刈り込まれていてちょっとした庭園みたい。 |
雨が降り始めたので、じっくりと景色を味わう間もなくお茶 の木の間をかいくぐりながら、もと来た道を降りていきます。
宿に戻ると、おばさんたちが台所で慌ただしく朝食の準備をしてくれていました。そして、お腹もいい具合に空いたところで、朝食。
サイコーだ!
おかずはなんと、昨日の夜とまた一緒でしたが、今朝はご飯の代わりにパン。パンといってもナンのような丸い形の平べったいパンです。そのパンでおかずをつまんで食べるのだそう。
いい加減同じおかずが3回続くと嫌になる、かと思いきや、またもや完食。
美味しくてたまらない。朝の往復1時間のトレッキングが効いているよう。3食ベジタリアンの食事を食べて、体調もバッチリです。
奥にいるおばさんの足元にかまどがある。 |
ご飯を調理してくれた台所を覗かせてもらうと、壁には重そうな鉄(?)でできたお皿やお鍋が綺麗に並べられ、調理は床にかまどのようなものがあるだけ。もちろんマキをくべて火をおこしています。まな板や包丁も床にあり、女性たちは座って調理していました。
きれいに掃除してあるので、不衛生な感じは全くなし。
こんな不便なところであの美味しいご飯を調理してくれたのかと思うと、ちょっと感動。。。
おじさんがナマステと様子を見に来た。 |
休憩するガイドさん。 |
毎日丁寧に全ての物事を一つ一つ慈しみながら生活している村の人たちが羨ましくなりました。
その後、パッキング。9時過ぎには村を後に。
宿を出るときに、おばちゃんが旅の無事を祈って(なのかな?)、おでこに赤い丸をちょんとつけてくれ、オレンジ色のお花でできた首飾りをみんなにかけてくれました。
なんかいい経験したなー。
この必要最小限のものと自然と共に暮らす生活、人々の心の豊かさ、素晴らしい景色、このトレッキングがいつまでも娘の記憶に残ってくれるといいのですが・・・。
この村の入り口からはポカラの街へ行く乗り合いのジープが出ていて、だいぶ街に近い場所まで歩いてきてたんだな。。。と思いきや、ここからさらに山を降りること1時間。。。
滞在してた村。 |
山を降ります。 |
ナマステーーー!と叫ぶ子ども。 |
迎えのジープがやってくる川沿いの村の入り口までやってきました。
ブン太が連絡してくれていたのか、この入り口で5〜10分くらい待ったところで、お迎えのジープが。こんな辺鄙な場所で、待ち時間すぐに車が来るなんて、ある意味すごい。。
やっと地上に。迎えのジープ待ち。 |
岩だらけの道や川をジープで乗り越え、穴だらけの舗装された道に出た頃には、ちょっと車酔い気味・。。。。というかジープじゃないとこの悪路は絶対にムリ。
車、水の中完全に入ってたし・・・。
ジープは見覚えのある幹線道路を通ってポカラ市内に入り、朝11時にはポカラの宿に到着しました。
まだ部屋の用意ができていなかったので、ブン太に「まだいるよね?ちょっとコーヒーを飲みに行ってくる」と言い残し、すぐ近くのドイツのパン屋さんへ。
ここでコーヒーを飲んで、1時間ほど経ってから宿に戻ったら、ロビーからブン太の姿は消えていました。
ちゃんとさようならの挨拶、できなかったな・・・。
しょぼん。
部屋に荷物をおろし、3日目ぶりにシャワーを浴びて、今度はお昼を食べに、街の中心部とは反対の方へ歩いて行ってみることにしました。
宿のすぐ近くに西欧人が多いローカルな食堂に入ってみたら、ここが激安。地元の人価格のお店でした。
確かに比率的には西欧人が多いお店だけど、妙にヒゲがナガーーイ、ネパール滞在が長そうな人や、ラーメンマンのような細長い三つ編みをしたネパール語ペラペラな人(推定年齢50代)、タイダイのだぼっとしたパンツを履いたヒッピー風な若者など、いかにもお金がなさそーなお客さんたち・・・。
このお店、きっとこのあたり一帯で一番チープなレストランなんでしょう・・。
なんてことを考えながら料理を待っていると、キッチンの奥からものすごい剣幕で怒る女の人の声が・・・。
何かを投げつける音さえします。
ネパール語なので何を怒っているのかわかりませんが、他のお客さんによれば、嫁姑の大げんか、だそう・・・。あまりにもすごい剣幕なので、他の男性従業員(家族?)がドアをピシャリと閉めました(笑)まるでテレビドラマのような喧嘩でした。
それはそうと、ポカラの繁華街から外れたこのエリアは、安いバックパッカー宿がたくさんあるようで、西欧人の若者の姿が多く、のんびりした雰囲気でお店もセンスの良いカフェなどが並んでいました。
この雰囲気の良いカフェはほとんどのお客さんが、西欧人。本格的なコーヒーが飲めて、湖を眺めるテラス席があり、ワイファイ完備、コンセントもいたるところにあるという西欧人旅行者ウケする要素が兼ね備えられていました。
どこの国もそうだけど、必ず1箇所はこういうカフェがあります。ちょっと高めなのにもかかわらずどこの国も大繁盛。
午後は、宿の近くでトレッキングの疲れを取るために飛び込みでアユールベーダのマッサージをダディと並んで受け、娘はその間にペディキュアをしてもらうことに。
最初は、待合室にいたイギリス人のおばちゃんがお話ししてくれていたのですが、その後、ペディキュアが意外に早く終わり、おばちゃんも帰ったようで、すすり泣く音が・・・。しばらくして、トリートメントが終わり外に出ると、別の西欧人の女性が待合室にいて、娘に話しかけてくれていました。
見知らぬ場所で一人はちょっと寂しかったよね、ごめん。でもマッサージのおかげでスッキリ!
夜ご飯は近くの日本食屋さんで。広い店内にはお客さんがわが家のみという寂しい状況。やはり地震で観光客が減ってるのかなぁ。
***ネパールの子連れ旅情報***
LWANG・ネパール
街の子連れに優しい度 ★★
何もありません。あるものは自然と村の人の優しい笑顔。
LWANGの宿泊先:
ホームステイ。数ヶ月ほど前から開始したプログラム。月に10組受け入れをしているらしい。宿の子連れに優しい度 ★
快適さは全くありません。この不便さを楽しめる人向け。
食事はまきをくべて火を起こして、外の畑で採れた野菜を収穫して作ってくれます。
朝昼夜の3食ほぼ同じですが、シンプルで美味しい。
赤ちゃん用品の充実度(手に入れやすさ):ゼロ
事前の入念な準備が必要です。
事前の入念な準備が必要です。
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