2012年6月1日金曜日

【子連れでロシア】親子で乗り鉄、世界最長路線「シベリア鉄道」に挑戦!

何年か前、東ヨーロッパを電車で旅してから「電車の旅」にハマり、自称「乗り鉄」なママが、いつか乗ってみたいなと思っていたのが「シベリア鉄道」。

シベリア鉄道といえば、ロシアを東西につなぐ、乗り鉄憧れの世界最長路線。
正確には、モスクワ=ウラジオストック間を指しますが、広大なロシアを走り抜ける路線としては、この3ルートがあります。

1)モスクワ=ウラジオストック
2)モスクワ=モンゴルを経由して北京
3)モスクワ=中国東北部のハルピンを経由して北京

シベリア鉄道は、途中下車なしの乗りっぱなしでも1週間かかり、その寝台列車内での毎日の生活、ロシア人とのエピソード、それから車窓から見える広大なシベリアの風景など、シベリア鉄道を経験した人の「乗り鉄旅行記」を読むと、わくわくしてきます。

そして、なんと!
ついにその夢を叶える時が!

この憧れのシベリア鉄道で、2歳半の娘を連れてイギリスから日本まで帰ってみようということに!

この計画画持ち上がったのは、ちょうど春頃。夏休みの時期の1ヶ月を使って憧れのシベリア鉄道の旅、「シベ鉄親子乗り鉄の旅」を計画することになりました。



大人だけの旅行ならまだしも、今回は2歳児を連れてのシベリア鉄道乗車の旅です。
ただでさえ『シベリア鉄道』に関する情報が少ないのに、子連れで乗車、しかも小さな子どもと一緒。ネットで検索するも、子連れでシベリア鉄道乗車の最新の情報はなかなか見つからないんですよね。。。
このシベリア鉄道の旅を実現するために「子連れで乗った、親子乗り鉄」などのありとあらゆるキーワードで、深夜まで隅々まで検索しまくりました。

が、なきにしもあらず。です!
イギリスから日本へ帰る途中の路線なので何となく日本語で検索してましたが、英語で調べ始めたら情報量が違う〜!!
それでも、メジャーな観光路線と比べると、かな〜り少ないシベリア鉄道情報の中から、
ちょうど娘と似たような月齢の「2歳児を連れてシベリア鉄道に乗った」という、それも比較的最近のアメリカ人子連れ旅のブログ(around the world with a 2 year old)を発見!!!

このブログによって、「ウォッカで酔っぱらって暴力を振るう社会主義国ロシア人」の怖いイメージを持ち、今回の「シベリア鉄道の旅、しかも2歳児連れ」に尻込みするビビリのダディを説得。そう、いつも旅の計画をするのはママ。トラベルライターにも関わらず、次はどんな僻地に行くのか?とビクつきまくるダディ(笑)。

毎日、娘を寝かしつけたあと、夜な夜なリサーチを進め、一人着々と「憧れのシベ鉄乗車の準備」を進めるママ。

飛行機に乗れば1日で済むところを1週間かけて大陸横断するという、よっぽどの電車好き、または旅好きでないと、わざわざ好き好んで乗車することがないであろう「シベリア鉄道」。。。

この「シベリア鉄道の旅」の難易度が高い〜と思われているのには、時間と費用がそれなりにかかること以外にも、いくつか理由があるんじゃないでしょうか。その理由としては、、、


《その1》 ロシアの旅にはビザが必要
ロシアビザの取得規定は、政治情勢によってコロコロ変わるので、常に最新の情報を調べないといけなません。
現在のところ、ロシアビザを取るには、旅行会社の承認を得た旅のスケジュールや宿泊先の書類を提出しなければいけないということになっています。
今までよりは、このビザ取得要件は緩くなっているものの、自力でこれをやろうと思うと、色々手続きが面倒くさいのと、ロシアビザは居住国のみでしか取れないということになっているので(2012年現在)、ふらっと思いつきでロシアに入国はできないので、事前にある程度の計画と準備が必要になってきます。

《その2》 航空券の割高な感じ
ヨーロッパ国内からロシアへの航空券は、びっくりするほど格安な東欧諸国に較べると、ちょっと高いし、東の外れだから少し遠い。
モスクワとか大都市だからビジネス客路線の需要もあるだろうし、もっと安くてもいいのでは??と思うけど。
(※最近、ロンドンから格安航空イージージェットがモスクワへ飛ぶようになったので、割安な航空券も手に入るようになりました。日本からは、安い時期だとヨーロッパ国内から行くのとそんなに変わらないかもしれません。)

《その3》 旅の体験談がコワイ
最後になりますが、なんといっても、ロシアにまつわる怖い話が多すぎる(笑)。
ロシア旅行中、警察にワイロを要求されたとか、サギにあったとか。また、ロシア領域に入って7日間以内に外国人登録しなければならなのですが、またこの情報が錯綜しているのと、この滞在のレジストレーションを怠ったためにトラブルにあった話とか…ネットで検索すると、とにかくコワイ旅の体験談がたくさん出てきます(笑)。

ちなみに、生粋のロシア人ですら、『シベリア鉄道の旅?!なんて恐ろしいことを…。』とか、旧ソの国ベラルーシ出身の人には、『ロシアは貧富の差が激しくて、本当に治安が悪いから、シベリアとか、マジ気をつけた方がいい。』と真顔でいわれたり。 行く前にも後にも、色んな人から脅され続けています(笑)。

それもこれも、ロシアの旅情報(特にシベリアとか極東地域)自体が、とても少ないことが問題なんですよね。 まぁ、探せば情報はあるといっちゃあるけど、やっぱりビザのこともあって気軽にひょいと訪れることができる国でもない。
なんで、ロシアの旅情報も極端に少ないという「悪循環」なんでしょうね。

というわけで、「子連れでシベリア鉄道乗車」を考えている人たちのためにも、今回の旅の記録をできるだけ綴っていきたいと思います。


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