飾りがちょっと寂しいけど、、、、今年は鏡餅を作りました。 |
年が明けて2015年になりました。
昨日大晦日は、ママは朝からおせち料理の材料買い出し、ダディと娘は幼稚園時代のお友達のお家のニューイヤーパーティへ。
CMプロデューサーとエディターカップルのお宅のこのパーティーがすごい。
大晦日31日の午後12時から年が明ける0時までの12時間ぶっ通しのパーティなんだそうです。とはいえ、昼間は子供たち、夕方過ぎから大人のパーティに移行するようですが…。
そんな楽しそうなパーティーを横目に、ママは一人でお家の台所でおせちに入れる人参の飾り切りに励んでいました。
イギリスではクリスマスが年内のビックイベントで、みんなここで精神・体力的に力を使い果たしており、ニューイヤーは深夜0時、年が明けるその瞬間が重要なだけで、日本のように「新年=新しい年の始まり」に対する思い入れがほとんど感じられません。
でも半分日本人の娘には、ロンドンでも新年のこの伝統を味わってほしい…。
というママの勝手な思いから、今年もおせち料理と新年のお祝いの日本酒を夜遅くまで頑張って準備しました。
ロンドンで作るおせち
海外でおせち料理を作るのは材料が揃わないのでは?
と思う方もいらっしゃるでしょうが、ロンドンはヨーロッパ内でも一番日本人が多い都市。ラクをしようと思えば、お値段は多少高いですが、おせち料理の販売をしている食料品店や和食レストランもあれば、お魚屋さんまであります。
ロンドンはマルチナショナルな都市で、いろんな国の食材が簡単に手に入るので、おせち料理を自分で手作りしようと思えば結構色んなものが作れます。
ロンドンで揃うおせちの材料
実際、今年のおせち料理のほとんどは、うちの近所にあるマーケットのお魚屋さんや八百屋さん、そして中国系食料品店で代替品が揃いました。
最近の中国スーパーでは、日本のものを始め、韓国やタイの食料品も取り扱っているので、とても便利です。
以下、中国系食料品店で購入可能なもの
・れんこん
・里芋
・たけのこ(細長いけど)
・豆腐(木綿で美味しい!)
・昆布
・乾燥アンチョビー(田つくり用に)
・もち米(タイ米)
インド系、ジャマイカアフリカ系のマーケットでは
・大根
・長芋
が買えます。ちなみにオクラも売ってるよ!
伊達巻用のハンペン、煮物用のコンニャク、カマボコ、日本酒はピカデリーサーカスの日本スーパーで買いました。あと、年越し蕎麦のおソバも。
イギリスで買える日本食材が増えている
ちなみにこの10年の間に、イギリスブランドの日本食品も色々販売されるようになりました。日本の最高級品の質や味には及びませんが、必要な調味料や乾物などが安価で手軽に手に入るようになったので、ロンドン在住でも気軽に和食を作れるようになりました。
輸入の規制基準が厳しいヨーロッパでは、震災以降鰹節の値段が高騰し、たっぷりと気軽に使うことができない食材となっていましたが、今年2015年、フランスに鰹節の工場ができるとの朗報!
ヨーロッパで日本食の普及が進んでいることを受けて、鹿児島県枕崎市の枕崎水産加工業協同組合などが出資した会社がフランス西部ブルターニュ地方の港町コンカルノーに鰹節の工場を建設するそうです。
近いうちにフランス産の高品質な鰹節がロンドンでも手に入ることでしょう…。
手に入らなかったのは、なくてもなんとかなるけど、新鮮な水菜、三つ葉、ゴボウでした。来年は自家栽培に挑戦か?!
わがやの今年のおせち
これが今年のわが家のおせちとお雑煮です。
日本の本場おせちに較べると見劣りするけど、ロンドンでお正月気分を味わうには大満足〜。
それから、年越しソバ。
わが家は、けんちんそばにしましたが、カモを入れてる友人も多かったかな。
来年はウチも鴨南蛮にするぞ〜!
娘を寝かしつけたのち、日本から持って帰ってきた 漆塗りの3段重にお正月料理をせっせと詰めていきます。
なんだかんだで、なんとか年が変わる前にはおせち作りが無事終了。
ふぅ〜っ…と一息ついていたら、近所から花火の音が聞こえ始めます。時計を見たら0時間20分前。もうこんな時間!と、家の玄関を出て前の通路に出ると、毎年テムズ河沿いで開かれるニューイヤーの花火が始まりました。
ビルの9階にあるわが家はとても見晴らしが良く、実は花火を見る絶好の場所なんです。
同じく外に出ていたご近所さんもビールグラスを片手にやってきて、花火をみんなで鑑賞することにしました。
我が家と反対側の通路には、ポルトガル人一家が友人を呼んでニューイヤーパーティをしているようで、子供から大人までものすごい数の人がドアから出てきました。
時計の針が0時を回ると、年明けとともにご近所さん同士で「ハッピーニューイヤー!!」のごあいさつです。車もクラクションを鳴らして走っていき、路上を歩いている人は、大声で「ハッピィ〜ニューイヤ〜〜」と叫んでいます。
ロンドンに住む全ての人が新年を迎え、知らない人同士でもお互いにハッピーニューイヤーと言葉をかけあう心が温かくなる瞬間です。
つくづく、今年は「世界中が穏やかで平和でありますように」と願います。
その後、花火が終わるのを見届けてから家の中に入り、すっかり冷え切った体を温めるためにハーブティーを飲み、しばらくしてベッドに入りました。
ちなみに、年越し蕎麦を食べながら「どこへ行ってみたいか」と娘に聞いてみました。
そうしたら、どこで聞いてきたのか娘は「スコットランド」に行きたいんだそうです。
しかも、飛行機は嫌で、電車がいいと。正真正銘のてつ子ジュニア、寝台列車で行きたいんだそうです…。
寝台列車でスコットランドもいいかも…と、新年から電車の検索をしたママでした。
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