現在3歳半の娘にとっては、昨年のロシア横断シベリア鉄道の旅に続き、2回目の子連れ長期旅行となる今回の東南アジア。
そして、ママにとっては、今まで足を踏み入れたことのなかった未開の地…。
その東南アジア周遊の旅を目前にひかえて、日本滞在中に感じること…
それは、これまで子連れで訪れた国の中で、
日本は、残念ながら
「子連れに厳しい国」だな...と感じることです。
例えば、
電車の中で眠ってしまった子どもを抱っこしさらに荷物を持っていても、誰も席を譲ってくれない…。しかも目の前に立ってるのに寝たふり。
バギーを持ち上げて階段を上るお母さんの姿に無関心…。
なんて寂しい出来ごとが日常茶飯事の日本。
これまで子連れで旅して来た国々はでは、何百倍、いや何万倍も子どもとその親に対しての温かさと優しさがあふれていました。
それが、一目見て外国人の旅行者だとしても、周囲のその温かいまなざしは変わりません。
ニコリともせず無愛想な国民性の旧ソビエトの国々では、気がついたら誰でも無言(しかも無表情)で「ささっ」と立って席を譲ってくれたし、陽気なノリの国では、お菓子をくれたり抱っこしてくれたり。
「可愛い赤ちゃんねー」とか「今何ヶ月なの?」とか見知らぬ人がどんどん声をかけてきます。
どんな国でも言葉は分からずとも、困っていてもいなくても、子どもがいることで何かしら声をかけてくれたり気にかけてくれたりします。
いつもそういうところから、子どもがいるということだけで大人だけの旅とは違った新しい経験や出会いが生まれてきました。
日本では、残念ながら、子どもを連れた旅行(特に海外旅行)には否定的な意見を持つ人が大半。
特に、飛行機や電車といった、大勢の人が密室の中で過ごす移動の場所に対する周囲の目が厳しいと感じます。
娘が産まれる前から色んな国を旅してきましたが、小さな子どもがいる旅行者の中心はいつも欧米人です。まだ乳飲み子の赤ちゃんを連れてバックパック旅行をしている欧米人のカップルをたくさん見かけます。
使えない英語を学ぶよりは、自分の意志や意見をしっかり持つこと、そして自分の言葉で自分の考えを伝えられること、その土地の文化を理解し対人折衝能力を身につける方がよっぽど大事です。
今後ますます国と言う単位を超えてボーダレスな社会になっていく中、異文化の中でも生き抜いていける「スキル」を身につけることが重要となってくるでしょう。
そのスキルを自然と養えるのが「子連れ旅行」なのです。
なんて大層なことを書きましたが、共通言語としての英語は、やはり話せるに越したことはありません。
世界中には英語を話せる人がいっぱいいて、旅をする上で「英語」が話せれば、困ることはありません。
と言うわけで、このブログでは、我が家の子連れ旅の記録と子連れ旅行での各国情報などについて綴っていければいいなぁと思っています。
初めまして. 夏にギリシャに行く予定で,色々検索していたらたどり着きました. 同じくロンドン在住で,もうすぐ5歳の双子がいます.
返信削除学校が始まってホリデースケジュールに縛られるようになったので,旅行記非常に参考になります. さらに,このポストに心から共感しすぎて(日本社会の子連れに対する厳しさ,盲目な英語早期教育,子連れ旅のメリットなど),ついついコメントしてしまいました.
これからもちょくちょく訪問させていただきます!
Yuriさん初めまして!コメントありがとうございます。初コメントいただけて嬉しいです:> ギリシャは、特に子ども用の設備が整ってはいるわけではありませんでしたが、みんな子どもに優しく親切でした。夏なら子連れバカンス客も多く、ビーチやプールなどでお友達ができるかも?!
返信削除最近ブログ更新が滞っているのですが、これを励みにまたポストします!
子供もこの年になれば,特に設備はなくても人がフレンドリーなら十分ですよね. ギリシャは想像しただけで子供にやさしそう. 楽しみです.
返信削除実は10月にインドに行こうかとも話しているので,イースターホリデーのご報告も(早いですが)期待しています!
今回のインドはデリー周辺だけになりそうですが、またブログに旅の様子をアップしますね!:)
削除はじめまして!今年の夏に3歳の子供と2人でロシア/シベリアの旅をしたいと考えています。ロシア語は簡単な単語を知っているだけで不安だらけで半ば諦めていましたが、このブログを見つけて勇気が湧いてきました!
返信削除返信がすっかり遅れてすみません。コメントありがとうございます!ロシア旅行、いいですね〜。羨ましいです。シベリア鉄道はまた是非乗りたい路線です。
削除旅の間のロシア語は、スパシーバ(ありがとう)とハラショー(良い?)、アジン(数字の1)、この3単語と、あとは筆談、身振り手振りで乗り切りました。宿泊施設は大体英語が通じたので何とかなってましたが、キリル文字は解読できると助かるかもしれません。
ロシア人は、無愛想に見えますが実は子供好きです。きっと楽しい旅行になると思います。
ロシアの旅は、結局ブログに書ききれてませんが(汗)、今でも思い出に残る旅の一つです。都合が合えば、バイカル湖のあたりにある単線マタンヤ沿線の村に滞在してみて下さい。また訪れたい場所の一つです!