2016年5月6日金曜日

【子連れでネパールの旅】週末は土曜日だけ、週休1日のカトマンズに滞在。

昨日よりはマシなもののやっぱり時差ボケのせいか、それに風邪を引いているのも手伝ってなのか、まだ何だか体調がイマイチ。

カゼ薬を飲みつつ、朝は友人宅で食べて、明日のポカラ行きの飛行機のチケットを買いに歩いて、近所のトラベルエージェントへ。カトマンズは週休1日土曜日のみが休みなので、日曜日の街の中は、すべて平常通りなのです。
ネパールで何か用事を済ませる場合は、土曜日ではなく日曜日に…・

無事ポカラ行きの明日の午前中11時40分のYeti航空の飛行機チケットを購入。大人一人126$のところ10%引きで114$に。子どもは91$でした。次いでに明日の空港までの送迎もお願いし、ポカラ行きは準備万端。
今度はタクシーで通称モンキーテンプル、スワヤンブナートへ。
友人に連れられて歩いてるだけなので、未だにカトマンズの地理が全く把握できていない…。



タクシーで小高い丘を登ってスワンヤンブナーとへ到着し、急な階段を登って境内へ入っていくと、ちょうど何かのプロモーションビデオ(?)の撮影中で、鮮やかな衣装をまとった女の子たちが、だるそーに踊っていました。

面白いとしばらく観察していると、一番偉そうにしている小肥りの撮影監督が、そのやる気なさそうに踊る女の子たちに、
自ら踊ってダンスの指示を出すのが、また可笑しく。

かなりローテクな感じの撮影で、カメラの真隣でシャボン玉をストローで一生懸命吹くアシスタントがいたり、見ているだけでかなり面白かったです。その隣でサルたちが毛づくろいしてたりして、のどかな感じでした。

肝心のモンキーテンプルはやはり地震でダメージを受けた場所がかなりたくさんありました。
修復には時間がかかると思いますが、次回訪れる機会があるのなら、元の姿を見てみたいと思いました。


それにしてもカトマンズの大気汚染はかなりひどい。小高い丘に建つこのモンキーテンプルからの眺めはものすごく良いはずだけど、空気が汚すぎて何も見えない。。。。

猿たちが戯れる姿を見たりしてたらあっという間に、お昼の時間を過ぎていたので、ランチを食べにまたカトマンズ中心部へ。ランチはピザ屋さん。
その後、午前中に連絡を取っていた、カトマンズの中心地からは少し離れた場所にある、チベット難民の子どもたちが生活する孤児院へ、ロンドンから持ってきた英語の本やゲーム、娘のお古を持ったバッグを届けに。

数年前にラオスを旅した時に、本の寄付を募っているボランティア団体があって、いつかまたいわゆる後進国を訪れる時は、どうせ行くなら本を寄付したいと思っていました。
そこで、ネパール行きの直前に周囲の人に声をかけたら、本も20冊くらい集まったので、寄付先をネットで検索していたら、きとんと運営がされていそうな日本人が運営スタッフにいる場所を見つけたので、そこへ急遽連絡を取ったのでした。
中には、寄付金を個人の肥やしにしているところなどもあると聞いていたので、きちんと運営がされている場所に持って行きたかったのです。英語の団体もたくさんありましたが、情報量が多すぎて、いまいちどこがいいのか絞れず。。という中で見つけた孤児院でした。

実際に現地の方と連絡がとれたのは、昨日のことだったので、こちらはただ持ってきた本を渡せればいいとの希望を伝え、カトマンズの学校はちょうど試験の際中だということで、この日の午後5時以降にいらしてくださいとのこと、またタクシーに乗り、言われた場所へ向かったのでした。

カトマンズには住所という住所が存在せず、口頭で場所を説明するしかありません。タクシーに乗ったら、運転手から孤児院の人に電話をさせれば連れて行ってくれますという説明だったのですが、とりあえずこのエリアですと言われた場所までタクシーで行って降りてから、施設の人に電話したところ、その場所から歩くと30分かかるとのこと。今度はタクシーに乗る時に、施設の人と電話で話してもらうと、どのように道を説明したのか・・・・
かなりの距離をタクシーで走って、どうにか建物の前で手を振るスタッフの方に会えました。


17人の子どもが暮らす施設は、カトマンズの街中とは違い、山を背景にのどかな風景が広がる落ち着いた場所にありました。ちょうどお経を唱える時間だということで、子供たちと触れ合う時間は持てませんでしたが、ロンドンから運んできた荷物を渡し、ネパール在住15年というスタッフの女性と少し話し、待たせておいたタクシーで、戻ることにしました。
チベットの文化を継承するために毎朝30分、毎夕に1時間半のお経を全員で唱えているそうです。こういう地道な努力、そしてそれを献身的にサポートする日本人の女性。
日頃、小さなことにこだわっていることが恥ずかしくなります。

帰りのタクシーをまた呼ぶのは大変だろうと、門の外にタクシーを待たせていたので、乗る前に念のため「いくら?」と聞いたところ、このドライバー、1000ルピーと法外な値段をふっかけてきた。「高いよ!!」とびっくりしてたところ、このスタッフのかたが、流暢なネパール語で見事に交渉をしてくれて、往復で400ルピーに・・・。

一旦友人宅に戻り、今度は夕食を食べに日本食レストランへ。カトマンズは週休1日で休日は土曜しか休みがないとのこと。友人たちは西欧時間で働いているので週休2日ですが、日曜日のカトマンズは平常通り機能しているので、週末の賑やかさはありません。
毎日日の出とともに起きて仕事をし日の入りとともに就寝するスタイルだと、長時間労働もなく、週休1日でちょうどいいのかもしれません。ある意味健康で自然環境に優しい生活を送っているのかもしれません。

日本食レストランも、夜7時くらいに行ったら広い店内に西欧人のグループが一組いるだけで、
地震の影響で観光客が減っているせいもあると思うけど、なんとも寂しい感じ。

娘は友人に借りたヘッドライトがかなり気に入ったようで、アクセサリーのようにずっとつけたままご飯を食べてました・・・。
カトマンズの夜は8時にはもう真っ暗。家の明かりすらもない本当に真っ暗な夜道を娘のヘッドライトと懐中電灯の明かりを頼りに家路につきました。

それにしても、せっかくネパールに来たのに、モモとかまだ一口も食べておらず。。。さすがは食に保守的なイギリス人たち。任期中は、毎日せっせと外国人向けスーパーで高い食材買って食べてるんだろうか。まぁ彼らは駐在できてるわけだから、外国人向けスーパーで買っても高くもなんでもないんだろうけど。

よく、西欧人が後進国で便利になって良かれと思って色々作っても、実際にはちゃんと機能してなかったりとかっていう話はよく聞くけど、それってちょっと腑に落ちる部分もありました。
個人を重んじる西欧人的思考で行くと、自分の目線でしか物事見てないというか、現地の人の実際のニーズに沿って考えてないというか。もともとの宗教道徳の違いもあるのでしょうが。。。何か色々考えてしまった。

まぁいい。明日ポカラでネパール料理を食べよう。



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