ネパール・インド行きを目前に控えそろそろビザの準備もしなきゃ。
家族3人分、しかもビザ代の高いイギリス人もいてビザ代だけでも結構な出費・・・
と思っていたところに朗報が舞い込んできた?!
なんと日本人に限ってはこの3月1日からは空港で事前の申請なしにアライバルビザが取れるようになったとのこと。
これで兼ねてから懸念していたインド・デリー空港での乗り継ぎ時の荷物はどうなる?
からちょっと解放された気分。
もし乗り継ぎの手続きがうまくいかなければ空港でアライバルビザを取得して一旦入国、荷物を預け換えて再度出国すればいい。
と喜んでいたら、『じゃあボクのは、どうなるの?』
『一人だけイギリスに送り返されてしまうかもしれない・・・・』
と、ダディ。
子連れの旅だからこそできる素晴らしい経験を。 わが家の旅の記録と子連れ海外旅行のテクニックから各国の旅情報まで、イギリス・ロンドンから発信中。現在子連れで57カ国。
2016年3月17日木曜日
2016年3月9日水曜日
ロンドンに住むメリット・デメリットとは?ロンドンのダイバーシティ2
大抵の人は、色んな人を国という色眼鏡を通して見てると思うんです。
ほとんどの人は建前上「差別はよくない」と言います。
でも、国によって優劣をつけ、人に対しても同じような目で見ている人も少なからずいて、何かしら無意識のうちにそういう意識を植えつけられて成長しているのではないか?と私は思います。
例えば、「ああ、あの人は⚪️⚪️人だからねぇ(だからしょうがないよ…)」的な会話はロンドンでも日常茶飯事。
ちょっと年配の人たちだと、口には出しませんが、会話の端々に白人>アジア人の図式が見え隠れしています。
これまでの戦争や植民地支配の歴史を考えたら、まぁそれはしょうがないのかなと思いますが、白人はやっぱり、自分たちは一番だと思っている節があるし、日本人の中には、まだまだ東南アジアより北米に憧れを抱いている人もいるし。
日本って素晴らしい!というのは同じ日本で生まれ育った者として、その素晴らしさは十分にわかりますが、日本「人」って素晴らしいというと、ちょっと違うような気がします。その人個々人が素晴らしいのであって、日本人だから、というわけではないように思います。
でも、今の若い世代は変わるだろうなぁ、いやすでに変わってきていると思います。
なんと言っても、若者の文化はネットやSNSですでに国を超えた情報が入り、色んなことがボーダレスになってるし、格安航空会社ができたおかげで、ヨーロッパの若者は、国内を旅行するかのように海外に出かけていきます。
特にロンドンで成長していたら、同じクラスに10ケ国以上の異なる出身の子どもがいるという状況の中で、国というフィルターを通して人を見る感覚は確実に薄れていくことでしょう。
娘の通う小学校は、ロンドンの中でもダイバースな地域にあるので、同じクラスにいわゆる白人の子は、たったの二人だけです。しかも両方の子とも純粋なイギリス人ではありません。日本のバックグラウンドを持つ娘は、学校ではたった一人。
幼いうちからこのような環境にいれば、もちろん世界に対する考えかたも違うだろうし、人に対しても「⚪️⚪️ちゃんは何人」という見方をすることもないでしょう。
将来、世界はどんなことになってるのでしょうか?
ロンドンに住むメリットとしては、この多様化を体感できる数少ない都市だということ。ロンドンはもはやイギリスではないといっても過言ではありません。
ロンドンという多民族で形成される一つの国のようなもの。その中から生まれるユニークな新しい文化が面白い。
デメリットは、家賃がべらぼうに高い、競争も激しいし生活していくにはかなり大変な都市だということ。
自分自身を日本人としてというよりは、一人の移民者として捉えなければ、ロンドンでやっていくことは精神的にかなり大変だと思います。
まぁでもそれをも超越する魅力がある街、それがロンドン、なのかもしれません。
2016年3月2日水曜日
ロンドンに住むメリット・デメリットとは?ロンドンのダイバーシティ
何だかんだこのウン十年で50数カ国、子連れで約40カ国旅して来たママですが、日本に帰るたびにいつも感じているあること…。
この10数年でグローバリゼーションの波が世界に押し寄せ、「ヒト」「モノ」「コト」など、国という枠組みを超えての移動が活発になって世界は確実にせまくなりました。
思い返してみれば(ママにとってみれば!)、携帯なんてここ最近の話だし、インターネットで世界中の情報が瞬時に得られるようになったのなんて、つい先日の話(のような気がする・笑)。
昔、職場の上司が、「携帯電話は、世界中で使えるようになるまで持たない!」と、デジタル化にささやかな抵抗をしていたのは、ほんの10年前程の話。
今や携帯電話を1台持っていれば、世界中ほとんどの国で通話が可能です。
当時の上司もさすがに携帯電話を持っていることでしょうね。(いまだにガラケーかもしれないけど。)
ちなみに、数年前になりますが、モンゴルの人っ子一人見当たらない大草原に暮らす遊牧民の家族ですらも「携帯電話」を持ってました。
また、いまだに昭和初期のような街の様相のミャンマーの街ですら、みんな携帯電話片手に写真を撮ってました。
さらにいうと、空空運賃が電車並み、下手したら長距離バスより安い格安航空ができたことで、都市間の移動が気軽にできるようになりました。
ロンドン・パリ間なんて、パスポートこそ必要だけど、まるで東京から大阪に新幹線で出かけるようなお気楽さ。
ライアンエアーやイージージェットに乗れば、ロンドン・ヨーロッパの大都市なんて往復数千円で行けてしまうことも。
こうやって「ヒト」・「モノ」・「コト」で世界中が繋がることによって、世界はかなーり狭く、国という枠組みとその存在は毎日の生活の中で薄くなり、加速度的にボーダレスな社会となってきた・・・・
ただこの「グローバ一ル化」ということばを考えた時に、自分の住んでいるロンドンと、かつて自分が住んでいた東京では、どうもこの『グローバル化』に対する温度差、感覚にまだまだ開きがあるような気がしてならないのです。
ニューヨークを代表するアメリカなど、もともと移民によってできた国を別に考えると、ママが現在生活しているロンドンは、おそらく世界中で、最も多文化化が進んでいる都市なのではないかと思います。
例えば、ロンドンの中でもダイバースなエリアだと言われている娘の通う小学校の校庭では、現在40言語が話されており、3〜4言語難なく理解する子どもがたくさんいるらしいんです。
先日6歳の誕生日を迎えた娘のバースデーパーティに集まってくれたお友達も、純粋のイギリス人は一人だけ・・・。
日本をルーツに持つお友達も来てくれましたが、親の国籍を聞くと、まさに世界中から。
イギリスと日本のミックスの子だけでなく、アメリカ、ドイツ、パレスティナ、ナイジェリア、トリニダード・・・
中には親自体がすでに2〜3国のルーツを持っていたりすることも多く、例えば、パキスタンとイギリスの親を持つ母親とトリニダード人の父親のお友達とか、イギリス人と中国人の親を持つ母親とイギリス人の父親のお友達など。
そういう子どもたちは、おそらく生まれ育つ国、イギリスで「ブリティッシュ」と呼ばれて成長していくのですが、もはやどこの国がバックグラウンドにあるのか、見た目だけでは判断できない子どもたちがたくさんいます。
もはやルーツでいうと、どこの国の人なのか?という文脈で話すことは不可能。
特にロンドンは、イギリスの中でもかなり特殊だと思います。
2011年、10年に1度行われるイギリスの国勢調査によると、ロンドンに住む白人イギリス人の割合は50%を割っています。
それから5年経つ今現在、アラブや北アフリカの難民問題などもあり、その比率はもっと下がっているのではないでしょうか?
ロンドンの人口のうち、インド、パキスタン、バングラデシュ、中国、日本を含む他のアジア諸国、アフリカ、カリビアン系、アラブ系、ヨーロッパ系・・・
もはやロンドンは、他民族で構成される一つの国といってもいいほど。
観光で訪れるヒトの多くは、お店で働くヒトのほとんどが外国人なので、イギリスというイメージでロンドンを訪れると、きっとびっくりするのではないでしょうか。
でも、これがロンドンの日常なんです。
と、長くなったので、続きは次回に・・・
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この10数年でグローバリゼーションの波が世界に押し寄せ、「ヒト」「モノ」「コト」など、国という枠組みを超えての移動が活発になって世界は確実にせまくなりました。
思い返してみれば(ママにとってみれば!)、携帯なんてここ最近の話だし、インターネットで世界中の情報が瞬時に得られるようになったのなんて、つい先日の話(のような気がする・笑)。
昔、職場の上司が、「携帯電話は、世界中で使えるようになるまで持たない!」と、デジタル化にささやかな抵抗をしていたのは、ほんの10年前程の話。
今や携帯電話を1台持っていれば、世界中ほとんどの国で通話が可能です。
当時の上司もさすがに携帯電話を持っていることでしょうね。(いまだにガラケーかもしれないけど。)
ちなみに、数年前になりますが、モンゴルの人っ子一人見当たらない大草原に暮らす遊牧民の家族ですらも「携帯電話」を持ってました。
また、いまだに昭和初期のような街の様相のミャンマーの街ですら、みんな携帯電話片手に写真を撮ってました。
さらにいうと、空空運賃が電車並み、下手したら長距離バスより安い格安航空ができたことで、都市間の移動が気軽にできるようになりました。
ロンドン・パリ間なんて、パスポートこそ必要だけど、まるで東京から大阪に新幹線で出かけるようなお気楽さ。
ライアンエアーやイージージェットに乗れば、ロンドン・ヨーロッパの大都市なんて往復数千円で行けてしまうことも。
こうやって「ヒト」・「モノ」・「コト」で世界中が繋がることによって、世界はかなーり狭く、国という枠組みとその存在は毎日の生活の中で薄くなり、加速度的にボーダレスな社会となってきた・・・・
ただこの「グローバ一ル化」ということばを考えた時に、自分の住んでいるロンドンと、かつて自分が住んでいた東京では、どうもこの『グローバル化』に対する温度差、感覚にまだまだ開きがあるような気がしてならないのです。
ニューヨークを代表するアメリカなど、もともと移民によってできた国を別に考えると、ママが現在生活しているロンドンは、おそらく世界中で、最も多文化化が進んでいる都市なのではないかと思います。
例えば、ロンドンの中でもダイバースなエリアだと言われている娘の通う小学校の校庭では、現在40言語が話されており、3〜4言語難なく理解する子どもがたくさんいるらしいんです。
先日6歳の誕生日を迎えた娘のバースデーパーティに集まってくれたお友達も、純粋のイギリス人は一人だけ・・・。
日本をルーツに持つお友達も来てくれましたが、親の国籍を聞くと、まさに世界中から。
イギリスと日本のミックスの子だけでなく、アメリカ、ドイツ、パレスティナ、ナイジェリア、トリニダード・・・
中には親自体がすでに2〜3国のルーツを持っていたりすることも多く、例えば、パキスタンとイギリスの親を持つ母親とトリニダード人の父親のお友達とか、イギリス人と中国人の親を持つ母親とイギリス人の父親のお友達など。
そういう子どもたちは、おそらく生まれ育つ国、イギリスで「ブリティッシュ」と呼ばれて成長していくのですが、もはやどこの国がバックグラウンドにあるのか、見た目だけでは判断できない子どもたちがたくさんいます。
もはやルーツでいうと、どこの国の人なのか?という文脈で話すことは不可能。
特にロンドンは、イギリスの中でもかなり特殊だと思います。
2011年、10年に1度行われるイギリスの国勢調査によると、ロンドンに住む白人イギリス人の割合は50%を割っています。
それから5年経つ今現在、アラブや北アフリカの難民問題などもあり、その比率はもっと下がっているのではないでしょうか?
ロンドンの人口のうち、インド、パキスタン、バングラデシュ、中国、日本を含む他のアジア諸国、アフリカ、カリビアン系、アラブ系、ヨーロッパ系・・・
もはやロンドンは、他民族で構成される一つの国といってもいいほど。
観光で訪れるヒトの多くは、お店で働くヒトのほとんどが外国人なので、イギリスというイメージでロンドンを訪れると、きっとびっくりするのではないでしょうか。
でも、これがロンドンの日常なんです。
と、長くなったので、続きは次回に・・・
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